見出し画像

新たな儲かる仕組み「ビジネスモデル特許」中古車…丸ごと売る?バラして売る?同時オークションシステム!ドローンの飛ぶ道を作って、将来の年商は150億円?

今回のがっちりマンデー!!は…
「儲かるビジネスモデル特許!」

特許といえば、普通「スゴい発明」や「新しい技術」が
できたときに取るもので、
他の会社は、勝手にソレをやっちゃダメ!
お金を払わないと、真似できない!
つまり、コレがあると儲かるヤツなんですが…

「ビジネスモデル特許」は、
今までになかった新たな儲かる「仕組み」に、
特許がもらえるというもの!

世界的に1番有名なのは、
amazonの「1クリック注文」
確かにスゴい仕組みですよね。

そこで当番組でも…

日本の「ビジネスモデル特許」を調べてみると…
今から儲かりそうなビジネスが結構でてきた!

今、コンビニでよく見る謎の箱!?
箱の中に、最新ビジネスモデル特許が入ってる!

将来の市場規模14兆円、ドローン。
その、ドローンを使った儲かる仕組みで
特許を取ったのは…
小さなベンチャー企業!
売上げ目標は150億!?

今回は、儲かりの最前線ともいえるビジネスモデル特許に迫ります!

※以下、6月13日放送の書き起こしです。

ドローンが飛ぶ道を作っているのは小さなベンチャー企業!将来の年商は150億円!?


やってきたのは福岡市にある…

画像1

「トルビズオン」という会社。

お出迎えしてくれたのは、増本衛社長。

スタッフ:会社の売上げってどれくらいなんですか?
増本社長:これからのビジネスなので今は、ないんですが、ゆくゆくは150億くらいですかね。
スタッフ:150億?!

150億円!これはスゴい!
そんなビッグビジネスにつながる「特許」とは、何でしょうか?

増本社長:ドローンを長距離飛ばしたい人が、すごく簡単に許可を取ることができる仕組みです。

画像2

増本社長が取った特許は、 「空域利用促進システム、空域利用促進方法、サーバ装置、及びプログラム」…全然分かりませんが、要するにドローンを長距離で飛ばしたい人が、スゴく簡単に許可を取れる仕組みらしい!

社長いわく、いま急成長中のドローンビジネスの中でも、 特に注目されているのが、ドローンで物を運ぶ「ドローン物流」

画像3

その将来の市場規模は、およそ1.5兆円と、かなり期待の業界なんですが、実はこのビジネスをやるには ひとつ「問題」があるという…。

増本社長:ドローンで荷物を運ぶためには、「空の道」が必要になるんですけれども、そこの地上の方の許可どりが大変なんですよね。

画像4

私有地では、その上の空間、最大300mまでは、土地の持ち主に「空中権」があり、許可なくドローンを飛ばすことはできない。

画像5

だから、ドローン物流となると、その都度、許可を取らないといけないので、めちゃくちゃ大変!

そこで、社長が始めたのが、その許可取りをうまくやるビジネスなんです!
では、一体どうやるのでしょうか?すでに増本社長が許可取りした「空の道」がある佐賀県多久市へ。

スタッフ:ここに空の道があるんですか?

画像6

増本社長:はい。この向こう側にすーっとあるんです。 もちろん見えないですけれども、論理的にはそこに道があると。
スタッフ:なるほど…

画像7

今、増本社長がいる日用品店の裏から、3km離れた山間部の集落まで「空の道」を使い新聞を運ぶという。

画像8

早速、ドローンに新聞を積み込み…

増本社長:それでは、離陸お願いします!

画像9

ドローン輸送開始!

スタッフ:結構、上までいくんですね。
増本社長:130メートルです。あまり地上に近すぎたら騒音とか、やはり皆さん不安にも思いますので。

130mまで上昇したら、ドローンは自動操縦で目的地へ

画像10

こちらがドローン輸送で使う「空の道」

増本社長:この赤く塗られてるところが、許可をとってる場所ですね。この川と許可をとった地権者の上空。こちらをつないで空の道にしているというイメージですね。

この「空の道」を使い、 新聞をのせたドローンは およそ10分で…

画像11

山間部の集落に到着。

男性:新聞きましたよ!どうぞ!
女性:空からきた。飛んできました。

画像12

では、「日用品のお店」から、「集落」まで飛ばしたい場合、どうやっているのかというと…

画像13

まずトルビズオンが、事前にお店から集落までのルートにいる住人や町の許可取りをしちゃってる。

画像14

そして、このルートにドローンを飛ばしたい配送会社は、トルビズオンに「空の道」の利用料を払うだけでドローン輸送ができることに。

この時、ドローンが飛ぶ「空の道」の土地の持ち主にはトルビズオンから、通行料が支払われる仕組みになっているので、住民の皆さんは…

住民:ドローンが空飛んでいく度にですよ、チャリン!チャリン!とお金が入ってくる。嬉しいです!寝てても金が入るかもしれない!何に使いましょうかね!家内と一緒に旅行でも行きますか!

