東京ビッグサイトの展示会で発見!未来の儲かる原石 第8弾!①食品機械の展示会で発見!頑固なサビやコゲが当てるだけで消える謎の光!②東京国際消防防災展で発見!最新型!消防車のサイレン!③インテリアの展示会で発見!厚さ0.02mmの世界一薄い和紙がスゴい!
今回のがっちりマンデー!!は…
今年も行ってきた! 東京ビッグサイトの展示会で発見!
「未来の儲かる原石 第8弾!」
東京ビッグサイト!そこは…
連日ありとあらゆる業界の最新ビジネスが
いち早く発表される、会社の展示会の聖地!
当番組では、8年前からこの場所をウロウロし…
将来儲かりそうな原石を、ガンガン発掘!
ここ数年はコロナ禍で展示会も控え目でしたが…
今年は完全復活!
どの展示会も…人、人、人!
そして儲かる原石も、
ザクザク、ザクザク出てきた!
食品機械の展示会で、
汚れをドンドン落とす謎の光を発見!
儲かる秘密は…ヤグレーザー!?
インテリアの展示会で、
理論上、世界一薄い紙を発見!
文字が書けるか試してみたら大変なことに!
キラリと光る業界のニュースターが
続々飛び出します!
※以下、8月6日放送の書き起こしです。
頑固なサビやコゲが当てるだけで消える謎の光…その正体は!?
東京ビッグサイトの展示会で発見!「未来の儲かる原石」
まずは…
「FOOMA JAPAN2023」
食品工場で使われる加工・調理マシーンなど、食品業界の今がわかる世界最大級の食品製造総合展!
スタッフ:スゴいですね、人!
出展ブースは過去最多!4日間の来場者数は…
なんと10万人超え!スタッフは、熱気あふれる969のブースの中から儲かる原石をリサーチ!会場内には…
異物を検知したら、瞬時にスポットライトを当てる装置から…
ロボットアーム3本で、豚肉を抑えてカットして骨まで取ってくれるロボットまで…今まで見たことないデモ展示がいっぱい!そんな中、人が集まるブースを発見!
白神社長:説明しましょうか?
スタッフ:何の会社ですか?
白神社長:冷凍食品メーカー向けのトレー屋です。
ここ、岡山県の株式会社「丸善」は…
食品メーカー向けに、冷凍食品用のトレーを作っている会社。白神雅夫社長によると、「丸善」のイチ押しのトレーは今 流行りのアレ用らしい。
白神社長:今「ど冷えもん」とか冷凍自販機が流行ってるじゃない?それ用のトレーとかを、ウチで作ってます。
そう、ここ2、3年で全国にドーンと増えた冷凍自動販売機用のトレーに使われているんです。そのポイントは…
白神社長:例えば、これは中に突起がある。電子レンジでマイクロウェーブ(電磁波)が拡散するので、レンジアップにいい。
そう、この突起があることで、冷凍食品の真ん中のあたりも均一に温まるんだそう!芸が細かい!
スタッフ:儲かってますか?
白神社長:まあまあ、おかげさまで!
儲かる原石を求めて、さらに会場内でリサーチをしていると…
来場者:面白いブースですね。
来場者が、あるブースのデモンストレーションで大きなリアクション!これは…?
本村さん:まず、ちょっとデモを見て頂く…
早速スタッフも見せて頂く事に、使うのは…
スタッフ:めっちゃサビてる!
サビてしまった鉄板。そして、これをブース内にセット…何が始まるのでしょうか?
ん?なんだ?
明るい一本の光がどんどんどんどん動いていく。一体何をしてるのでしょうか? 作業が終わった鉄板を見せて頂くと…
スタッフ:スゴい!
あれ?サビていた部分が、キレイになってる!
そう、実はこちらのブースの機械は、なんと光でサビを落としちゃう!
実は、食品工場や飲食店にとって、鉄板にこびりついたサビや焦げは厄介な大敵。これが簡単に取れれば、まさに夢のマシーン!ということで、皆さん、興味津々だったというわけ!
でも気になるのは、なんで光でサビが落ちるのでしょうか?そのカラクリは…という事で後日改めて伺い、そのヒミツをさぐる事に!
本村さん:スゴくサビついてる金属の棒とか。
スタッフ:キレイになりますか?
本村さん:やってみましょう!
まずやってみるのは、赤サビがこびりついた鉄の棒!
うん? 何やら、持ち手がついた物体から光が出て、やっぱりどんどんサビを落していきます。一体これは?
本村さん:レーザーが、吸収された汚れとプラズマ化という反応が起きるんですね。
そう、キレイにしている光の正体は…レーザー!こちらの会社は、その名も「クリーンレーザージャパン」!
