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MRI検査

前日夜から絶飲食して、ガブちゃんはMRI検査当日の朝を迎えました。
犬のMRI検査ができる病院は京都市内でもそんなにないので、かかりつけの病院の先生経由で予約していただき、専門の病院に行きました。

初めての病院、初めての獣医さん、ガブちゃんは緊張しないかな?と少々心配していましたが、緊張していたのは我々飼い主だけで、ガブちゃんはやさしい看護師さんや獣医さんを前にとても張り切っていました。

とても張り切るガブちゃん

受付を済ませると、いきなりMRIを撮るのではなく、まずは別室でガブちゃんの体の様子、動きや行動を検査してもらいました。
その検査が終わると、私達が呼ばれて先生に説明を受けます。
検査の様子を動画に撮ったものを見ながら説明を聞くのですが、その動画の中のガブちゃんも可愛すぎて…その動画ください…!ってなりました。

それはともかく、先生によると特におかしな点は見当たらないが、ひとつ言うとすると、ガブちゃんは常に左回りで動いている、ということでした。
同じ向きばかりに回転する時は、脳に異常があることが原因なこともあるということです。
「お家ではどうですか?」と聞かれました。
ガブちゃんは、明らかにいつも左回りで動いています。思い起こせば確かにそうです。ちょっと心臓がどきどきしてきました。
さらに、コーギーは脳腫瘍の好発犬種と言えるということ、今までの発作の間隔や状況からも、是非今からのMRI検査は受けてほしいということ。
今まで「ガブちゃんはきっとてんかんであるのだろう」と思い込んでいた私は、他の怖い病気の可能性を具体的に示唆されて驚きました。
ガブちゃんに怖い病気が見つかるのかもしれない、と思うと他のことが何も考えられなくなりました。

緊張しながら全身麻酔に関する書類にサインをし、MRI検査には2時間ほどかかると言われたので、外で散歩やカフェに行きながら待つことにしました。
いつもよりさらに無口になる夫を励ましながら、
偶然入ったカフェがすごく素敵な店だったことに感謝しながら、
2時間を過ごしました。

時間になって再び病院に行くと、入り口が開いた途端元気な犬の吠える声がします。
「まさかうちの子じゃないよねえ…(全身麻酔なんやし)」と言うと、
「ガブちゃんですよ」と受付の方に言われました。
もちろん全身麻酔のこともとっても心配だったので、ほっとしました。

麻酔から覚めたガブちゃんは想像していたより何十倍も元気でした。
そして先生に呼ばれ、検査結果を聞きます。
結果は良好。
脳腫瘍等は認められず、消去法的ではありますが、ガブちゃんの病気に「特発性てんかん」という診断名がつきました。
夫は待合室でガッツポーズしてました。

てんかんだって怖いし嫌だけど、命を縮めるようなものでなければなんでもいいと思いました。
これから私達にできることがたくさんある、ということがただ嬉しかったです。

ちなみに、ガブちゃんの左回りばっかりで動く件、それは先生曰く、「ただの癖でしょう」ということでした。

いただいたサポートは全部ガブちゃんの体に良いごはんのために使います!