今まで価値を生まなかった空間からお金が儲かるとあって住民の方にも好評!

画像15

もしも、配送会社が、別ルートで飛ばしたい場合は、トルビズオンが代わりに、また許可取りをしてくれる。配送会社は、トルビズオンに利用料さえ払えば 色んなルートでドローン輸送ができるので、ドローンを長距離飛ばすことが簡単にできるんです!

そして、トルビズオンが特許を取れた決め手が「空の道」の管理の仕方。

画像16

増本社長:ドローンを飛ばしたいこの「空の道」の地権者の方に、「スカイドメイン」を取得していただきます。
スタッフ:スカイドメインってなんですか?
増本社長:地権者の空中権が発生するポイントに空の住所、こちらをつける仕組みがスカイドメインです。
スタッフ:住所をつけちゃうんですか?
増本社長:はい。

「スカイドメイン」とは、トルビズオンのサイトで登録できる「空の住所」のようなもの。

画像17

空に住所をつけちゃうことで、どのルートにドローンを飛ばすと、誰にいくら払うのか、が簡単にわかるようになるので、ドローン輸送の許可取りの手続きが簡単になるというワケなんです。

トルビズオンは、佐賀県多久市をはじめ全国の空の道で、飛行テストを重ね、 2026年までに、全長3万キロ、1万本の「空の道」を全国に作る予定なんだとか。

トルビズオンは空の道でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:どんどん広がりますね。
森永さん:官邸にドローンが落ちた後、規制が強化されて、どこでも飛ばせなくなっちゃったんですね。ただ規制がかかるっていうことがビジネスチャンスを生むんです。
加藤さん:そうなんですね。
森永さん:実は2022年に、このドローンで貨物を輸送するっていうビジネスが規制緩和で可能になるんです。今は道を作ってるところなんですけども、規制緩和が起きた瞬間に、どんどん需要が広がりますよ。これは、もう「ビジネスモデル特許」取っちゃってますから、他はできないわけですよ。まる儲けになると思いますよ。
加藤さん:でも結構大変な作業ですよね。その土地の持ち主、地主さんに話をしていかないといけないんですよもんね。
増本社長:それはインフラ事業者さんと連携をしていて、例えば電力会社さんですとか、鉄道会社さんは、用地部門っていうの持ってるんですね。インフラを作るのに一軒一軒、まわって行ったんです。そこのノウハウをものすごく持ってるんですね。彼らに、我々はスカイディベロッパーって言ってるんですが、それを開拓する人たちとしてお手伝い頂いてます。
加藤さん:もうほとんど仕上がってるじゃないですか。

コンビニでよく見る「あの箱」を使えば10秒で返却、返品ができる!?

続いてやってきたのは…東京・丸ノ内にある…

画像18

「三菱商事」
言わずとしれた大企業ですが…

お出迎えしてくれたのは、物流開発部の笠禎彦さん。 早速ですが、新ビジネスの売上は…?

笠さん:まだ新しいビジネスですので、数億円程度というところにはなります。
スタッフ:じゃこれから増々、盛り上がっていきそうですか?
笠さん:3ケタ億くらいにはいくんじゃないかと思ってます。

数億円が「程度」とは、さすが儲かるケタが違いますが、そんな儲かる「ビジネスモデル特許」とは、なんなのでしょうか?その現場があるとのことで、やってきたのは…

画像19

笠さん:ローソンです。

なんと、コンビニで最近よくみかけるあるものが、実は特許ビジネスらしい!?

笠さん:こちらにあります。

画像20

現れたのは、よくわからない四角い物体。

笠さん:これが、弊社がビジネスモデル特許をとった、「SMARI」です。

画像21

こちら、三菱商事が2年前からローソンに置き始めたという「SMARI」

実はこれ、あるモノを入れるためだけに三菱商事が作った箱なんですが、何を入れるのかと言うと…

笠さん:この箱はセルフで商品の返品返却ができる箱です。

画像22

三菱商事が取った特許は、「返品・返却システム、返品・返却サーバ及び返品・返却装置」…要するに、「簡単に商品の返品・返却ができる仕組みの特許」らしい。

実は今、ネットで買った商品をキャンセルして返せる「返品」や、服やカバン、靴などををレンタルして返す「返却」がどんどん増えているんです!
でも、この返品や返却、手間やお金がすごくかかって大変!

