マイクロソフト(MSFT)決算発表について

Microsoft {MSFT}

-Windowsを筆頭とした各種ソフトウェア・クラウドサービスを提供する大手企業。

-セグメント別売上高構成比率では、個人PC向けのパーソナルコンピューティングが35%、ビジネスツールとして使われるProductivity and Business Processが33%、クラウドを主とするIntelligent Cloudが30%を占める。

-22/6期3Q決算は、売上YoY+18%、$49.36bil(予想$49.02bil)上振れ、上限予想$49.72bil未達。

-Productivity and Business収入 YoY+17%、$15.79bil(予想$15.75bil)上振れ。Office365の法人向け販売+17%、Office365消費者向け販売+11%、LindeIn+34%、Dynamic Product & Cloud Service+22%(Dynamic365は+35%)。

-インテリジェントクラウド収入 YoY+26%、$19.05bil(予想$18.90bil)上振れ。サーバー製品・クラウドサービス収入+29%。Azure・その他クラウドサービス収入YoY+49%(予想YoY+46.3%)上振れ。

-パーソナルコンピューティング売上 YoY+11%、$14.52bil(予想$14.27bil)上振れ。Windows OEM収入+11%、Xboxコンテンツ・サービス収入+4%。Surface+13%。

-Microsoft Cloud収入YoY+32%、$23.4bil。サーバー機器の減価償却期間の変更に伴い利益率70%から横ばいとなっているが、それを除けば粗利益率は3pt上昇。

-営業利益率 41.3%(予想40.8%)上振れ。

-調整済みEPS $2.22(予想$2.19)上振れ、上限予想$2.29未達。

-OfficeおよびAzure事業は引き続き堅調。PC・Xboxについてはサプライチェーンの混乱に起因する部材不足が悪影響を及ぼしているが、家庭用ゲーム市場でxBOXのシェアは上昇した模様。過去数四半期はAzureの売上成長モメンタムが重要なKPIとして意識されており、今期の売上成長はYoY+49%と前期YoY+46%から加速したことはポジティブな印象。

-説明会では4Q会社計画について言及。ロシア・ウクライナ紛争の影響を受けて売上高に対して$110milほどの影響を及ぼすと発表。

-Productivity and Business $16.65bil - $16.9bil(予想16.685bil)インライン、上限予想$17.06bil未達。

-インテリジェントクラウド $21.1bil - $21.35bil (予想$21.16bil) インライン、上限予想$21.78bil未達。

-パーソナルコンピューティング $14.65bil - $14.95bil (予想$14.82bil) インライン、上限予想$15.6bil未達。

-Azureの成長率は3Qから▼2%ほど減速=YoY+47%(予想+42.38%)上振れ。

-設備投資額はQoQで増額。

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