アルファベット(GOOGL)決算発表について

Alphabet {GOOGL}

-世界最大の検索エンジン「Google」を傘下に持つプラットフォーム企業。

-世界で最も普及しているスマホ向けOS・Android、Youtubeなども傘下に保有。売上の殆どをネット広告収入から稼いでいる。

-22/12期1Q決算は、売上$68.01bil(予想$68.05bil)下振れ。

-グーグル広告収入 $61.47bil(予想$62.09bil)下振れ

o グーグルサーチ・その他 $39.62bil(予想$39.32bil)上振れ

o Youtube広告 $6.87bil(予想$7.51bil)下振れ。

o グーグルネットワークメンバー収入 $8.17bil(予想$7.98bil)上振れ。

-グーグルクラウド収入 $5.82bil(予想$5.76bil)上振れ。

-その他事業(Other Bets)$440mil(予想$203.7mil)上振れ。

-トラフィック獲得コスト(TAC)$11.90bil(予想$11.96bil)下振れ・費用増加(-ve)

-営業利益 $20.09bil(予想$19.66bil)上振れ。

o グーグルサービス営業利益 $22.92bil(予想$22.35bil)上振れ。

o グーグルクラウド営業利益 ▼$931mil(予想▼$731.8mil)下振れ、QoQで赤字幅拡大

o その他営業利益(Waymo, Verily) ▼$1.16bil(予想▼$1.25bil)上振れ、QoQで赤字幅縮小。

-GAAP営業利益率 (vs.Gross Rev) 29.5%(予想28.9%)ウあぶれ。

-調整済みEPS $24.62(予想$25.74)下振れ。

-広告事業ではiOSのトラッキング防止規制の影響や欧州での広告支出減少、TikTok、ByteDanceなどショートビデオプラットフォームからの競争激化などが逆風となっている。クラウドサービスでは前回決算時にコメントしたようにアグレッシブな投資(設備・人的資源)を行う中で赤字幅は拡大。

-広告事業の減速についてはSnap {SNAP} が既にマクロ環境の不透明感から顧客による支出が減少傾向にあるとコメントしていたこともあり、ある程度は想定されていた印象。

-TikTok、ByteDanceなどがYoutubeからシェアを奪っていることが示唆されたことはネガティブな印象。前回決算ではTikTokに対抗し開発したYoutube Shortsの1日当たり視聴回数は150億回、総数5兆回にまで到達。YoutubeではWalmart、Targetなどとの協力しライブストリームショッピング機能などもパイロットテスト中と述べている。

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