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書く描く詩か字か

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マガジン

  • きょうは何の日? 365日記

    その日にちなんだコラムを書いていきます。

  • 【有料】だけど心と懐に余裕があれば読んでほしい文書

  • 留年バックパッカー

    ぼくの旅の原点にして、原典を書きたいと思う。

最近の記事

PayPayフリマで偽物をつかまされた話

PayPayフリマで「ダイワピア39」のジャケットを購入した。 ダイワピア39とは、釣具メーカーのダイワがビームスとコラボしたブランド。2020年のスタートでブランドとしては新しく、ハイブランドといえない価格帯であることからも、偽物なんて存在しないと思い込んでいた。 購入した商品は「GORE-TEX INFINIUM EXPEDITION DOWN JACKET」。定価は83,600円だが、PayPayフリマで未使用品を50,000円で購入した。出品者は9件ほどの販売実績

    • マスターピース=究極のデニムを探して。

      デニムが好きだ。日常着であり、ユニフォーム。とくにリジットに近いネイビーが好きで、ユニクロとは違うシルエットを求めて着目してきた。 コモリ、オーラリー、グラフペーパー、スタジオニコルソン。おなじみのブランドの色々なデニムを穿いてみたが、現時点でのマスターピース=究極のデニムと言えるのはコモリのベルテッドデニムだ。個人的な見解であるが、シャツ選びに続いて、デニム選びに迷っているみなさんのために、ぼくのデニムをめぐる旅についても記しておこう。 1位:【COMOLI】デニムベル

      • マスターピース=究極のシャツを探して。

        シャツが好きだ。日常着であり、スーツを着ないぼくにとってはフォーマルでもある。とくに白シャツが好きで、ユニクロとは違う生地感を求めて着目してきた。 グラフペーパー、コモリ、オーラリー、ダイワ。おなじみのブランドの色々なシャツを着てみたが、現時点でのマスターピース=究極のシャツと言えるのはグラフペーパーのオーバーサイズシャツだ。個人的な見解であるが、シャツ選びに迷っているみなさんのために、ぼくのシャツをめぐる旅について記しておこう。 1位:【Graphpaper】Broad

        • クローゼットを開放せよ。

          ぼくが服を新品で買うことはない。といっても、トランクスやソックスなどの下着はもちろん、エアリズムTとイージーパンツを定番の消耗品としてユニクロで買って常用している。しかし、その他の“ちゃんとした服”はメルカリやラクマなどのフリマサイトでブランド古着を購入して楽しんでいる。 重要なのはここからだ。ぼくは購入と同時に出品もしている。せどりや転売が目的ではない。売れてもいいし、売れなくてもいい。着ながらにして売りに出すのである。いわば、クローゼットを公開しているようなもの。そうす

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        PayPayフリマで偽物をつかまされた話

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        記事

          なぜ勉強をすべきなのか?

          なぜ勉強をすべきなのか? この問いにどう答えればよいのだろう。 ぼくは勉強をしてよかったと考えている。両親の幼児教育のおかげで小学校に入学したときには同級生より半年ぐらいリードしている感覚があった。「自分は勉強ができる」という自信がプライドとなり、クラスで一番であり続けるための努力癖がつき、勝ち癖がついた。しかし、それは高校に進学した時点で打ち砕かれ、クラス最下位に落ちこぼれたが、浪人して国立大学へ。大学では学問としての勉強には背を向けてしまったが、映画や読書、美術館、バイ

          なぜ勉強をすべきなのか?

          履き心地を超えたライド感! WAVE PROPHECY

          はじめてのMIZUNOは「WAVE PROPHECY」。中でも「MIZUNO WAVE PROPHECY X for Graphpaper BLACK」を29,800円でフリマ購入。 PROPHECYとは「預言」のこと。ドクター中松の預言に時代が追いついたのかと認めざるを得ないソール形状に注目してほしい。さぞかしボヨンボヨンするのだろうと期待して履いてみると、そうでもない。 このボヨンボヨンに見える部分は「INFINITY WAVE」という名称で「クッション性」と「安定性

          履き心地を超えたライド感! WAVE PROPHECY

          銀河鉄道の夜、宮沢賢治がわからない。

          「銀河鉄道の夜」を読んだのは何度目だろう。 年を重ねるたびに、ときおり確かめてみるのだが、今回もまたダメだった。相変わらず読みにくいし読み取れない。 あらすじは既に理解しているつもりだ。 宮沢賢治って、言葉はとても美しいのだが、文章が美しいわけではない。ゆえに、意味がわからない。ひとつひとつの文章が有機的につながっていない。銀河鉄道の夜が未完の作品であることを差し置いても、ほかの作品もそう。最近の文庫本にはご丁寧に物語を補完する短編が収録されていたりするのだが、ほとんど

          銀河鉄道の夜、宮沢賢治がわからない。

          「夜王子と月の姫」を聴いたとき。

          人生で最も聴いた楽曲とは何だろう。 ぼくは、即答できる。18のころに出会った「夜王子と月の姫」だ。 中学で「19(ジューク)」にハマり、326の歌詞を写経していたぼくは、高校生になって友人に薦められた「THE LIVING DEAD」に衝撃を受ける。藤原基央の歌詞カードとその物語の虜になって「エモコア」を聴くようになった当時、ツタヤのレンタルに並んでいたのがGOING STEADY(ゴイステ)の「さくらの唄」だった。 そのアルバムは衝撃的だった。326に比べると表現はど

