アルコア(AA)決算発表について

Alcoa {AA}

-ボーキサイト、アルミニウム、アルミナ製品のグローバルリーダー。

-2016年にAlcoa社の川上事業がスピンアウトされ上場。川下事業はArconic (ARNC) として上場。

-売上高構成比率では、アルミニウムが70%、ボーキサイトを生成しアルミナに加工するアルミナ部門が30%。

-22/12期1Q決算は、売上$3.29bil(予想$3.46bil)下振れ。

-調整済みEBITDA $1.07bil(予想$1.02bil)上振れ、上限予想$1.05bil上振れ。

-調整済みEPS $3.06(予想$2.88)上振れ、上限予想$3.14未達。

-3/2にロシアからの原材料輸入、そしてロシア企業への製品供給を停止すると述べている。今のところロシアからの輸入停止による財務面での影響は特段出て居ない模様。

-22/12期アルミナ・アルミニウム・ボーキサイト出荷見通し

o ボーキサイト:48mil – 49mil dry metric tons → 46mil – 47milに引き下げ。ロシア企業向けのボーキサイト販売停止によって、ブラジルのJuruti鉱山にて生産が1.1mil dry metric tons減少することをguidanceに反映。また、ロシアへの制裁によるボーキサイト需要の変化によって1mil dry metric tonsほど悪影響が生じる見込み。

o アルミナ:14.2mil – 14.4mil tonsで据え置き。スペイン北西部San Cibraoでのストライキが解消したことからYoYで増加する見込み。

o アルミニウム:25mil – 26mil tonsで据え置き。ウォリック圧延所の売却と製錬ポートフォリオの変更に関連して2021年から純減。

-2Qのアルミナ・アルミ販売価格は1Qを上回る見込みだが、原材料高・電力価格高騰などの影響によって約$115milの追加費用が生じる見込み。

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