はじめに

　中学の頃から様々な界隈に足を突っ込んできた筋金入りのヲタである私ですが、この度結婚することになりまして。
（私のヲタ遍歴についてはこちら）。
　せっかくお式をやるなら楽しみたいし来た人にも目一杯楽しんで貰いたい。私がヲタなのもよく分かっている旦那に「好きなようにやっていい」と言われた時に、好きなものを出来るだけ詰め込んだおもちゃ箱みたいな披露宴にしたいと思いました。
　でも会場はホテルニューオータニ。いくら親戚と長い付き合いのヲタ友達+αだけしか呼んでいないとは言え、ある程度の格式は守りたい。なのでタレントの写真付きうちわを使うとかアクスタを飾るとかそういう分かり易く“ヲタ”というものはなるべく使わず、よく見ないと分からないとか、知ってる人だけは分かる、そんな要素を思いつく限り盛り込もうと思い立った訳です。

　参列した友人たちには「そういう要素が色々入ってるから探してみて」と伝えてあったので、その答え合わせと自分用忘備録を兼ねて、こだわった点について解説していきたいと思います。

長いよ。

～BGM編～

　基本的にはあまり分からないようにというスタンスの中で、分かりやすくヲタ的なものが物がいくつかあるんですが、その筆頭がBGMでしたｗ
　まぁ披露宴で使われた曲なんてみんなあんまり覚えていないって言うし、好きにやってもいいっしょという事で、歓談のBGM以外これでもかって言うくらいヲタ曲三昧にしてやりました。幸いプランナーさんもジャニヲタだったため、ノリノリで賛同してくれたという。
　ちなみに私と旦那共にクラシックをよく聞くのですが、歓談の時に使ったチャイコンは2人が共通して好きな曲の一つだったりします。

迎賓曲

・「Believe Your Smile」　V6

　一発目はこの曲。実はプロポーズの時に“笑顔”に関する言葉を言われたので、この曲に限らず笑顔に関する曲をたくさんチョイスしてみました。爽やかな曲調といい、始まりにふさわしいと思える一曲。

・「グッド・コンビネーション」滝口幸広＆瀬戸康史

　テニミュ仲間の友達がたくさんいたので、何かテニミュの曲を入れたかった。でもCDがないとかけられない。「Season」とかかけたかったんですけどね、音源がないとどうしようもない。ということで、推しのベスアクからギリ披露宴にかけてもおかしくない（本当か…？）この曲をチョイス。途中テニス用語が連発されるところがあるけど、その辺は聞き流してくれることを願ってましたよね。

・「グッデイ‼」V6

　基本的には送賓は3曲で終わり、3曲終わったらOPという予定だったので、「今日という日が“良い一日”になりますように☆」という願いを込めてこの曲をここに。結果的には朝にJアラートが発動したせいで新幹線などが遅れる事態となって迎賓が長引き予備曲まで使われたので、そこは思い通りにはならなかったんですけどね。

・「Can do! Can go!」V6（予備曲）

　Jr.ヲタ全盛期だった時代からのお友達も呼んでいたので、その頃を懐かしんで欲しくて選んだ一曲。どこかに入れられたらと思ったけどいい場所がなく、かからない可能性もあったけどそれならそれでいいかなとここに置いてみた。結局かかったみたいで、該当の友達が喜んでくれたので結果OK！

入場曲

・「陳情令OP」

　奇を衒って最初は色打掛での登場にすると決めていたので和に合う曲がよく、和風っぽいヲタ曲といって思いついたのが陳情令OSTと刀ステのOSTでした。その中で色々聴き比べて、一番しっくりきたのがこれ。陳情令が大好きな母親へのサービスにもなるかなと（実際喜んでくれましたｗ）。OP曲なんで曲自体も始まるぞー感があるところも良き。
※OP曲が公式で見つからなかったので、代わりにオフィシャルトレーラーを貼ってみた。（ただしこの中にもOP曲は入ってない←）
陳情令は面白いぞ。

乾杯

・「La Vie en Rose  Japanese Ver. 」IZ*ONE

　最初「乾杯ジュテーム」しかないだろって思ったけれど、披露宴で「裸見てくれ！ 全て見てくれ！」はダメだな、と思い直し…
　曲の始まりと共に庭園が見渡せる大窓のカーテンを開けてもらうことになっていたので、ドラマチックな展開で始まるこの曲を。曲のタイトル＝“薔薇色の人生”もなんとなく場の意味に合っているかなと思うし、色打掛が赤だったのと庭園が上手く色付いてくれればこちらも赤が印象的になるかと思ったので、その辺も考えてチョイス（実際にはそこまで紅葉は進んでくれなかったけど）。
※貼ってあるのは原曲だけれど、メンバーであるひぃちゃんが和訳したJapanese Ver.の歌詞が素晴らしいのでぜひ見て欲しい。ひぃちゃん天才。

　個人的にオープニングムービー（メンデルスゾーンの結婚行進曲をアレンジしたものを購入してBGMとして使用）→陳情令OP→La Vie en Rose の流れが意外性と物語性を感じて超お気に入りでした。