そこで三菱商事が考えたのが、こうした返品・返却が簡単にできる箱「SMARI」なんです。

画像23

こちら「エアークローゼット」や「ショップリスト」「ロコンド」など、さまざまなネット通販サイト、 レンタルサイトにすでに対応。気になるその使い方は…?

画像24

「SMARI」のモニターに、スマホの専用サイトアプリで、事前に申し込んだQRコードを表示。

画像25

出力された「ラベル」を、荷物に貼り…

画像26

箱の扉を開けて、荷物を入れるだけ!これで完了。

「SMARI」の開発メンバー島田貴博さんによると…

島田さん:めちゃくちゃ簡単なので、巷では「10秒返品・10秒返却」という言われ方をされてまして、この利便性を一回味わっていただくともう、やみつきになってしまうという…そういう代物でございます。

と、自画自賛!でも島田さん、このハコで返す仕組みの、どのへんが特許なんですか?

画像27

島田さん:今まで返品返却で申し上げると、売り手であるEC事業者様の返送料のご負担というのが非常に大きくのっていた部分になるんですけれども、それを劇的に改善するのがこの「SMARI」なんです。

なんでも特許をとったこの仕組み、返品のコストを、グッと安くしてくれたらしい。そのヒミツが…

島田さん:ご覧の通り無人の端末ですので、この端末によってですね、店員さんの人件費がかからないという特徴がございます。

そう、コンビニにとっては、返品の受付は結構な手間。サイズを測ったり、送り状を書くのを待ったり、その間にレジに行列ができて、他のお客さんがイライラ…と大変!でも、「SMARI」ならセルフで簡単にできるので、コンビニ側もうれしい!

ローソン マイクロマーケット推進部の岡本ふみさんに話を聞きました。

岡本さん:手間がかからないという点では、リクエストをさせていただきました。大満足です!

そしてもうひとつ、このスマリが特許をとった、返品をお安くするアイデアが!?

島田さん:目をつけたのがローソンさんの配送トラックなんです。

確かに、コンビニの配送トラックといえば、店舗に来る時は、荷物でパンパンなのに、 戻る時は、荷台がスカスカ。

画像28

 「これはもったいない!」ということで、この「SMARI」システムは、返品・返却の荷物を、このトラックの戻り便の空いたスペースを使って運ぶことに。

画像29

ローソンの配送センター経由で、各業者さんに荷物を渡す仕組みを作ったんです。全国1万4500店舗あるローソンのトラックを有効活用することで、

島田さん:返送料を大幅に減らすことができます。全く違います。

画像30

この、劇的に返送コストを下げるアイデアが、見事「ビジネスモデル特許」をとるポイントになったんです! こうして導入されたローソン店舗数は3000店を突破!

笠さん:三菱商事は、「SMARI」でがっちり!!

▼スタジオでお話を伺いました。
野口さん:まさに「アナログ」と「デジタル」の融合ですね。携帯を使って QR コードを使い、やり取りを「デジタル」でやっておいて、ものは、運んでいただくという「アナログ」を使うという。
加藤さん:ローソンの荷物を運んできたトラックが、荷物を降ろした所にも隙間にそれを入れて帰るということですもんね。
森永さん:普通だったら1日1便なんですけど、コンビニの配送トラックって1日3回行くんですよ。だから3回、回収してくれるから、早く済むんですよ。
加藤さん:どんどん増えてると思うけど、キャパオーバーしたら、どうなるんですか?あのBOXを大きくすんですか?

画像31

島田さん:今はお弁当おにぎりを運んでいるトラックを使っておりますけれども、そのお弁当おにぎり以外の配送もございますので、他の配送便を使って、この回収に伴う新しい便の増加を防ぐというところと、それに伴って新しい CO2の排出を抑制するっていうところで、拡大をしていきたいなと思ってます。
加藤さん:物流量は増えても地球には優しいところですね。


中古車…丸ごと売るか?バラして売るか?同時オークション!

