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食と絡めて地酒普及 群馬急送 清水さん

【7月9日 上毛新聞より】

元県職員で群馬急送(前橋市中内町)の清水大輔専務が、「群馬SAKE TSUGU(サケツグ)」と冠した活動で本県の地酒の普及に力を入れている。市内飲食店の日本酒をプロデュースしたほか、今後は大学生が地酒の消費拡大を考えるゼミのコーディネーターも務める。
 清水さんは約10年前に県職員として地酒の振興に携わり、日本酒の奥深さや蔵元の思いに感銘を受けた。今年3月に県庁を退職して家業の運送業を手伝いながら、地酒の普及活動をしている。
 6月からJR前橋駅のイタリア料理店「ピッツェリア ペスカ前橋駅店」で、清水さんが選んだ地酒6種類の販売が始まった。起業家を発掘、育成する「群馬イノベーションスクール」(GIS)で、ペスカを経営する宮崎雄一さんと知り合ったのがきっかけだった。


 ペスカで販売する地酒は、清水さんが知り合いの蔵元に声を掛けて集めた約20種類の中から料理との相性などを基準に選んだ。フルーティーなものから、昔ながらのしっかりした味わいまで幅広くそろう。
 今夏には、高崎商科大の学生が本県の地酒の消費量を増やすビジネスプランを考えるセミナーでコーディネーターも担当する。
 清水さんは「群馬の地酒の消費量と価値を上げる取り組みをしたい」と意気込む。