ケーキ入刀

・「愛のMelody」V6

・「愛なんだ」V6

　入刀は誰でも知ってる曲の方が盛り上がるかなと思って「愛なんだ」かなと。その流れでケーキ台まで移動する時の曲も愛繋がりを意識して、愛メロをチョイス。

お色直し退場（花嫁）

・「Kan Goo」Bright

　細かい理由などない。私の中で退場といえばEDなので。EDと言ったらこれ！2gether→still 2getherという流れを考えた場合、2getherのED＝前半のラストという意味でもぴったりだなと思ってました。
※ぜひタイ語の歌は英語なり日本語なりの字幕を付けて聞いて欲しい。歌詞もとってもいいので。

お色直し退場（花婿）

・「ONE HUG」Bright

　ここくらいは旦那自身に選んでもらう予定だったんですけど、使いたかった曲のCDが見つからないということで急遽「私が一番好きな曲を」というオーダーをいただきまして。曲の流れを考えつつ一番好きな映画の一番好きなシーンで使われるという理由で「One Hug」に。
最高だよね…あのシーン！！！

再入場

・「Air」V6

　多分V6担なら10中8、9人が「らぶはずねばごんべいべ～♪」で入場したいと思うと思うんでが、私も例に漏れずそうでした。即決の1曲。ウェディングドレスを着てペンライトの海の中で聞くAirは最高でした♪

フォトラウンド

・「特別な夜は平凡な夜の次に来る」V6

・「by your side」V6

・「ヘビーローテーション」AKB48

・「Darling」V6

・「Stuck On You」MAX（予備曲）

　最初は秋口の結婚式に良い感じのV6メドレーにしようかと思ったんだけど、V6だけだとちょっとヲタ感強くなりすぎちゃうかなということで（いやすでにもう十分ヲタ感全面に出てることは分かってます…）、みんなが知ってそう且つ個人的にも思い入れがあるAKB曲＋予備曲に2gether OPで構成。

　「ヘビーローテーション」はIZ*ONEがうたコンで披露した唯一のAKB曲＆48に戻ったひぃなこがWセンターを務めた曲という意味で思い入れがあるのです。

　「Stuck On You」はなんかもう一曲くらい2geの曲を入れたくて 「That Person Must Be You」と迷ったんですけど、あの曲はMVが好きすぎてサラタイの愛を語る事以外に使ってはいけないという気持ちが私の中にあるので、OP曲の方にしてみました。

サンドセレモニー

・「Still Together」Bright＆Win

　これもどうしても使いたかった。メロウな曲調がサンドセレモニーにぴったりで、すぐに決まった1曲。

花嫁手紙

・「サクラ」（メサイアOSTより）
　歌なしの曲でここにハマる曲といったらこれしか思いつかなかった。ちなみにメサイアにはどの作品にも必ずサクラと呼ばれる人たちがサクラの掟を暗唱するシーンが出てくるのですが、そこで使われるBGMです。招待したメサキチさんたちが、この曲を聞いただけで泣いていたので、改めてメサイアの持つ力の強さを感じたよね。
※サントラ自身が舞台のグッズとしてしか売られてないものなので、曲のサンプルを貼る事ができない事をお許し下さい。

両親への花束贈呈

・「ありがとうのうた」V6

　これもこれしかないって感じでしたね。

退場

・「Ten Years Later」Win

　EDといったらこれ！第二弾。2gether The MovieのEDです。10年後も変わらず…という旨の歌詞も、Winくんの優しい歌声も、しっとりし過ぎない曲調も何もかもが私にはしっくり来ました。
※Asmik Aceさんが付けた日本語訳が秀逸なのであえてそちらのVer.を。

EDロール

・「明日の傘」V6

　私の中で初めて聞いた時から今までずっと“自分が結婚式をあげるなら使いたい曲不動の1位”であり続けたこの曲。やっとその願いが叶いました。本当に良い歌。なので全編通して聞いてもらいたかったのもあってここに。みなさんもぜひフルで聞いて。せめて歌詞読んで。

送賓曲

・「over」V6

・「The One」V6

・「UTAO-UTAO」V6

・「Honey Beat」V6（予備曲）

　送賓は結婚式というテーマではなく、来てくれたみんなに「明日からもよろしくね。人生色々あるけど一緒に頑張っていこうね。」っていう気持ちを表現したくて選曲しました。「over」はV6の最推し曲なので一発目に。
　V6本当に良い曲たくさんあるんですよ。今回を通してみんなに少しでも知って貰えたらいいな。

BGM総括

　全体的にBGMの選曲はあんまり迷わなかったですね。迎賓、フォトラウンド、送賓はどの曲を使うかに加えてどの順番で流すか少し迷いましたが、ポイントポイントの曲はすんなり決まりました。
　他にも使いたかった曲はいっぱいあるんだけど（例えば「Voyager（V6）」とかプロフムービーに使えないか最後まで迷った）、基本的には好きな曲で使いたかった曲は大体使えたかな。なので満足です☆
　会場によって違うのかもしれないけれど、少なくともニューオータニはCDを持ち込める曲しかBGMとして使えないので、人によっては使いたい曲のCDを集めるのに苦労するそうですが、全てヲタ曲にしたおかげで全て手持ちのCDで済ませられ、結果的に経費節約にもなりましたｗ