(原稿)もっと頑張りたいのに、思うように力がでないんです…
<カット1>
※みさきがオフィスのギャザで上司に企画を提案している同期をチラ見する。
「同期に遅れをとらないように」
※みさきが斜め向かいの席で集中してデスクワークをしている後輩をチラ見する。
「後輩に情けないと思われないように」
みさき:頑張らなきゃ…!
※引きアングルでみさきが仕事に取り組むカットを入れる
みさき:あれ、もうこんな時間!?
※会社の時計は夜の21時
<カット2>
※帰りの電車のシーン、疲れた様子で席に座り肩を気にしながら
みさき:はぁ・・・肩こった ※ため息。
みさき;今日もあんまり仕事進まなかったなぁ
みさき:頑張りたいのに、なんで思うように頑張れないんだろう・・・
※会議で生き生きと自分の企画を説明している同期や、新人なのにすごいな!と褒められている後輩の様子が頭をよぎる
みさき:私ももっと頑張らないとダメなのに・・・
社会人3年目なら、後輩の視線や同期との差も感じ始め、焦る気持ちも湧いてきますよね。
そうでなくとも、やる気の有無に関わらず仕事を頑張らないといけない場面は多いものなので、
「自分のやる気をうまくコントロールできないものか…」と悩んでいる方も多いですよね。
恐れが、やる気のスイッチを錆びさせた!?
みさきさんは、頑張りたい気持ちの裏にある「恐れ」の存在を確認しておくと良いかもしれません。
「恐れ」の存在を確認するためには、「この仕事を本当にやりたいですか?」とご自身に問いかけてみてください。
みさきさんは仕事を頑張ろうとされているので、「やりたい仕事のはずなんです…」とお答えになるのではないかと思います。
では、続けて「その気持ちの奥に、どんな恐れが隠れていますか?」と問いかけてみてください。
答えにくければ、「仕事をやらないと…」の後に続く言葉を考えてみてください。
<イラスト1>仕事をやらないと…と首を傾げて考えているみさきのイラスト
いかがでしょうか?
私が3年目のときは、「仕事をやらないと…上司に怒られる。/同僚に情けないと思われる。」などと感じていました。
私のように、頑張りたいという気持ちの裏に「やらないと悪い結果になってしまうのではないか。」という恐れが隠れていることがあります。
この「恐れ=ネガティブな感情」が、やる気を湧きにくくしていることがあるのです。
仕事の結果の良し悪しを決めるのは誰!?
みさきさんは、結果の良し悪しを決めるのは上司や同僚などの他人だと思い込んではいないでしょうか?
「他人が認めてくれるかどうか?」は、やってみないことにはわかりません。
ですので、他人に評価基準がある状態で結果への恐れや不安を消すことは難しいのです。
他人の評価だけでなく、自分の評価を大事にすることも、社会人としての成長には大切です。
例えば、オリンピックで金メダルを期待された選手が、惜しくも5位であったとします。
<イラスト2>惜しくも5位でしたが…とインタビューを受けているが、自分の演技ができたから最高でした!と答える選手。
この選手を、みさきさんはどう思いますか?
金メダルという期待には応えられずとも、自分の演技に心から満足している選手を賞賛する人も多いのではないかと思います。
やる気が湧かないときこそが、次のステージへ進むチャンス!
思ったようにやる気が湧かないと、この仕事は向いていないのかも?と不安になったり、
頑張れない自分を責める方もいますが、やる気が湧かないのは「他人の評価基準に振り回されているだけ」のことも多いです。
まずはそのことに目を向けて、
自己評価の基準を作っていくタイミングに来たのだ!と思い、仕事に取り組んでみてください。
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