見出し画像

【今月のトークテーマ】格闘ゲームに魅せられ、人生が変わったライターのお話【伊藤ガブリエル】

 はじめまして!フリーランスゲームライターの伊藤ガブリエル(@gabriel8492)と申します!この度縁あってnoteを始め、カワチさん主催「プロのゲームライター陣がゲームについて語るマガジン」に参加させていただくこととなりました!

 まずは自己紹介から。僕は普段IGN JAPANやGame*Sparkをはじめとしたゲームメディアへレビューやインプレッション、イベントレポートを寄稿したり、クリエイターへのインタビュー記事の執筆やゲーム座談会など企画への参加等をしております。また今年に入ってからはIGN JAPANにおける動画コンテンツへの出演が増えており、先日もSNKの公式番組に出演させていただいたこともあって、「記事は見たことないけど顔は見たことある!」という方もいらっしゃるかもしれません!

 担当するタイトルは格闘ゲームとアクションゲームが主ですが、最近ではジャンルを問わずなにかビビッときたタイトルであればどんどん担当させてもらっています。またゲーム実況の経験を活かし、配信のお手伝いや出演することも増えています。

 今後も自身のスキルを活かしつつ伸ばしつつ、フリーランスゲームライターとして頑張っていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!

※マガジン用に記事料100円と設定されていますが、全文無料で読めます!よかったら「ゲームライターマガジン」購読の方もぜひお願い致します!

教員志望の身から、自分の夢へとつながるゲームライターへ

 僕がゲームライターとして仕事を始めたのは、今から1年半ほど前、格闘ゲームにおける世界的大会であるEVOLUTION 2017での参戦レポートをIGN JAPANに寄稿したときから。レトロからモダンまで、ジャンルを問わずさまざまなタイトルを遊んでいますが、なかでも一際好きなのは格闘ゲーム。その好きが高じて、思い切ってラスベガスへ飛び立ち大会参加をしにいったのが大きなきっかけの一つです。

 もともとは教員志望ということもあり、大学で作文・論文の授業を取っていたことが功を奏したのか、文章を書くというのは大変だけれども大好きなことの一つでした。しかし、介護をはじめとした数多の事情が重なってしまい、教員への道を諦めざるを得ない状況に。身体的にも精神的にも疲弊していましたが、しっかり休息を取った上で、「このままぼうっとしていても仕方ない!」と一念発起。幼少の頃から夢見ていた「ゲーム業界に何らかの形で携わりたい」という、漠然としながらも心のどこかにずっとあった目標を再度打ち立ててみたのです。

 現在、ライターとして大好きなゲームとともに日々歩んでいますが、幼い頃の自分に話してもきっと信じてもらえないかもしれません。それだけ今こうして進んでいる道は自分にとって夢のようなものですね。

『ストリートファイターV』が僕を本気にしてくれた。

 さて、今月のトークテーマにある一番好きなゲームですが、ものすごく悩みました…。大好きなゲームがありすぎて悩みに悩んだ結果、自身のゲームに対する姿勢と、僕の人生を大きく変えてくれた一本に。

 僕にとってゲームとは親友のようなものです。ゲームソフト一本一本違う世界が構築されているということも僕にとって非常に魅力的でした。最初のうちはそうした世界を体験しながら楽しみ、ゲームというものをどんどん好きになっていきましたが、いつしか好きという気持ちだけでは留まらなくなり、「本気でゲームに取り組んでみたらどうなるのだろう」という好奇心が生まれていきました。

 その好奇心を加速させてくれたのが、有名格闘ゲームシリーズ最新作『ストリートファイターV』(以下、ストV)です。

 もともと格闘ゲームはずっと遊んでいましたが、ゲームセンターにはあまり行かせてもらえずコンシューマ版でCPU対戦、もしくは自宅・友人宅にてわいわい遊ぶくらいのものでした。対戦の奥深さを知ったのはネット対戦の環境が整い始めた頃から。

 ストVの前作にあたる『ストリートファイターIV』シリーズを通じて、CPU戦とは違うキャラクターの動きの多彩さ、対戦における間合いの詰め方・読み合いなどをはじめて経験しました。その奥深さをもっと知りたいと思いつつ、一方的にやられてしまうことはざら。井の中の蛙大海を知らず、身をもって味わい悔しい思いをしながらも、日々の反復練習は怠らず、ネットに上げられる対戦動画を見ては良い動きを盗んでは実践をする。そのうち着々と勝てるようになり、対戦の奥深さを理解できるようになっていきました。

 そんな折、ストVが正式発表され、登場キャラクターやゲームシステムといった詳細が伝えられていくうちに、「このゲームで本気になってみたい」という気持ちがますます膨れ上がります。

 発売後は自分の時間をできる限り対戦と練習へ注ぎ込み、都内で行われているストV対戦会へ積極的に出向くようになりました。その道は険しく何度も挫折しそうになりましたが、そのたびに「本気になると決めたんだ」という初心を思い出しては立ち上がり、ゲーマーの友人たちやオンライン・オフラインの猛者たちと切磋琢磨していきます。そうしていくうちに、過去の自分では到達することは到底叶わなかっただろうリーグまで実力を引き上げることができました。

 その結果、いつも配信でしか見たことがなかったEVOLUTIONシリーズへの参加を決意し、大会参加レポート掲載というライターとしての第一歩にもつながることとなります。ストVがなかったら、今の僕はあり得なかったといっても過言ではないですね。

 近頃は忙しさもあり以前ほど多くの時間をかけてプレイできてはいませんが、それでもストVへの熱意は失われていません。現在アーケード版が展開されていることもあって、出かけた先でふらっと遊ぶこともしばしば。機会があれば、またEVOのように大きな大会への参加も企んでおります。

自身のゲームに対する姿勢、そして僕の人生を大きく変えてくれたストVは、これからも僕の心の支えとして存在し続けることでしょう。

続きをみるには

残り 0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?