今回のがっちりマンデーは…

儲かる「箱」ビジネス！

みなさん！最近、まわりに「箱」が
増えてると思いませんか？　　

街なかで…お店で…正体がよくわからないけど、
やたらと目にする「箱」。
　　
これだけ増えてるということは…
きっと儲かるから置いてるはず！

と思って調べてみたら、やっぱり、儲かってた！

最近、駅やコンビニで妙に増えてる「箱」！
　　　　　　　
スマホに欠かせないアレを入れて、めちゃめちゃ儲かってた！

ありそうで無かった、子育てママとパパが入る「箱」！
１.２億円売上げていた！？

今回は、儲かる「箱」ビジネス！を徹底深掘りします！

※以下、4月24日放送の書き起こしです。

どこでも借りられて、どこでも返せるスマホ充電器をレンタルできる「箱」で売上げ２ケタ億に！

まずやってきたのは、東京・原宿駅近くにある…

「インフォリッチ」という会社！

どんな「箱」でがっちりなのでしょうか？
秋山広宣社長に話を伺いました。

秋山社長：スマホ充電器をレンタルするチャージスポットという箱で儲かっています！

皆さん、こちらの「箱」…最近コンビニとかで、見かけた事ありませんか？

この「チャージスポット」、レンタルのスマホ充電バッテリーが刺さっている「箱」で…

こんな風に、取り出すだけで借りられて…充電し終わったら…

近くにあるチャージスポットならどこでも、差し込むだけで返却完了！

バッテリーのレンタル料は３０分１６５円からで…これが今、全国に２６０００台も設置されているんです！

スタッフ：チャージスポットがない都道府県ってあるんですか？
秋山社長：無いです。４７都道府県、頑張って入れてまいりました。

推定利用人数は１００万人以上！しかも、ぐいぐい伸びていて…

秋山社長：一昨年にスタートしたんですけど、初年度から考えると４〜５倍の拡大をしていながら、まもなく２ケタ億に届く状況です。

これは、かなりの儲かり「箱」だ！！

社長曰く、意外と儲かる箱の置き場所があるそうで…

秋山社長：テーマパークにも、置かせてもらっております。結構、皆さん動画撮られたりとか、あと写真撮ったりとか、電池がなくなると閉園前に帰るってケースも出てきているみたいで、そういったリクエストなんかもいただいて置かせていただいております。

あともう一つ、意外と借りられることが多いのが…

駅の改札近く。

女性：最近スマートフォンで改札を通られるお客様が、非常に増えてまして、突然、充電がなくなってしまったりですとか、もう少しで充電が切れてしまうといった外出時のヒヤヒヤを少しでも解消していただけるように設置をいたしました。

しかし、全国に２６０００台もこの箱を置かせてもらうとなると、場所代も馬鹿にならなさそうですが、社長、大丈夫なんですか？

秋山社長：置いてくのは僕たちの投資で、タダで置いて行っているんですね。むしろお客様を誘導するきっかけになったりするので「置かせて頂きたいです」って言うお声を頂く場合が、最近多いです。

そう、このチャージスポット、どの場所にも、タダで置かせてもらってる！なんでも、置くお店側にもメリットがあるらしい。

実際に置き始めたという、タリーズコーヒーの広報の山口さほりさんに話を伺いました。

山口さん：実際ご利用の方は地図でご覧になって、タリーズでもやってるんだなってことで、お越しいただくんですけど、そういった方々のご来店動機になりますし、ご利用のついでにコーヒーを買って頂いてというメリットがあるのではと思っております。

そう、チャージスポットは、どこで借りられるのかスマホアプリの地図で分かるようになってるので、充電目的で来たお客さんがついでにコーヒーを買ってくれれば、お店も儲かる！というわけ！　

