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カラダの記録・子宮卵巣全摘出 13

術後2日目、少しずつラクになってきてはいるものの、お腹は痛い。
点滴で痛み止めを入れてもらいながら過ごす。
寝返りは左に向くと傷が痛いので戻れなくなるため、右に向くか上を向くかの2択のみ。

2日目もまだ食欲は戻らず、食べたいものだけ、少し口をつけるという感じ。夕食はまたほとんど夫へ。

電動ベッドを使い、少しカラダを起こして過ごすようになる。

トイレへ行くのに立ち上がるためにはこの電動ベッドがかなり役立つ。
というか、これがないことを想像すると大変だったろうなとここで気付く。
ベッド脇の手すりだけを頼りに起き上がるのはお腹に力を入れなければならないだろう。

ドクターの回診もあったが、変化がないか様子を聞くだけだった。
麻酔時のマウスピースで唇が少し切れて口内炎になりかけていたので、その薬を出してもらうことにした。

点滴とドレーンパックはつながったまま、一日をすごす。
テレビを見たりはするが、微熱が続き、だるい。
アイスノンが味方だった。


そして、夜。

点滴が外され、痛みに対しては飲み薬が処方された。
痛みも少し引き、カラダがラクになってきているのがわかる。


婦人科病棟と産科病棟はナースステーションを挟んで2列になっているのだが、私の部屋はナースステーションのすぐ前だったので、夜に人がバタバタと動いたあと、出産したばかりだと思われる赤ちゃんの声が聞こえてくるということもあった。

ここはおめでたいこともある病棟なのだと再認識。

子供を産む、産まない、それぞれ。