その秘密兵器「CL100light(ライト)」なら、たった3分ほどで…
サビをかなり落としちゃう!実は、このサビとりレーザーは…
本村さん:クリーニングだけ。金属を削ることもできないです。
レーザーといえば、強い光のエネルギーを一点に集中させ、硬い物質のカットなどに使われるもの。
こちらの機械から出るレーザーは…
切れてる様子はない。
本村さん:例えば、ガスのレーザーとかになってくると波長が16000nm。熱を持ちやすい。その分、金属を切断するとかに向いてます。私たちが使ってる波長は1060nm。金属にも反射しやすい、吸収されにくい、かつ汚れをとる。そういう特性がありますね。
なんでも、本村さんの会社が使うレーザーは、金属は傷めずにサビや焦げだけを取り除く事ができる、ちょうどいい強さのものらしい。一体、どうやって作ってるんですか?
本村さん:結晶みたいなものがあって…
スタッフ:結晶?結晶が入っているんですか?
本村さん:先端に入ってます。
ちょっと難しいお話ですが、レーザーの光を作るには、二酸化炭素などのガスの中で、光を行ったり来たりさせる方法があります。
ところが、こちらのレーザーは「ヤグ」という特殊な固体の結晶に光を当てます。すると、そこから出てきたレーザーが、実に「ちょうどいい強さ」なんだとか。さらにさらに…その程よいレーザーを、もの凄い速さで金属に当てる!
すると、金属を傷付けずに汚れを落とすんです!
クリーニング用レーザーの威力をもっと見てみたい!ということで…東京赤坂のTBSから徒歩1分…
番組スタッフも大好き中国料理店「かおたん」。
その厨房にあった…がっつりサビた中華鍋。
そして…サビと油汚れもひどい包丁。料理長の林さんは、この中華鍋を…
スタッフ:ずっと使ってたやつですか?
林さん:そうそうそう!
果たして、このサビた中華鍋を再生させることはできるのでしょうか!?
では、お願いします!
お~、鍋がどんどんどんどんキレイになっていきます!包丁は…
ご覧の通り!油汚れは…
本村さん:油の汚れが浮いているんですよね。レーザー光が透過して。
仕上がり具合はというと、鉄鍋は…
サビがとれ、包丁も…
おう!キレイになりました!
包丁は研いで…
中華鍋は火入れをすれば…
また使う事ができました!これには料理長も…
林さん:スゴくよくなった!
「レーザークリーニング」で…がっちり!
東京国際消防防災展で発見!消防車のサイレンの最新型!
続いては…
「第11回 東京国際消防 防災展2023」
こちらの展示会は、その名の通り…
スタッフ:何か音がしてきましたね。
スタッフ:消防車が5台あります!
消防と防災に関する最先端のサービスや製品が、一堂に集結。
こちら、消防車のトップメーカー「モリタ」のブースでは日本初、電気自動車の消防車がお目見え!
なんと、遠隔操作で消火作業を行える小型ロボットを搭載!ちなみにこちらの展示会、普通の展示会とはちょっと違っていて…
お客さん:一般の人間です。やっぱり消防車が好きで。
そうなんです!業界関係者だけじゃなく、消防好きの一般の方々も参加可能!というわけで…
スタッフ:ラスト3個!めちゃくちゃ売れてる!
売り切れ必至!展示会限定トミカの模型、消防ヘリ「こうのとり」が売っていたり…
野外特設ステージでは、東京消防庁によるド迫力の訓練を至近距離で堪能できるイベントもあるんです!なので、ついつい寄り道しちゃう!
スタッフ:これは楽しいですね!
そんな展示会の中で見つけたのが、「ケーエスケー」という会社がPRする消防ホースのノズル。その名も…
「龍神ノズル」!
何でも、ノズルに特殊な加工がされているから…
水が玉状になり、火を叩き消す!その結果、早く鎮火できるんだとか!「ケーエスケー」顧問の金子富夫さんに話を伺いました。
スタッフ:これは、もうすでに採用されてるものなんですか?
金子さん:入ってます!関西系の消防本部・消防局には数十台入ってます。
さらに、さらに…!
スタッフ:スゴい、ピカピカしてますね!
会場でひと際目立つ、その名も…
「株式会社パトライト」という会社のブースへ。
どうやら緊急車両の回転灯を作っている会社のようですが…街中で耳にするアレの最新版も作っていました!
「ウ~♪ウ~♪」
そう、消防車用のサイレンの音!
何でも「パトライト」は、このおなじみの「ウ~♪」に代わる新しい音を開発!それが今、徐々に広まっているんだとか。その音が、こちら!
「ギュイ~ン♪」
そう、「ウ~♪」じゃなくて「ギュイ~ン♪」!