続いてやってきたのは…山口県岩国市にある…

画像32

「シーパーツ」という会社。

開発担当の古村公平さんに、シーパーツは、何してる会社か伺いました。

古村さん:自動車のリユースを行ってる会社です。
スタッフ:リユース?
古村さん:はい。
スタッフ:売上げってどのくらいなんですか?
古村さん:十数億円です。

「中古車販売」で、がっちり!!だというシーパーツ。
一体、どんなビジネスモデル特許を取ったんでしょうか?

古村さん:中古車からですね、再利用できる部品をオークション形式で販売できるシステムの特許を取りました。

画像33

シーパーツが取った特許は、「中古車部品のオークションシステムとそのプログラム」…つまり、「中古車から再利用できる部品をオークション形式で売る特許」らしい …というのも実は…

画像34

スタッフ:解体してるんですか?
古村さん:はい。車を解体して使える部品を細かく販売しています。

そう!シーパーツは、普通に「中古車」としても売るのですが、その中古車から取れる「部品」も売る中古車屋さん。

画像35

スタッフ:すごいですね!
古村さん:なかなか見る機会ないと思うんですけども…
スタッフ:標本みたいですね!

シーパーツでは海外向けに およそ800種類の部品を取り出すという。

そんなシーパーツが、「中古車」と「中古車部品」2つのビジネスで うまく儲けるために 開発した秘密兵器があるんです。それが…

画像36

古村さん:これが特許をとった「ギャプラス」です。

こちらが半年前に特許を取った、中古車部品オークションシステム、その名も「ギャプラス」

古村さん:大変でした。構想から含めると10年くらい…

でも実は、「中古車」の売買は、業者間では、今やオークションが一般的。なんですが、シーパーツの「ギャプラス」は、一味違うんです!

一体、どんな所が違うのか? 「ギャプラス」の、画面を覗いてみると…

画像37

見た感じ、写真や動画がたくさんついてる、いわゆる「中古車オークションサイト」ですが?

古村さん:ここからですね、ちょっと下に行って…

画像38

画面を下にスクロールすると、出てきたのは「入札画面」実はココに特許の決め手が!?

画像39

車を丸ごと、通称「丸車」と書かれているのが、中古車を入札する金額画面なのですが、その下には…

画像40

古村さん:ここから下はその車から欲しい部品をこれだけの種類から選んでいただくことができると。

その中古車から取り出せるパーツを入札する項目がズラリ!

画像41

そう!ギャプラスの発明は、「車丸ごと1台」の出品と、「部品」ごとの出品を同時に行える仕組みにしたこと!

実は、その両方をやってるシーパーツの1番の悩みが、「中古車」として売った方が得なのか? バラして「部品」ごとに売ったトータルの方が得なのか?の判断 。パーツの方が高く売れるかも!と思ってバラしちゃうと、中古車としては売れなくなるので、その判断が難しいんです!

でも、この「ギャプラス」は、どちらの売り方がお得なのか、瞬時に判断!

画像42

例えば、こちらの中古車を出品した場合…

画像43

今回6社がオークションに参加。そのうち中古車として買いたいのが、こちらの2社で、最高入札額はD社の10万9900円。

画像44

一方、バラして部品として買いたいのが、残りの4社なんですが、ギャプラスが示す、パーツ売りの最高値を組み合わせると、その合計金額は「17万8400円。

画像45

なので、中古車として売るより、パーツに分けて売る方がお得ということで、パーツで買う4社が落札!という結果に。

こうしてギャプラスが、自動的に車1台から一番儲かる売り方の組み合わせを導きだし、落札相手を決めてくれるので、とにかくスムーズで損がないんです! あとは車を素早くバラして納品するので、無駄な作業がないというわけ! そんな「ギャプラス」は、サービス開始わずか半年で、会社の売上げ25%UPと、効果抜群!

シーパーツは、ギャプラスで、がっちり!!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:中古車を売ってる会社にしてみたら欲しいシステムですよね。
森永さん:今までの解体部品屋さんって、相対だったんですよ。だから積んであるのは、板一枚いくらだとか言って、いちいち個別に決めてたんで、ものすごく手間が、かかってたんです。でもこれは、オープンで、すごく入札で公平に値付けができるから、すごくいいシステムですよ。

(▼)『がっちりマンデー!!』『がっちりスクール!!』情報はコチラ
<各種公式SNS>
Twitter @gacchiri_m
Facebook @gacchiri 
LINE ID gacchiri_monday
LINE QRコード

QRがっちり

#儲かる #がっちりマンデー #がっちりスクール #トルビズオン #ドローン #空中権 #三菱商事 #SMARI #返品 #返却 #ローソン #シーパーツ #中古車 #部品 #オークション