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【先月のトークテーマ】東京ゲームショウに仕事として訪れた日。【伊藤ガブリエル】

※読者の皆様、大変申し訳ございません。9月のトークテーマについて、9月中の記事投稿に間に合いませんでした…。10月になってしまいましたが、このまま【先月のトークテーマ】として記事を投稿させていただきます。

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先月のトークテーマとして、もうひとつありました。それが、「東京ゲームショウの思い出」というものです。

僕が東京ゲームショウへ足を運ぶようになったのは、詳しくは覚えていないのですが、おそらく今から10年ほど前からになります。僕にとって、東京ゲームショウとは期待の新作が一足先に遊べる!多くの企業さんがゲストを招いて新作ゲームのステージイベントを開いている!ゲームキャラクターのコスプレができる!物販の限定商品が魅力的すぎる!そんな、ゲーム好きにはたまらなく楽しい場所という印象です。

そのイメージは今もなお変わらず、ほぼ毎年のように会場に向かうのを楽しみにしていましたが、ただひとつだけ、昨年の東京ゲームショウ2018から変わったことがありました。
それは友人やゲーム仲間たちとともに遊びに向かうのではなく、お仕事として、ゲームショウの会場へ出向くようになったことです。

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ビジネスデイの東京ゲームショウに初めて足を運んだ日。


東京ゲームショウは開催期間が4日間、そのうち前の2日間がビジネスデイ、後の2日間がパブリックデイとなっていて、ビジネスデイには業界関係者しか入場できない日となっています。初めて足を運んだ日、なんというか、その会場の空気感が違っていたように感じたのをよく覚えています。


おそらく、よく行っていたゲームショウとは別の側面を見られること、そしてゲームライターとして会場に足を踏み入れることにわくわくしながらも、ものすごく緊張していたんだと思います。今までの気持ちではいられない。これは仕事だ。自分で自分にプレッシャーをかけていたのかもしれません。
番組のお手伝いをしながら、インタビューや取材、試遊レポートなど、臨機応変に対応できるようサブバッグに名刺やデジタルカメラ、ボイスレコーダー、メモ帳など用具をしっかり準備して取材に臨みました。スケジュールの急遽変更をはじめとした予期せぬ出来事に驚くことはありつつも、周囲の人々のサポートのおかげもありなんとか仕事をこなせていました。

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2018年のビジネスデイ一日目が終わった後、帰りの電車にて、達成感・高揚感・焦燥感・疲弊感をはじめとしたさまざま感情が自身の中を巡りました。自分にとって目標としていたものを達成できたという嬉しさを感じると同時に、自分にとって足りないものも見えてきたからです。


楽しむ気持ちを忘れず、与えられた仕事、興味のあるゲーム、自分の大好きなゲームと真剣に向き合うこと。

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自分にとってゲームとは、遊んで楽しむ、その作品世界を堪能する、強くなって対戦相手に勝つ、といったように、もともとは自分自身や周囲の友人・ゲーム仲間たちとで楽しむ大好きなものという考えでした。現にこうしてゲームライターになった今もその気持ちは変わらず持ち続けていますが、その気持ちだけでは東京ゲームショウに臨むことは難しくなってきているのかもしれないとも思います。

ただ、それは僕がストリートファイターVに真剣になったときのことのように、きっと当たり前のことなんだと思います。なぜなら仕事として真剣になって、数多くの人と関わりあい、インタビューや取材を行い、早朝から夜まで一日動きつつ、緊張感を保ちながら会場を歩き続けていますから。そして、こうしてゲームに関する仕事を続けられていることをとても嬉しく思っている自分がいます。

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昨年、今年と続けて東京ゲームショウに参加して、改めて自分の体力とスタミナのなさを実感しました。そして、ライターとして必要な執筆速度やスムーズな文章構成の仕方、進行役としての会話能力について僕はまだまだ身につけられていないということも。こうして挙げた自分の問題点についてはこれからも上達させていき、今後の力としたいです。

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来年の東京ゲームショウに向けて、まずは体力・スタミナをつけることを目標にしていきます。一日動き回って、帰宅後、力尽きて一度仮眠してしまうようではライターとして未熟なのかもしれない…と思った次第です!そして、原稿作成のスピードアップ、文章構成力の向上も日々計画を立てながらこなしていきたいです…切実に。(現にこうして遅くなってしまっています…申し訳ございません。)どうしても内容を凝ってしまったり、そもそも内容や構成を思い浮かぶまでにものすごい時間を要してしまうので…こうしたことも、原稿を作る数を増やしていかないことには始まらないと思いまして…!ゲームだけではなく、文字と向き合う時間も増やしていきます。

加えて、もし来年また生放送や番組にMCやゲストとして出演することがあれば(可能であれば)コスプレしながら出てみるのも楽しそうだなと考えています。もちろん、番組に出演するとなれば開発者の方々とのトークも以前より円滑に、かつ開発者ならではのお話を引き出すことができるようになりたいですね。

こうして思い出を書き連ねていくうちにライターとしてそろそろ2年目になりますが、東京ゲームショウというイベントを2年連続通じて、自分の良いところ・勉強すべきところを再確認できました。まだまだ勉強と修練の日々が続きます。これからも自分らしく、大好きなゲームと真剣に向き合いながら頑張っていきます。

(来年、未来ガジェット研究所の白衣を着て、オールバックをしてなにかしらの番組に出演していたら、目標叶ったんだなあ!と温かい目で見守っていてください。笑)

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