事業計画を考える上で、サラリーマン思考の人が陥ってしまう事
事業計画書の本質に関して、フィードバックを貰える機会は少ない。
現職でも前職でも、サラリーマンながら新規事業に関わる事が多かった為、事業創造や事業計画について触れる機会は普通の人より多い人生だったと思います。
しかし、事業計画に対しての考え方が根本的に間違っていた事に気づきました。
先日、「サクッと起業してサクッと売却する」の著者である正田圭さんが主催される合宿に参加し、儲かるビジネスモデルに関してのインプットや事業計画書のフィードバックを頂いたので、その時に学んだ事を語ってみようと思います。
1:ビジネスモデル構築の際、一番初めに自問すべき事
「このビジネスって、何で儲かるの?」
の問いに対して即答できる事ですね。
ビジネスモデルを考える際に、売上が最大化されるかとか、市場や競合が云々みたいな視点にフォーカスしがちです。
しかし、仕入れの安い理由を回答できないとアウトです。
よって、仕入れの安いカラクリを持つビジネスモデルの研究が必須になります。このリサーチ、モデルのパターンを多く知っているか否かが事業計画を考える上で重要となります。
よくよく考えると、ビジネスモデルを考える上で仕入れを安くするなんて当たり前の事なんですが、それでも私含め大半の人がこの視点が抜ける・・
いや、正確には分かってはいるが、優先順位としてなかなか一番に来ない。
抜ける理由としては、おそらく売上最大化とか目新しモデルみたいな所にスコープしてしまうからですね。
改めて、儲かるビジネスモデルの本質はここにある事を再認識した次第です。
2:事業計画のフィードバックを受けて
詳細は割愛しますが、合宿中に私が作成した事業計画(ビジネスモデル)は、既存のとあるビジネスモデルと、別業界のモデルを組み合わせてキャッシュポイントを2つ内在するモデル。
まだ世の中に存在しない新しい形態だったので、何となく面白そうと思いながら作成しました。
しかし、正田さんからのフィードバックは
「既存の儲かるモデルを無視して、勝手にモデルを作り出してしまうという一番やってはいけない典型的なパターン。ビジネスモデルは基本的に新たに作るのでは無くて、見つけてくるもの。」
このフィードバック、何年かぶりにホントに刺さりましたね(笑)
33歳ですし、サラリーマンの中では新規事業の経験が多いので、社内では直球なフィードバックをくれる人って少ないんです。
ちょっと革新的なモデルを考えてプレゼンすると、
「面白そう!流石だね!」
みたいな事を言われるんですよ、会社では。
私みたいなサラリーマン思考の人ほど、事業計画は仕入れの安さより売上が最大化される部分にフォーカスしてしまい、革新的なものを作りたがってしまう傾向にある気がします。
シンプルに考えないといけないのに、複雑化してしまう。
シリアルアントレプレナーであり、15歳から起業経験のある正田さんはもう経験値というか、戦闘力が違う。
会社勤めの人間からは、絶対に出て来ないような視点でのアドバイスが頂けました。
3連休全て費やしましたが、合宿に参加して良かったですね。
合宿は有料での参加だった為、詳細なノウハウの記載はできませんが、仕入れを安くするビジネスモデルのパターン化や事業計画書の作成方法なども学べました。
これからは良質なコミュニティへ在籍する事が、自身の戦闘力を上げる近道になる時代がきそうです。
自分が勤める会社以外のコミュニティへ在籍する効用は、最近多くの方が発信していますね。
コミュニティの主催者により、カラーは異なりますけど。
それにしても、やっぱり物事の本質はシンプルですね。
いつも色んな人に言ってきた事なのに、今回の合宿を通じて意外と複雑化思考に陥っている事に気づきました(笑)
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