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自己一致について自分なりの解釈

自己一致のことを“感情を出してはいけない”、“自分の価値観、考えが浮かぶのは良くない”、”常に安定的な心持ちでいないといけない”、”カウンセラーはクライアントに自分の心情変化を知られてはいけない“と捉えている方もいらっしゃいますが、私は必ずしもそうではないと感じてます。

コンディションという意味でカウンセラーが心身の調子が整っているか自己認識と 実際との違いはないか、という視点での自己一致は大前提ですが、自分の内的変化をクライアントには気づかれないようにしようすることが自己一致であると捉え、無理をして自分の感情を押さえたり、自分の変化をやり過ごそうとしていると意識は自分にばかり向いて、それがクライアントへ伝わり、深く聴いてもらえていない感覚になっていくと思います。

クライアントと話している今、この瞬間の場面を上空から眺めて、自分はこう感じているんだ、クライアントの言葉に対して自分はこう反応しているんだ、とある種、傍観者として自分を静かにみる。

眼の前のクライアントの話を聴いている自分と上空から眺めている自分とを同時に感じながら、確かに今、ここにあることが自己一致だと捉えています。そのうえで、クライアントの利益になると思えるのであれば、カウンセラーである心情状態や自分の内的変化のクライアントへの告白、自己開示を躊躇しないこともまた自己一致であると捉えています。

いまさらながらに自分で書き留めた心得えを読み直している。。

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