THK(6481)今年は台湾企業からシェア奪取による成長余地ありか?

- リニアモーションガイド(LM)市場における市場シェアではTHK(6481)が30-35%とグローバルトップシェア。次いで日本精工(6471)が20-25%、Chieftekが20%、その他はHiwin、Airtacなどの台湾企業。

- 設備増強によるリードタイム短縮で台湾の競合他社からシェアを奪取できる可能性があり。

- THKは売上の2/3が設備投資のサイクルに連動しており、設備投資サイクルが回復基調を辿る中で業績上振れ余地は大きい。

- THKのリードタイムは1.5 - 2ヵ月であり、顧客の在庫も正常な水準にまで回復している模様。

- 中国ではフルキャパで生産しているが、シフトを増やすことで生産を増やす余地はあるので完全なフルキャパには至っていない。

- また、インド、ベトナム、日本工場にて設備を増強中。

- 競合である台湾Hiwinのリードタイムは5-6ヵ月に伸びており、2020年12月、2021年1月、3月に値上げを実施している。

- 別の競合他社であるChieftekのリードタイムは3ヵ月に長期化。業界の中でTHKのリードタイムは最も短い。

- 価格ギャップの縮小とリードタイム短縮化を背景にTHKが台湾の競合から市場シェアを奪取することに今年は期待。

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