と、ここで素朴な疑問。このチャージスポットの充電バッテリー、どこでも借りられて、どこでも返せるということは、

沢山借りられて、バッテリーが無くなっちゃう所と、沢山返却されて、バッテリーが満パンになっちゃう所と、偏りが出そうな気が…。大丈夫なんでしょうか？

秋山社長：ラウンダーという部隊を持っていまして、的確に無い所、ある所を僕たちもデータで出しているので、それを見てもらって挿したり抜いたりしてもらってます。

そう、ちゃんと「ラウンダー」という人たちが、バッテリーの位置を調整してるんです。しかもこの「ラウンダー」役として、意外な方たちが活躍してるんです！それが…

出前館のドライバーさん！

料理の配達の合間を縫って、バッテリーが溢れているスタンドからは回収を、不足しているスタンドには補充を行っているんです！

一体一日どれくらい運んでいるんでしょうか？出前館配達員の秋吉優成さんに話を伺いました。

秋吉さん：一日２０〜３０個くらいです。主に多いのはコンビニとカラオケでカラオケの機械にはバッテリーの数が少ない印象があります。

このように、いろんな会社とタッグを組んで、うまく儲かりビジネスを広げてる「チャージスポット」ですが、実はもう一つ、儲かりのタネが…

秋山社長：サイネージもお使いいただけるということから、広告として展開しております。

そう、全国２６０００台の箱には全て「画面」がついているんです！ここに広告を出すというビジネスも展開！

秋山社長：美容系もあれば旅行関連、ファッション、または番宣等々という事とかにも使っていただいております。
スタッフ：じゃあ、がっちりマンデーの番宣を流すことも可能？
秋山社長：今日、その営業をしようと思っておりました。

さすが商売上手！

「チャージスポット」は、今年中に国内の設置台数を５万台にまで増やす予定。これは、ますます儲かりそうです！

インフォリッチは、スマホ充電器をレンタルする箱「チャージスポット」でがっちり！！

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん：実はこのビジネスって、５年ぐらい前に中国であったんです。中国企業も日本でこれと同じことを展開しようとしてたんですけれども、なかなか日本は、置かせてくださいっていうのが、パッパッパッと進まない国なんですね。もう、あきらめちゃったところで、今の社長が、だったら自分が日本でやるぞと。
加藤さん：ちょっといい方、悪くなりますけど、単純にパクリということでよろしいですか？
秋山社長：パクリました。
加藤さん：言っちゃったよ！バッテリービジネスの他で、何か考えてたりすんですか？次のビジネス展開は？
秋山社長：我々のシステム自体は、携帯の QR コードをスキャンをして頂きますと、飛び出るっていう簡単なシステムですので、インバウンドがもう少し熱が上がってきた時には、通訳機が必要でしたり、あとWi－Fi のルーターが必要だったり。出てくるものは七変化できるという風に思っております。

冷蔵庫型宅配ボックスで家にいなくても生鮮食品を受け取れる…ある工夫をして配送料無料に！？

続いてやってきたのは、神奈川県横浜市にある…

「クックパッド」

クックパッドといえば、日本最大の料理レシピサイトとして、すっかりおなじみですが…

クックパッドＪａｐａｎ ＣＥＯの福崎康平さんに、どんな「箱」で、儲かってるか、話を伺いました。

福崎さん：私たちが開発しております「マートステーション」という箱になっております。

マートステーション…？どれぐらい儲かってるんですか？

福崎さん：具体的には言えないんですけど、ウン億円以上という。

儲かり箱「マートステーション」があるという…

こちらの高層マンション。
１階エレベーターの奥に…

なんだか、ロッカーみたいな感じですが…「マートステーション」とは何なんですか？マーケティング担当の富永麻美さんに伺いました。

富永さん：冷蔵庫型の宅配ボックスになっております。

宅配ボックス？開けてみると…

箱がいっぱい入っています。その中には…

お肉や野菜が！一体、どういうことでしょうか？

富永さん：こちらのスマートフォンアプリ「クックパッドマート」で注文いただいた食材がこちらでお受け取りできます。

そう、「マートステーション」は、クックパッドがやっている通販サイトで買った食材を受け取ることが出来る箱。

アプリから、お肉や野菜などの生鮮食品を注文すると…

この箱まで届けてくれて、注文した人は、スマホに届いたＱＲコードを使えば…

鍵を開けて、商品を簡単に受け取れるんです。

しかも、普通のネットスーパーで生鮮食品を買った場合、商品が届く時間に自宅にいて受け取らないといけないですが…この箱なら、中が冷蔵庫になってるから、中に入れておいてもらって、仕事帰りなど、好きな時間に受け取ることができるんです！

