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沼にハマって 本佐倉城(千葉県酒々井町)

千葉県にはもっと良好に残っていてくれたらと思う城が多い。
館山城、国府台城は軍の施設になり改変され
小金城趾は住宅開発がされなければ県最大の城跡であったという。

600年残ってきたものが、ここ100年で失われたと思うとぴえんである。

今回の本佐倉城は奇跡的に開発を逃れ続100名城に指定されている。
おとなり佐倉城が100名城だが決して魅力で劣ってなんかいない。

100名城は城に興味ない人でも楽しめる100選であり、
続100名城は100名城から漏れた城マニアが選ぶ100選なのだ。

M−1マニアが決勝と同じくらい、
夕方にやってる敗者復活も楽しみにしているのと同じである。


前日に関東全域で雪

千葉県なら積もってもたかが知れてるわ、平気やろ(ハナホジー
と余裕かましていたら本佐倉城は出迎え積雪をかましてくれた。

ビビりながら、雪だるまに癒されながら進むと
空堀がダイナミックに残っていることを実感する。
クネクネとした道は城マニアを右へ左へ踊らせ上へ下へと大騒ぎさせる。

本佐倉城の沼っぷり

曲輪も堀を細かく切ったりするのではなく
もともとの台地を整えた感じでひとつひとつがとても大きい。

俯瞰で見ると低湿地にコブのような丘がよくわかる。
山城でもなければ平城でもない、典型的な平山城だ。

周囲は田んぼで全て印旛沼だった築城時も想像しやすい。
敵の足場を悪くさせる忍城や諏訪高島城と同じやり方だ。

画面真ん中に小っちゃく京成線が写る

主殿がある城山がメインだったのであろうが、
防御的には東山やセッテイ山が大事であるし、奥の山のほうが城山より広いのでは?
と感じたり各々に魅力がありあっちもこっちも気になってしまう。
1時間ほど滞在したがゆっくり堪能するなら2時間コースのポテンシャルがある。

さすが本佐倉城、ハマると抜け出せない。。。

アクセス

京成本線大佐倉駅から歩いて行ける。
私はこの日、佐倉城とハシゴしようとしたため
となりの京成佐倉駅で自転車を借りて訪れたがめちゃくちゃアップダウンが激しかったのでおすすめしない。
あまりの坂に負けて自転車を押して歩いた。

だいたい千葉県はコブのような地形が多過ぎる。
災害を考えると台地の上は住み良い場所だが、
松戸にある祖父の家は駅から坂を登ってゆるやかに下りて登って下りてちょっと登らないといけなかった。

ここは関東平野じゃないのかYO!と調べてみたら
代表的な台地に下総台地・武蔵野台地・相模野台地とあった。

祖父の家がある松戸も、私が育った国立も台地上に位置し
文字通り母なる台地をああ〜〜状態だった。

…これからは坂に文句を言わず台地讃頌させていただきます。




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