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【入社エントリ】中堅不動産企業から博報堂DYグループに入社して8か月が経ちました

本当はもっと早くに書きたかったのですが、博報堂DYのグループ会社で勤め始めてから8か月が経ちました。1年前のGWには、まさか自分がここで働くとは思ってもいなかったです。新卒の就職活動で大手企業からは内定を1社ももらえなかった自分からすると大きな進歩でした。

そもそも「お前誰だよ」と思う方もいらっしゃるはずなので、少し自己紹介させてください。


自己紹介

・名前:H.H(イニシャルでよく変態といじられていました)

・社会人歴:4年目

・出身:香川県

・大学:大分大学

・前職:東京の中堅不動産ディベロッパーで法人営業と個人営業を2年ほど

前職を辞めた際の退職エントリはこちらなので、詳しい内容を知りたい方は、こちらをご参照ください。

結果的に前回の退職エントリから8か月も経ってしまったのですが、今もなんとか働き続けていることができています。


どんな会社で働いているの?

タイトルにもある通り、博報堂DYのグループ会社と言ってもどんなことをしているかは分からないはずです。会社としては、web広告のメディアレップとして、各代理店とGoogleやYahooなどメディアをつなげる役割を担っています。

私自身の業務としては、リスティング広告の運用として、入札調整や入稿作業、クライアントの成果向上と分析を行っています。


入社して行ったこと

まず最初の3か月間は研修でした。中途採用にも関わらず、web広告業界の基礎から叩き込んでもらえる研修は業界の中でも他にないほどだと感心しました。一般的な座学から、グループの成り立ち、リスティング広告の基礎から、分析・入札調整などの通常業務についての講義と実践&フィードバックなど手厚いフォロー体制を敷いていました。


自分の入社する少し前から弊社を含めるグループ全体での包括的な教育体制の構築が会社の課題として挙げられており、中途入社の営業や運用担当は全員この研修を受けることになっています。確かに手厚い研修はこちらとしてはありがたい話ですが、裏返すと「退職者も多い中で、即戦力の社員育成のためには研修をしっかりしないといけない」と会社事情が垣間見える気がしていました。


その後、現場配属となり、研修で行った通常業務のほか、クライアントに報告を行う営業向けの報告資料の作成などを行っています。4月は単発案件も含め、7件のクライアント、合計2000万円を運用していました。


入社して良かったこと

転職の理由でも考えていたマーケティングの実施経験は積むことができていると感じます。日々クライアントの成果拡大のために、現状の把握とそれに伴う施策の提案を行うことで、「顧客やユーザーが求めるものは何か」と考える習慣がつきました。


あとは周囲がロジカルで頭の良い社員が多いので、物事について論理的思考で捉えられるようになりました。web広告の特徴として、結果が偶然で起こることはなく、必ず物事の要因の特定を求められます。営業やクライアントに「なぜこれが起こっているのか」「次の改善策等につなげるためには何を行うべきか」を簡潔かつ明瞭な表現で伝えることも、日常業務で大事なことです。


入社してからのギャップ

まず思うのは、博報堂DYグループの他の会社の人と働くことが多いことです。そのためカルチャーの違いに戸惑うこともあります。

例えば、勤務時間も私は9時半~18時が定時ですが、常駐先は10時~19時と異なるため営業と時間帯が合わないこともしばしばです。

また常駐先と会社理念も異なるため、なぜこれを行うべきなのかと悩むこともあります。常駐先は「クライアントファースト」を大事にしており、時にクライアントの要望を聞きすぎたりすることもあります。その分、運用側の業務過多となり、成果悪化や通常業務のエラーが起こり、逆にクライアントのCSを低下させることもあります。

社員の方は、情熱とロジカルのハイブリットでビジネスマンとしても優秀な方も多いのですが、会社の成長を意識しすぎるがゆえに、業務量が増え、耐えきれずドロップアウトする社員もいるぐらいです。


1人の社員として思うこと

労働力の流動性や働き方改革が叫ばれる昨今、大手企業の肩書はさほど有効なパスではないのかもしれません。博報堂のグループ会社であってもそれは同様で、「博報堂DYのグループ会社で働いている」だけでは、何も市場価値としては向上しないのは重々承知してます。どんな実績を残し、いかに他の運用担当と差別化を図るかは、これからのキャリアを気づくうえで大切です。

ただこの会社で働くことによるキャリアパスは偉大だと感じます。入社1年以内で辞めた社員の方でも、クライアント側のデジタルマーケ担当としてキャリアアップしたり、メディア側に転職して新しいサービスや広告枠の拡大に貢献するなど様々な道があります。

業務的なことはもちろんそうですが、人間的にも成長はできるかと思います。周りは旧帝大やMARCHG以上の学歴ばかりで、ロジカル思考が当たり前の環境下ならば、論理的思考を鍛えるにはもってこいです。また理系出身で「ロジカルこそ社会で重要」と捉えている人にとっては、のびのび仕事できると思います。

一方、自分で業務量を調整しなければ、すぐにつぶれてしまいます。営業はどんどん案件を持ってくる中で、運用側は適性な業務量に落とし込むのは難しいです。もちろんイレギュラー対応で、日々の作業に集中できないこともあります。IT企業みたいな工数管理も必要です。


今後どうしていくのか

昨今の転職市場を考えるとジョブホッピングに対して、否定的な考え方はだいぶ無くなっていると感じます。さらなる実績を積み上げたうえで、今の職務経歴を生かせれば、さらなるジャンプアップも可能だと確信しています。

ただ自分としても東京での生活には限界を感じています。

正直、東京で働く人は働きすぎです。

近年、街の再開発に伴い、首都圏の各駅の周辺は本当に住みやすくなりました。前職でも、再開発で向いているのは、いかに駅近の物件であるかを思い知らされました。職住近接ではありませんが、駅近の利便性の高い住居が増えていることで、残業や休日出勤にもすぐに対応できる住環境が整備されています。

東京で働く人は、未だに残業が多く、残業比率が都道府県別にみても高い傾向にあります。やっぱり残業は嫌いです。


私自身、地元に愛着がある方ではありませんが、生まれ育った街のために頑張りたいという思いもあります。まだ答えは出ていませんが、今のキャリアパスをいい礎にしていきたいものです。

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