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人間は人間以外の生物にはなかなか敵わないから謙虚になるべき

目次
1:ウイルスとの年季の違い
2:渡り鳥の脅威の飛行能力
3:地震予知とゴンドウクジラ
4:ヒトの嗅覚はまるでダメ

1:ウイルスとの差違とは

ウイルスの大きさは1mmの数十万分の1

肉眼は話にならず
光学顕微鏡でもみえず
電子顕微鏡でようやく見ることができる
小ささ

そんなスケールのウイルスに人間は今、翻弄されているわけですがそれは何故か?

ウイルスは30数億年前に地球に出てきた

地球上の生物の誕生は38億年前であり、
それに少し遅れて誕生

人間の祖先である猿人の誕生は600万年前

直接の祖先といわれる新人の誕生は僅か20万年前

ウイルスの歴史と猿人の歴史は500倍の差

新人ホモサピエンスはウイルスの歴史の1/15,000でしかない。生命力が根本的に違うのではないか?

地球上は大きな気候変動がありスノーボールアースと呼ばれ赤道付近も氷や海水に覆われに平均でマイナス60℃のときも生きてきたウイルス

6500万年前に隕石が落ちて暑くなって大変になったが
ウイルスはくぐり抜けて生きてきた。

2:渡り鳥の驚くべき能力

ウイルスだけでなく人間が他の生物に全く歯が立たない例を幾つか挙げる。まずはその一つめ

全長39cm、翼を広げて約80cm、体重は320gと非常に軽いオオソリハシシギという渡り鳥がいる。

春にアラスカにいて卵を産み雛を育て、8月になり南半球を目指し飛び立つ。アメリカの学者がこの渡り鳥の飛行の様子を人工衛星も使い調査すると

アラスカからニュージーランドまでおよそ12,000kmあるのだが一度も着水(海の上に下りて休む)することなくひたすらノンストップで飛んでいることが分かった。約8日間でその距離を飛行し、速度はなんと平均で60km/hにもなる。驚異的である。

ちなみに人間の作った旅客機が10000km以上連続飛行できるようになったのは
1986年開発のボーイング767 300が初めて。僅か30年位前にようやくである。そもそも人間自体は飛べないし

3:地震予知の分野でも人間はまるで劣る

地震予知は日本では昭和30年頃から全国1800箇所に地震計を設置。東日本震災後には海の中にも設置し、予知を試みているが精度は上がらない。
アメリカ人の東大教授は地震予知は不可能だと言い切ってまでいる。

2011年2月にニュージーランドのクライストチャーチでマグニチュード6.3の地震があった。

その2日前にクライストチャーチの600km南にスチュワート島に107頭のゴンドウクジラが海岸に突進して打ち上げられた(ストランディング)ことがあった。

東日本大震災の一週間前にも茨城県の海岸にカズハゴンドウが52頭同じように突進してきて打ち上げられることがあった。

詳しい因果関係はわからない部分もあるがクジラが海底の変化を察知して慌てて逃げるなど何らかの因果関係はあると思われる事案である。

3:他の動物との嗅覚の違い

トリュフを発見する雌ブタ。
トリュフは木の下30cm下に埋まっていて
とても人間には嗅げない。
トリュフはオス豚のフェロモンに似ていて分かるそうだ。

犬の嗅覚もまた有名であるが
自衛隊の訓練で使われる犬はクルマや戦車の下に仕込まれた爆弾を発見する能力を発揮する。

また人間の息を嗅いで肺ガン、乳ガンの罹患を判定出来る犬もいる。唾液から結核の判定 まで分かる。

嗅覚に関する遺伝子の数は
人間は400
犬は800
馬は1100
象は2000
象は十数キロ離れた水場の位置も嗅覚で捉えることが可能

人間は万物の霊長と傲っているが
もっと謙虚になって頑張らないといけない。

以上TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」潤い生活講座8月21日(金)月尾嘉男(東京大学名誉教授)のお話からほぼ完全コピー引用

引用ながら音声を文字に起こす作業は結構大変。

大変ながら月尾先生のお話はとても参考になり面白いためその労力は苦痛ではなく楽しみながら出来る。

写経みたいなもので自ら書き起こすことで頭に入っていく効果もある。

まだ台本無しでスラスラこれを語れるかは微妙ですが8割り方はそらで語れます。
数値や固有名の完全暗記すれば月尾先生並みに語れます。

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