なんでこんな音が必要なのでしょうか?「パトライト」の松井盛人さんによると…
松井さん:最近 車も密閉性が高くて、外の音が聞こえないので。
車の性能がアップし密閉性も高まったことで、「ウ〜♪」の音が車内に届かず、運転手が緊急車両に気づかないケースが増加。
そこで、「パトライト」は車の窓ガラスを通り抜けしやすい波長で、しかも歩行者が不快にならない音、ということで、「ギュイ~ン♪」を開発!
松井さん:「ウ〜♪」の音は法律で決まっていまして、消しちゃいけないんです。「ウ〜♪」に「ギュイ~ン♪」を被せているんです。
インテリアの展示会で人だかり!厚さ0.02mmの世界一薄い和紙がスゴい!
スタッフは、この日ビッグサイト内で何やら別の展示会が開催されているという情報をゲット。せっかくなので行ってみると…
スタッフ:結構、人いっぱいいますね。
こちらは…
「第31回 インテリア ライフスタイル2023」
家具や食器、小物に雑貨など、最先端のインテリア商品が集まる見本市。その会場で、来場者から気になる情報が…
来場者:とにかく薄い和紙があります。
来場者:薄い紙とか…めちゃくちゃ薄いです。
これは気になる!すると…
来場者:見に行きましょう!
ご親切にありがとうございます!そして、そこにあったのが…
スタッフ:あっ!本当だ!薄い!薄い!薄い!
確かに薄い和紙らしきものが!
ここ、「ひだか和紙有限会社」という和紙を作る会社のブースで、皆さん、とっても興味を持ってマジマジ見ています!見ているのが…
鎭西社長:コウゾの繊維を使った和紙です。薄さ0.02mm。重さが、1.6g/㎡です。
こんなに薄い紙、何に使うのか?と言うと…
鎭西社長:主な用途は、世界中の美術館の「文化財の保存修理用」に使われています。
劣化してしまった古い書物のページを、この薄い和紙ではさんで傷まないように保存したり…
古い仏像の色を塗りなおす際に、新しい塗料が剥がれないように上から貼ったりと、元の素材を残したまま補強するのに世界中で大活躍。これは絶対儲かってそう!でも、こんな薄い和紙をどんなハイテクで作っているのでしょうか?
やってきたのは、高知県の日高村。
「ひだか和紙」の鎭西寛旨社長が、薄い和紙の作り方を見せてくれるという。でも、その前に…
スタッフ:本当に0.02mmかな、と思って。
鎭西社長:分かります。分かります。
展示会以降、その厚みを若干疑っていたスタッフ。
では、測ってみましょう!
本当だ!0.02ミリ!
ご覧ください!あまりに薄いので、ちょっと風が吹けばご覧の通り!羽衣のように宙に舞う!
そして、その薄さに欠かせない作業が工場にありました。
植木由美さんの作業は…
植木さん:紙にした時に(表面に)太い繊維が出ない様にとか。なるべく細かくとっていきます。
和紙は植物のコウゾの繊維で できています。
その直径は、一番細いもので0.02mm。つまり、「ひだか和紙」の厚さ0.02mmは、コウゾから作る事ができる限界ギリギリという事!なので植木さんは、手の感覚だけを使い、コウゾの繊維を全部0.02mmにそろえていくんです!
その後の出来上がりが美しくなるよう、コウゾの繊維の中の細かいゴミも取り除きます!
そして、シート状に紙を漉いていくんですが、厚さ0.02mmの和紙は繊細すぎて、手漉きだとどうしても破れちゃうため、機械で漉くんです!
そして、ゆっくりと加熱したら…
超薄い和紙が出来上がり!美しく、世界中の文化財の修復に使われているのであれば、鎭西社長、儲かってますよね!
スタッフ:売上げは?
鎭西社長:数億円もいかないくらいです。これから上りたいって感じです。
がっちりいきたい!という鎭西社長は、薄い和紙の新しい使い道も考えていて…
鎭西社長:何かを書いてもらって。
文字を書く…?という事で、ある実験をやってみることに!それは…
厚さ0.02ミリの和紙に毛筆で文字が書けるのでしょうか!?
破れるとマズいので、下に半紙を敷いてチャレンジ!
挑戦するのは、がっちりマンデーの新人AD、書道2段の小林ちゃん。
厚さ0.02ミリの和紙に毛筆で文字が書けるのでしょうか!?
それではお願いします!
力強く書きだした小林ちゃん!
小林AD:普通に書けます。
小林AD:はねの感じも書けますね。破けないです。
う~ん、所々破れそうなピンチをなんとかくぐり抜けて、書き終えたもよう。果たして、厚さ0.02ミリの和紙に文字は書けているのでしょうか?
破れず、書けました!やっぱりこれは、儲かる原石だ!
「世界最薄の和紙」で…がっちり!いきたい!
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