この冷蔵庫型宅配ボックス「マートステーション」今、どんどん増えていて…マンション以外にも…

コンビニのローソンや…

駅の構内。

ドラッグストアや、コインランドリーと…東京２３区と神奈川県を中心に５００ヵ所以上！さらにお客さんにとって、うれしいのが…

お客さん：注文がちょっとでも無料で配送してくれているんで、ちょっとした果物だけ注文するとか、そういう場面でも使えます。

なんと、キュウリ１本５５円だって、配送料ゼロ円で届けてくれるんです。普通、そんなことをしたら、大赤字になりそうですが、配送の仕方に儲かるヒミツがあるらしい…

こちらはクックパッドマートに…

名古屋コーチンのむね肉や日南どりのネギ肉串などを出品している鶏肉専門店「梅や」

「クックパッドマート」に出品して、正直、調子はどうか？経営戦略室室長の山下英資さんに話を伺いました。

山下さん：すごくいいですね。がっちり！です。１日の最高売上げで８６万円くらいですかね。
　
山下さん曰く、８６万円はこちらの店頭の売上げ以上の額なんだとか。

早速、毎日発送しているというその様子を見てみると…

こちらの注文を受けた鶏肉を、お店のトラックに積み込んで、出発！
あら、自分で届けるようです…

と思ったらたどり着いたのは…

川崎の北部市場。荷物をおろし、向かった先には…

なにやらたくさんの冷蔵庫が！

冷蔵庫を開けると箱がいっぱい！そこに鶏肉を入れていきます。これは一体？

山下さん：共同集荷場と言いまして、商品を届ける場所になります。

ここは「クックパッドマート」の共同集荷所。

こうした場所が関東だけで約５０箇所あって「クックパッドマート」で注文があった商品を、お店の人が近くの共同集荷所に持っていくんです。

そのあとクックパッドが依頼した運送業者さんがピックアップし、お客さん側の箱「マートステーション」に運ぶんです。

実は、配送ですごくコストがかかるのが、たくさんのお店から集めるところと、お客さん一人一人に届けるところ。そこで！

「マートステーション」は、間に「箱」を用意して、お店と、お客さんに、ちょっとずつ近くの「箱」まで来てもらい、箱から箱だけは、クックパッドが運ぶ。そうする事で、劇的にコストが削減！だから配送料が無料に出来るというワケなんです！
　　
そして、気になるお金の仕組みなんですが…

クックパッドがもらうのは、売れた商品に対する「手数料」だけ。手数料がどのぐらいかは、ヒミツとのことですが…それがお高かったりして？

山下さん：すっごい安いですね。大手のサイトを利用すると安くても１０％とか。
スタッフ：それよりも安い？
山下さん：配送料も込みと考えると、恐ろしく安いと思います。

「マートステーション」は利用者も急増中！２０２０年は１年間で１０倍以上に！

クックパッドは冷蔵宅配ボックスでがっちり！

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん：運送って、「ラスト1マイル」っていう最後の個別に配達したり出荷するところにコストが大部分かかってるんですよ。それを無くしたっていうだけじゃなくて、冷蔵品を送る時って発泡スチロールの箱に入れますよね、その資材とか手間って、すごい大変なんです。だから送料無料に出来ないんですけど、全部、冷蔵庫の中を移動するから、何にも梱包してないですよね。あれが画期的なんですよね。
及川さん：手数料が安いって言ってましたけど、損して得取れではないですけども、そういう、がめつさのないところがまたいいんじゃないですか。
加藤さん：だから広がるんでしょうね。もうひとつ、すごいなと思うのは、クックパッドさん自身は、まったく在庫を抱えないってことなんです。在庫抱えたら、これ売れないとか、これが足りないとかっていうことも、人件費も必要ですし、コストがかかりますものね。
森永さん：本当に、よく出来てると思います。

子育て世代が安心して使える鍵の付いた授乳室の「箱」…中は様々な工夫がされていた！

続いてやってきたのは、神奈川県・横浜市にある…

「トリム」という会社！

創業者の長谷川裕介社長に話を伺いました。

長谷川社長：こちらになります。「ｍａｍａｒｏ」っていう授乳やオムツ交換できる箱なんです。

そう、こちらの「ｍａｍａｒｏ」は、箱型の授乳室。

中の広さは、およそ畳１枚分で、確かに中で人目を気にせず授乳ができそう。

この箱、すでに全国のショッピングモールなどに、およそ２５０台設置されていて、今もどんどん増えてる！とのこと。
　
スタッフ：販売してるんですか？
長谷川社長：今は、販売とレンタルの両方のプランがあります。
スタッフ：いくらくらいからレンタルできるんですか？
長谷川社長：月額４９８００円からになります。

