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DXギファードレックスバイスタンプにブチギレている話。

こんにちは。
溢れ出す熱き情熱。
アルティメット朱上です。



仮面ライダーリバイスの最強フォーム変身アイテム。
DXギファードレックスバイスタンプ

このアイテムに対してあまりにも我慢できないほどのクソデカ感情が止まらないので、今回は電子の海に向けて有害なボトルメールを流すような気持ちで書き殴っていきたいと思います。

※注 この記事は比較的強い誹謗中傷を含みますので
読まれる際は自己責任でお願いします。


仕様をざっくりと確認する。

今回のDXギファードレックスバイスタンプ。
劇中では6月頭から使用され、アルティメットリバイとアルティメットバイスが登場して活躍していたものの、
玩具自体の発売な6/25とかなり遅く、細かな詳細情報に不明な点が多いままでした。

しかし、6/22にやっとこさバンマニレビューが公開。

ある程度の全貌が判明したので、基本的な仕様をざっくりとまとめてみましょう。

【1】2つのスタンプの合体/分離機能。合体時はティラノサウルスの頭部を模した形状になるデザイン。

左右どちらからみてもちゃんとレックスの形になっている。分離音が鳴る。


【2】通常のバイスタンプと同じ手順で変身。(リバイ側)

押印面の形状が独自の形になっている。


【3】バイス側のスタンプも同じ手順で変身。こちらはリバイ側の音声から一部セリフを減らした変身音が発動。

メロディの長さは同じでセリフだけが減っている、短縮変身音とかではない。


【4】通常のバイスタンプと同じ手順で必殺技が発動。

音声の言い方や効果音が若干違う。

【5】リバイ側のヒンジを展開、つなげてバイス側の押印面を押し込むことでファイナルリミックス必殺技が発動。

通常バイスタンプのリミックス発動手順を発展させたようなギミック。


【6】最強フォーム玩具恒例のセリフ搭載。

ゴーストから7作連続で続く恒例のギミック。


大まかにはこんな感じ。

通常スタンプと比べて突出しているといえる固有のギミックは分離合体・ファイナルリミックス・セリフくらいで相当シンプルですが、
クリアパーツによって生まれる内部空間の奥行きを最大限利用し発光部を立体的に見せていたり、 変身音がボリューム満点でカッコよかったり、単純にサイズがかなりデカかったりと
そこそこ悪くない仕様になっているかなと。

スタンプ1個あたりのギミックだけで言えば。


ギファードレックスバイスタンプが抱える根本的な欠陥。

仮面ライダーに限らず、なりきりDX玩具というのは、往々にして「こういうふうに遊んでほしい」「こういうところを強みとして押し出したい」というコンセプトがある程度固まっているものです。

例えば聖剣ソードライバーなら
変身アイテムとしても、武器としても遊べる
から
ベルトから抜刀した後、そのまま剣でなりきり遊びをしてほしい

デモンズドライバーなら
たくさんのスタンプを読み分けてアニメーションし、それを記憶できる
から
いろいろなスタンプを試して組み合わせて遊んでほしい

というように、
おもちゃのギミックというのは、そのコンセプトによってある程度遊びの「動線」が見えてきます。

全ての玩具に多かれ少なかれこういったコンセプトは必ず存在しますし、それが根幹となってそれぞれの遊びを形作っていると言っても過言ではないでしょう。


では、ギファードレックスバイスタンプの強み、コンセプトととはなんでしょうか?


『分離して2つのバイスタンプになるギミック。』

『アルティメットリバイ/バイスへの変身の際、バイスもベルトを巻いて変身するという展開。』

本編や玩具詳細を見ればなんとなくお分かりかとはと思いますが、
おそらくギファードレックスバイスタンプのウリは

2人でアイテムを共有して遊べる

という点にあるのだと考えます。

要するに
「兄弟やお父さん、お友達と二人でリバイスドライバーを巻いて、ギファードレックスバイスタンプでいっしょにアルティメットリバイとアルティメットバイスに変身しよう!」

ということですね。


さて、このコンセプトに皆さんはついてどう思うでしょうか。

一見とても斬新で、バディもののリバイスという作品に合っているような気もします。


でもよーーーーく考えてみてください。


兄弟やお父さんと遊ぶとしてもリバイスドライバーが一家に2本あることが前提ですし

友達と遊ぶにしてもお互いがリバイスドライバーを持っている必要がある反面、ギファードレックスは2人とも持っていても片方ずつ余ってしまいます

大きなお友達は基本おもちゃを一人で遊ぶので蚊帳の外


そう、

あらゆる環境において「2人で共有して遊ぶ」ための条件が厳しすぎるのです。


もちろん、主軸をそこにおいているせいで
1人で遊べばスタンプは片方余ってしまいますし、仮にリバイスドライバーを2本買っても人間の腕は2本、腰は1つしかないので満足に楽しむことは難しいでしょう。

仮に2人で遊ぶとして、2つのスタンプの変身音を同時に鳴らしたとしても別にハモったりするわけではなく、
リバイ側のスタンプには完全な変身音が入っており、バイス側はそこから少しだけセリフを引いた変身音が流れるだけで、
それが同時に流れることでなんとなく音声が掛け合っているような雰囲気があるというだけの残念仕様。

変にひとり遊びにも配慮してしまっているせいで仕様が中途半端なことになっており、どう遊んでも納得感に欠くという破綻っぷり。  


しかもいっちょまえに2つとも光って鳴るので定価は刃王剣クロスセイバーと並ぶ5200円という強気すぎる価格に。


これ…一体誰にウケると思って作った玩具なんだ…?

というのが僕のこの玩具に対する率直な感想ですし


コンセプトから根本的に失敗していると言っても過言ではない

と思います。


お前まだ隠し球持ってるんじゃね?という話。

さて、そんな中途半端なギファードレックスバイスタンプくん。
あれこれと厳しい言葉を並べましたが、若干期待(?)している部分もありまして、

2つのスタンプがファイナルリミックスの際に結合する箇所が赤外線連動のポートになっており、さらにその周りに謎の物理スイッチも付いているというなんとも不思議な仕様。

特にバイス側(画像右)の物理スイッチは2つついているのに対し、それに対応していそうなリバイ側(画像左)の凹は1つしかないという謎の配置となっており、
ただファイナルリミックスをするだけの機構にしては明らかに無駄なものが多い気がするので、

もしかしてまだ連動する何かが隠されているのでは…?

という僅かな期待が持てる気がします。

いやわかんないですけどね、結局使われなかったリバイドライバーの拡張ソケットの可動ピンとかもあるし…。


まとめ。

クソデカ感情で色々と直情的に喋ってしまいましたが、
なんだかんだ言って僕はおもちゃの良し悪しなんて手に取るまではわからないと思っていますし、

実際今のところ買う気ではいるので、発売されたら手に取って色々と考えてみたいなぁと思っています。

リバイス本編も紆余曲折を経て独特の良さとラストに向けた盛り上がりが沸々と湧いてきているような気もしますし、
最終的に「おもちゃもなんだかんだあったけど良かったよね!」と言えたらいいなぁ…なんて
こんなにも筆圧の強い記事を書いたくせに淡い期待も抱いているのです…。


おわり。

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