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いちばん強い野菜

先日親友宅へお邪魔した。
というかしょっちゅうお邪魔している。帰省のたびに上がり込んでる。毎回嫌な顔ひとつせず迎え入れてくれる。感謝しかない。

今日は晩御飯タコパにしよう!ということになり、仕事終わりの親友の旦那さんも含め、3人で食卓を囲んだ。
各々が近況や仕事の話などしながら、好きな具材を入れてはひっくり返し、焼けたらホフホフしながら食べた。

そんな時、急に親友の旦那さんが(以下あつ森のビンタに似ているのでビンタ)「なあなあ、野菜の中で戦ったらいちばん強いのって何やと思う?」と議題を投げてくれた。

「硬いからじゃがいも(親友) 」とか、「匂いで撹乱するにんにく(私) 」とか、「毛が生えてるから人参(ビンタ) 」などそれぞれの意見が出た。
「毛が生えてるから人参」は本当に謎理由すぎて今思い出してもジワジワとくる。


「逆に最弱は豆苗」「でも生命力強いですよ」「じゃあもやしは?」「一番弱そう!」
「大根は性格よさそうじゃない?」「わかる」「周りに合わせて空気読みそう」


私たちはこういう話が一番盛り上がるのである。
野菜でひとしきり戦った後は、それぞれを野菜に例えると何にあたるかを徹底討論した。

ビンタは何の野菜かという話の時に、親友と私が声を揃えて「カブ!」と言ったのにはかなり驚いた。やっぱり何となく共通した印象というものがあるのだろうな。
最終的に ビンタはカブ、親友はセロリ、私は里芋ということになった。いや里芋。めちゃくちゃわかるけど。

母にこの一連の流れを話したが、全然わかってもらえなかった。「お母さんそういうの全然思いつかんわ〜!」と言っていた。
どうやらみんなが楽しめるものではないらしい。やはり類は友を呼ぶのだな。いや、友が類にするのかもしれない。ニワトリが先か、タマゴが先か。

野菜討論会が楽しすぎて、今でもたまに自分の中で野菜を戦わせたり、人を野菜に例えたりしている。
こういう話で一生盛り上がっていたい。


ちなみにたこ焼きと親友の作るザーサイサラダはとてもおいしかった。

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