          「夜王子と月の姫」を聴いたとき。

          そろそろJINSを卒業したい。

          はじめての Air frame が忘れられない。空気のように軽い。その謳い文句の通り、メガネを着けていることすら忘れそうな軽さに惹かれて購入した、その翌日。 いつものように半ヘルでバイクに跨り、三宮からポートアイランドに渡ろうと神戸大橋を駆ける。橋の前後は車線が複雑でかつ高速道路のような作りなので、わずかな緊張が走るのだが、同時に最も疾走感を味わえる区間でもある。ぼくはバイクに乗るとき、ミラーに頼らず目視を重視している。複雑な車線を右に移ろうと顔を振ったそのとき、世界は一変

          そろそろJINSを卒業したい。

          続:100年後に受け継ぎたいものはありますか?

          文化財は残すべきなのか。残すには膨大な費用と労力がかかる。本当にそれに値するのだろうか。 東大寺や首里城ならまだいい。しかし、全国に408件あるという国指定名勝や13281件あるという重要文化財はどうだろう。そのすべてが費用や労力を賭して残すべきものなのだろうか。 日本はそれらの保護にお金をあまり出さないと言われる。だから、必ずしも税金の使い道の話ではない。当事者が私財や人生を投げ売って文化財を守っていたりする。 もちろん、当事者は遠い先祖から引き継いできたものであるわ

          続:100年後に受け継ぎたいものはありますか?

          これがニューバランス沼なのか。

          ニューバランスとの出会いは仕事であった。広告会社で働いていたぼくは「N企業」のキャンペーンを担当することになり、同じ「N」を足がかりにしてNBとのコラボモデルを制作した。コラボのアイデア自体はぼくの発案ではなかったが、その末端に携わる者として「MRL996TB」をサンプル支給してもらえることになったのだ。 当時は、NBのシューズを「N」が主張しすぎでカッコ悪いと思っていた。とはいえ、仕事の証としていただいた一足は誇らしいもので、足を向けて寝られない。アーカイブとして取ってお

          これがニューバランス沼なのか。

          時代遅れのシュプテンと現代を歩いてみよう

          はじめて欲しいと思ったスニーカーは「シュプテン」。正式名称は「Air More Uptempo Supreme "Suptempo" Red」。 出会いはおそらく2017年。雑誌の表紙を飾っていたのを見て「懐かしい」と思った記憶がある。中学・高校時代はバスケ部だったので「モアテン」を履いていた部活メイトを思い出したのだ。ぼくは後追いでマネしたと思われるのが嫌でアシックスを履いていたが、そのデザインをカッコいいなぁと密かに憧れていた。 そう、モアテンは1996年に生まれたバ

          時代遅れのシュプテンと現代を歩いてみよう

          100年後に受け継ぎたいものはありますか?

          福岡県、柳川市にある「柳川藩主立花邸」。立花家が城主となって400年。現在は18代目が社長として受け継ぎ、日本で唯一の「泊まれる国指定名勝」となっている。 18代目は『そんな建物たちと一緒に育ったからか、自然と「100年」という単位で物事を考えることが当たり前になっています。100年後もこの場所に御花を受け継いでいくこと、それが私の使命です。』と述べている。 100年とは、自分が死んでも後に残したいものということ。つまり、死と向き合うことでもあるはずだ。 自分にとって、

          100年後に受け継ぎたいものはありますか?

          好き嫌いと、向き不向き

          学生時代の話です。 あるとき、スターバックスで働いている人たちの人当たりの良さに憧れて、「ぼくもあんな風になりたいなぁ」とバイトをはじめることにしました。ちなみに「スタバでバイトをしていた」と言うと「ぽい!」とか「いそう!」とか、よく言われます。しかし、当時のぼくは何をやるにしても覚えが悪くて「永遠のOJT(オンザジョブトレーニング)」と呼ばれるくらい仕事ができないキャラでした。幸いにも尊敬する先輩たちに恵まれて仕事自体は大好きで、バイトに行くのが楽しみでした。 逆に、内

          好き嫌いと、向き不向き

          普段着ならぬ油断着なのに

          気がつけば、AURALEE(オーラリー)の服が増えている。 といっても、Tシャツやパーカーなどの定番品ばかり。Tシャツが4枚、シャツが2枚、パーカーが5枚、スウェットが2枚。その他、ニットが1枚、パンツが1本。 すべてフリマで購入したものだが、総額すると151,500円になる。高い。これが定価ならどうだろう。ざっくり計算すると383,900円になる。およそ60%OFFの価格で揃えたことになる。にしても高い。 しかし、オーラリーのイイところは値崩れしないことだ。オーラリー

          普段着ならぬ油断着なのに

          「山道のタヌキさん」の文体

          漁師町にしては猫がいない。犬も少ない。知夫里島にいる動物といえば、牛。そして、タヌキである。しかし、隠岐の中でタヌキがいるのは知夫里島だけ。 一体、なぜなのか。そのエピソードは意外である。 1941年のこと。当時の村長は本土からあるプレゼントをもらった。それがなんと「つがいのタヌキ」。 しばらくは役場の檻の中で飼われていたが、ある日、地面を掘ってプリズンブレイクしてしまった。盗んだバイクでは走り出せないが、この支配からの卒業。さぞかしショーシャンクの空が見えたことだろう

          「山道のタヌキさん」の文体