(原稿)仕事で疲れて休日は引きこもり。何のために働いているのだろう…
<カット1>
「休日」 ※ゆいの自宅のシーン。
ゆい:今何時だろう? ※ダルそうにベットから起き上がり、壁掛け時計を眺めるゆい
「11時」
ゆい:もうこんな時間か…寝たのにまだ体が重い…ふぅ…
※仕事の回想シーン
先輩:ゆいさんこの仕事この後やっといてもらえる。 ※先輩にファイルを渡される
ゆい:あっ…
ゆい『今夜友達と約束ある…でも断るわけにもいかないし。』
先輩:どうしたの?
ゆい:いえ、わかりました。
<カット2>
※シーン戻ってゆいの部屋。
※ソファーに座ってテレビのリモコンを持つ。(きっちりでなく、グダっと座る)テレビドラマを見る(OLが土日に家でfuluを見るイメージ)
ゆい:仕事の疲れで外出する気になれない。 ※疲れているから。
※仕事の回想シーン。会議。
課長:ゆいさんはどう思う?
ゆい:『先輩の意見には反対だけど、私の意見なんて…』
ゆい:私も吉田先輩の意見に賛成です。
ゆい:はぁ… ※自分の意見を言う番が終わり小さくため息をつく。
※シーン戻ってゆいの部屋。
ゆい:外も暗くなってきた。もう19時かぁ。
ゆい:無駄な休日を過ごしてしまった…
先輩や上司との関係は悩ましいですよね。
ゆいさんの「雰囲気の良い職場環境にしたい。」という前向きな気持ちが、
言いたいことを多少飲み込んででも、職場の人間関係を優先し周囲に合わせようとさせているのだと思います。
自分でも気づかない!?人間関係における心の不思議!
ですが、それが過度になると、「周囲に合わせないと嫌われてしまうのではないか。」という恐怖心にとらわれてしまうことがあります。
ゆいさんの気持ちが「恐怖心」なのか?を見分けるためには、
ゆいさんが同僚に対して、「どうせ言ってもわかってもらえないだろう。」という「無力感」や、
「これを言ったら角が立つのではないか。」という、自己主張することへの「リスク」を感じているかどうか?を確認してみてください。
もし、無力感やリスクを感じていたら、ゆいさんの「恐怖心」が、同僚の言動に過度な気を遣わせ、ゆいさんを疲れさせているのかもしれません。
どうして雰囲気の良い職場にしたいという前向きな気持ちは、恐怖心へ変わるのか?
「恐怖心」、すなわち、「周囲に合わせないと嫌われてしまうのではないか。」という「思考のクセ」は、
「自分の意見を言った事で傷ついた経験」をキッカケに作られることがあります。
<イラスト1>小学生のときに、クラスメイトから「お前あのテレビ見てないの?」「お前そんな風に思うんだ!」などとバカにされているシーン。
そして、「職場で自分の意見を受け入れてもらえない体験」を重ねることで、この「思考のクセ」が刺激され、
いつの間にか「周囲に合わせないと嫌われてしまうのではないか。」という恐怖心にまで育ってしまうことがあるのです。
自分のここは素直に出す!というポイントを決めてみよう!
ゆいさんが職場で自分を素直に表現できるようになれば、人間関係が楽になり、疲れも和らぐでしょう。
思ったことすべてを素直に表現するのは難しいと思いますので、まずは自分の表現したいポイントを決めることをオススメします。
ゆいさんの好きなタレントさんや、芸人さん、スポーツ選手などを思い浮かべてみてください。
思い浮かべた方たちは、どうして魅力的なのでしょうか。
おそらく、自分を表現することで活躍している、という共通点を見つけられるかと思います。
つまり、自分を素直に表現することは、人に好かれたり、人間関係を豊かする可能性も秘めているのです。
そして、ゆいさんが、タレントさんや、芸人さん、スポーツ選手などを好きな理由にゆいさんの自己表現のヒントが隠れていることがあります。
好きな理由は、何事にもチャレンジするところが好き、諦めない姿勢が好き、など様々あるかと思いますが、
好きだと感じた理由そのものが、ゆいさん自身が表現したいゆいさんの個性であることも多いのです。
<イラスト2>ゆいさんが、私も〜〜選手のように職場でチャレンジする自分ではいよう!とp(><)qとしているイラスト
職場でゆいさんの全てを素直に表現できるようになる必要はありませんので、まずはゆいさん自身の表現したい個性だけを、職場で表現することから始めてみてはいかがでしょうか?
それが、職場で素直な自分でいられる一歩となり、疲れを和らげてくれるかもしれません。
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