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ガコ田レポートFINAL.PART08

【注意】この記事は、「最終皇帝モニカの野望:バレンヌ帝国編」全てのネタバレを含みます。

できることでしたら、PART00から見ていただいた方が理解しやすいと思いますが、PART.FINALの前後編とエピローグは最低限みておいていただけますと理解しやすいのではないかと思います。
できれば、ご覧になっていただけますと嬉しいです。

PART.FINAL~前編~    ⇒ https://youtu.be/eJkaYBC_MqM

PART.FINAL~後編~    ⇒ https://youtu.be/MYAK7ivA8a4

PART.FINAL~エピローグ~ ⇒ https://youtu.be/Y37ck6-UMPc

こんにちはこんばんはおはようございます。ガコ田です。
前提としてここで語ることは動画内での設定ですので公式のモノではございません。そこを理解したうえで読んでいただけますと助かります。
今回はついに七英雄主要メンバーとモニカ様にスポットを当てたいと思います。
ただ、長くなると思いますので、ひょっとしたらモニカ様は次回に回すかも知れません。

ロックブーケ:愛に生き、愛を求め、愛に散った悲しき女王。

ロックブーケと言われたら、やはりテンプテーションですよね。
男性のみを絶対魅了してしまう対策なしで破ることはできない凶悪スキルです。
私が知り得る中でこれほど凶悪なスキルはほとんどありませんね。
さて、そんな彼女を一言で表すのであれば。「愛」ではないでしょうか。
兄ノエルへの愛。憧れの人ワグナスへの愛。が主な理由ですが、それとは別に、このテンプテーションという技も愛ゆえに身に着けたスキルだったのではないでしょうか。
彼女自身、元々戦闘能力の高い人物ではありません。
それは本人も自覚しています。
どうせ連れて行くのであれば、オアイーブの方が戦力として計算できたでしょう。しかしそれでも彼女はノエルやワグナスに付いて行きたかった。
なんとなくなんですけども、ミンサガでのアルドラが被ってくるんですよね。
ただまぁ、アルドラは彼女自身高い戦闘能力を持ってる点で違ってはいますが。ロックブーケとアルドラの共通点は、愛する人の為なら命を投げ出すもの厭わない、それでも一緒にいたい。という点でしょうか。
そう願うのはやはり愛ゆえに、でしょう。
では、ロックブーケの愛とは。
何度も言いますが、ノエルへの愛とワグナスへの愛。
もなのですが、それとは違う愛があったのだとおもいます。
それは何かといいますと、彼女自身が愛されたいという思いです。
テンプテーションのスキルというのは男が無条件で魅了されてしまうスキルなわけですが、それってつまりは強制的に自分を愛させるわけです。
どうでもいい虫けら程度にしか思っていない新しい人類とはいえ、意のままに操る為に魅了するというのは、彼女自身どこかに愛されたいという願望があったのではないかな、と思います。
そう考えてみますと、ノエルからの愛はあったとは考えられますが、ワグナスからの愛はなかったのではないでしょうか。
いや、だからといってワグナスが彼女を好きではないというわけではないと思います。
ただ、ワグナス自身が朴念仁だったとか、英雄になることにしか興味がなく、色恋沙汰は二の次で興味なかったという可能性はあります。
愛する人に振り向いてほしい、そう願うのは男だろうが女だろうが新しいヒトだろうが古代人であろうが関係ないと思います。
私だってそうです。(若い頃は。
その消化しきれない気持ちが彼女にテンプテーションを身につけることになった切っ掛けだったのだろうな、と。
じゃあ実際アリとの戦いにテンプテーションは役に立ったのでしょうか?
アリたちは女王の命令は絶対なわけですが、実は状態異常耐性が全員まったくないので、テンプテーションも有効だったのではないかと思います。
ただし、タームバトラーとクイーンは女性ですので、効きません。
なので恐らくは雑魚退治の方をメインでやっていたのだと思います。
かくして、彼女も七英雄の一人となりました。
そして、帰ってきた後はエイルネップで男たちを魅了して、遺跡の謎を調べていました。
遺跡の謎。それはなんだったのか。
ロックブーケが遺跡の奥で調べていたものをノエルの方へ通信によって送っていたわけなのですが、その内容は動画内で明らかにはしていませんでした。これにはちゃんと訳がありまして。いや、訳と言うか迷いですね。
それはここではまだ明かさないでおきます。
ワグナスかノエルの項で明かしましょう。
本当はもう少し動画内でも掘り下げたいところでしたけれども、如何せんバトルでは相手になりませんでしたし、割とさっさと解放してしまったのが失敗だったかなと思います。
もう少し時間をかけることができればよかったなぁと未だに悔いが残るところですね。特に遺跡の謎はゲーム本編における重要なポイントでもありますし。
長くなってきましたので、彼女の項はこの辺りにしておきましょうか。
ロックブーケという女性は自分の愛する人の為に戦った芯の強い女性であった、ということは覚えておいてあげてください。