でも正直、授乳室って使う人が限られるし…本当に儲かってるんでしょうか？

長谷川社長：昨年で言うと１.２億円くらいの売上になってまして、年々倍々で進めていくような形になってます。

おっと、これは意外とがっちり！

でも授乳室って昔からあるのに、なぜ「ｍａｍａｒｏ」が売れているのでしょうか…それは、今までありそうで無かった、とっても便利な授乳室だから！例えば…

こんな風に内側から鍵をかけられる！実はコレ、意外と重要なポイント！

実際、「ｍａｍａｒｏ」を利用したお母さんに聞いてみると…

利用者さん：カーテンの外までは男性も入れたりする所もあるので、鍵がかけられると安心して使えます。

なるほど！こんな感じで、今までの授乳室のなかなか気づきにくい使いづらさを、いろいろ解消してるのが「ｍａｍａｒｏ」の売り！実はこちらの会社、もともとは…

長谷川社長：弊社がスマートフォンアプリを開発しておりまして、授乳室やオムツ交換台を検索できる地図アプリを元々は作っていたんです。

そう、街なかの授乳室の場所がわかるアプリを作っていたので、そのユーザーであるママさんたちから、

「授乳室」に関する不満や要望などの情報が集まっていたんです！だから、子育て世代のニーズに応える、便利な授乳室を作れたというわけ！

そんな授乳室ボックス「ｍａｍａｒｏ」には、他にもかゆい所に手が届く工夫があちこちに！

利用者さん：通りすがりに見つかると助かるので。歩き回ったらすぐ目に入るくらい増えてほしいです。

いままでの授乳室はどうしても、お店の隅っこなどにあって、見つけづらかった…

そこで「ｍａｍａｒｏ」は、巨大な「哺乳瓶」マークをつけて、わかりやすくしたんです！さらに…

これまでの、カーテンで仕切られた授乳室は結構狭く、お母さん１人しか入れない。これだと、上の子と一緒に来てたときに、その子から目が離れて、心配。

そこで、ちょっとだけ広くして、上の子も入れるサイズに！確かにこれなら、安心です！そしてもうひとつ、今までありそうで無かったのが…

この小さなイス！

利用者さん：授乳してソファーに座って、そのままサブ椅子があって、ソファーにつなげると、その場でオムツ替えができて良いと思います。

そう！授乳と一緒に本当はオムツ替えもしたい。これが一箇所でできることで、とっても助かる！

このように、かゆいところに手が届く授乳室ボックス「ｍａｍａｒｏ」

それにしても、これを置くお店側は、なんで自分たちで新しく作らずに、あえて「ｍａｍａｒｏ」を置くのでしょうか？

今年１月に導入を始めた、横浜駅にある「相鉄ジョイナス」の担当者、飯田新さんによると…

飯田さん：施設として、授乳スペースが足りないと感じていたが、授乳室を１から作るのは多額の費用がかかるし、難しい部分がありました。ただｍａｍａｒｏだと、置くだけという、費用面でもスペースの面でも、簡単に設置できるので非常にありがたいと感じております。

そう、「授乳室」を新たに作ると、場所もお金もかかる。でも、「ｍａｍａｒｏ」なら、お安く導入できるし、コンパクト！

しかも、簡単に動かせるから、設置も楽チン♪

そんな「ｍａｍａｒｏ」の設置台数は、販売開始から右肩上がりに急増！

「トリム」は箱型ベビーケアルーム「ｍａｍａｒｏ」でがっちり！

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん：これもまた、うまい考えと言うか、かゆい所に手が届く感じになってますね。
及川さん：「ｍａｍａｒｏ」っていうネーミングも好感度高いんじゃないかな？
河野さん（広報）：「ｍａｍａｒｏ」のネーミングは、ママのｒｏｏｍから来てます。ルームのｒｏですね。
及川さん：なるほど。
森永さん：「ｍａｍａｒｏ」の普及で、会社自体も儲かるし、赤ちゃんを育てている親御さんも嬉しいし、あれを設置することで、お店が子育てを応援してるんだってイメージアップになるんですよ。だからＷｉｎーＷｉｎーＷｉｎなんですね。
加藤さん：箱ビジネス素晴らしいなと思いましたね。

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