オアイーブ:すべての責任を負わず、逃げた結果の末路。

続いてオアイーブにいきましょうか。
彼女は普通にゲームをしていると黒幕なんじゃね?と思われても仕方ないのではないでしょうか。
正直なところ、ゲームでは最初のレオン帝との絡みくらいであとは投げっぱなしにしてしまったのが彼女へヘイトが向けられた要因ではないでしょうか。
まあでも、仮にオアイーブがアバロンに残って相談役をやってたとしたらロマサガ2の物語が彼女に筋書きを描かれた一本道にしかなりませんからね。仕方ない所だと思います。
ですが、私はむしろ彼女がきっかけだけ作って去っていったのは自分たちで考えて進めなさいというメッセージだったのではないかな、と思います。
まぁ、それが受け方によっては丸投げで責任逃れしたって思われるのでしょうけど。
じゃあ、動画でのオアイーブはどのような役割にしていったのか、何をしていたのかということへ繋げていきますが…
動画内でも何もしていません。
元々彼女は七英雄の協力者であるわけでして、七英雄の計画は新しいヒトの代表と自分たちを戦わさせるということでした。
その為に彼女にはワグナスからヒトの代表者の選定ときっかけ作りをお願いされていました。命令ではありません。お願いです。
なのでしなくてもよかったのですが、彼女はやりました。
それが彼女にとっての罪滅ぼしだったから。
何が罪滅ぼしなのか。
アリを倒した七英雄は歓喜の中で一度は迎え入れられようとしました。
しかし、その姿を見た古代人たちはモンスターとしか認識せず、追放することを決めました。その時オアイーブが七英雄の姿は変わっても魂は変わっていないと、説得をするのですが誰も聞かず、七英雄は別次元へ飛ばされてしまいます。
その後、世界の気候の変化が来たため、古代人たちも別の次元へと飛んでいくわけですが、オアイーブは残ります。
オアイーブは七英雄がどんなに時間をかけたとしても帰ってくることがわかっていましたので、その時まで生き続け、世界を回りながら変化を見、待ち続けました。
帰ってきたとき、彼女は役割はもう終わったと一度は死ぬことを選びますが、それをノエルが止めます。
そして、七英雄の計画を聞くことになり、再びその為に生き続けることになりました。
思ってみると、オアイーブがここまで協力をしたのもやはり彼らを追放させてしまった後ろめたさもあったでしょうが、ノエルとの関係性も含まれていたのではないでしょうか。
公式の設定と言ってよいのか分かりませんが、ノエルとオアイーブは恋愛関係にあったということがエンペラーズサガで語られています。
彼女にとって七英雄の計画はなんの利益もありません。
にも関わらず協力したというのはやはり損得勘定以上の思いがあったからではないかな、と思います。
まぁ、そういう思いを私が知ってしまったので動画でぶち込んでしまったわけなのですけどね。
何かと黒幕だの悪女だの言われるオアイーブなのですが、そんなことはないですよ、と言いたかっただけだったりします。
本当の悪というのは古代人たち…とも言い切れません。
強いて言うのであればその心の弱さ、なのではないでしょうか。
これは我々もそうだと思います。
人は基本的に自分と違うモノは嫌います。我々日本人はその傾向が顕著だと思います。
学校職場などでもありませんか?
ウマが合う人合わない人。合わない人に対してどう対応しますか?
自分から積極的に接触したりしませんよね。
接触したとしても深い仲になることもあまりありませんよね。
古代人が七英雄にした仕打ちはそういうことと変わらないと思うのです。
そんな小さいことで、と思われるかもしれませんが、そういうもんなんですよ。中身は同じ古代人だって言っても姿がモンスターですからね。
話合えば分かり合える、よく聞きます。
ですが、そのステージに上がることがありますか?
どうやって相手を上げますか?
考えてみてください。
それがヒトと言うモノなのですよ。
それは、古代人だろうが現代人であろうが同じなのではないでしょうか。
確かに話し合うことは大事です。
ですが、武器を持って近づいてくる人に両手を広げて話し合いましょうと言ったところで意味はありません。
人と人が分かり合うということは非常に難しいことなのです。
だから、古代人の社会にモンスターと化した七英雄という異物を入れることはできなかった。だからその強大な力を利用してターム族を滅ぼさせ、用が済んだらポイ捨てした様に見えるのですが、古代人側にも理由はあったわけなのです。
私は、七英雄がターム族を滅ぼしてくれたこと、それには感謝していると思うのです。ただその方法がまずかった。ということです。
話がオアイーブからずれてしまいました。
ワグナスが最期に言った、「覚えていろ、私たちは確かに生きていたんだ」という言葉は彼女にも聞こえていました。
英雄の功績は残されてこそ意味があるものになります。
伝説ではない、七英雄の真の姿を書き記すことがオアイーブに遺された最後の使命でした。
彼女は永く生きた魂に刻まれた記憶を全て書き出し、七英雄の功績を書き続けました。
時に笑い、時に泣き。
膨大な時間がかかりましたが、オアイーブの人生の中で最も楽しかった時間だったのではないでしょうか。
全377巻。彼女は書き上げてすぐ倒れ込み、そのまま息を引き取ります。
ですが、その顔は苦しさなど微塵もなくとても安らかな笑顔だったそうです。
彼女の死をもって、七英雄の長い長い戦いの歴史は終わりを告げます。
肉体から離れた魂は巡り巡って、七英雄たちと再会しているかもしれません。

ノエル:怒り、哀しみ、そして愛。物語を描いた哀しき英雄。

さて、残った七英雄はノエルとワグナスですが、ここから動画の物語の核心へ迫っていこうと思います。
今更かよ!ってツッコミはできればなしでお願いします😅
さて、ノエルさんです。
彼は父親の器として生まれてきました。その事を知ったのは大きくなってからですが。
知るまでは、同化の法の存在は知っていても、身体を乗っ取ることまでは知らず、対象が自分になることなど露にも思っていませんでした。
何も知らないノエルは大きくなり、とある研究所へと進みます。
そこである日彼は研究中の資料の中で同化の法の真実を見つけてしまいます。
そこから彼は両親を問いただします。自分と妹はあなた達の器として生まれたのか、と。
父親はハッキリ答えます。ああそうだ。それがどうした?お前も私と同化して一つになるのだ。死ぬわけではない。何がおかしい?
同化の法というのは他社の肉体を乗っ取る法なわけでして、元々の魂はどうなってしまうのかな、という疑問が湧いてきます。
そこで、元々の魂も入ってきた方の魂が乗っ取り、記憶も経験も奪ってしまう、という感じの設定にしちゃいました。
自分が父親の器として生まれてきたことに納得できないノエルは、同化の法の研究に没頭するようになります。
その迫力はものすごく、人を寄せ付けなくなるほどでした。
そんな時に知り合ったのが、ワグナスとオアイーブでした。
彼らは所謂上流階級の子息なので、同化の法がそのような使われ方をしていることを知っていました。そして、自分たちは器ではない事も。
器になるのは中流階級や下流階級の民がなります。
上流階級のより上質な魂は残されるというわけですね。
どうでしょう?
生まれてきた意味が最初から決められているというのは。
気持ち悪くありませんかね?
私は、人が生まれてくる意味というのは後から付いてくるものではないかな、と考えています。
生まれた時から私という人間だったわけではなく、生まれて環境に揉まれて育って、そして出会った人々との交流などの様々な要因を通して私という人間は形成されている、という考えですね。
言ってしまうと、ノエルはこの考え方をほぼ投影させています。
このまま器として、魂まで乗っ取られてしまうのはイヤだ。
何の為に生まれ、勉強し、経験しているのか。それらすべてが父親に奪われる。
到底納得できるはずがありません。
そこで彼は両親を殺す選択をします。しかも自らの手ではなくターム族に襲わせるという手段で。
その場に妹ロックブーケがいたことが計算外の出来事でありましたが、両親を殺すことはできました。
ロックブーケは同化の法を使って別の身体に移転せざるを得ませんでした。
本当はやりたくなかったんでしょうけどね…。
そこから彼は同化の法を新しいモノにする研究に没頭します。
自分の計画のせいで両親を殺したこと、妹も危険な目にあわせたことを忘れ、都合よくアリのせいにして。
その過程でできてしまったのが吸収の法、ということです。
ゲーム内の七英雄の中で一番良識的な人物だと思いますが、私は彼こそがもっとも狂っていたと思っていますので、それを存分に入れ込みました。
では、なぜ彼が狂っていると言えるのか。
だって狂ってるでしょう、自分と言う存在を消したくないが故に親を殺し、古くからある因習とその装置をぶち壊そうとするんですから。
しかもその切っ掛けを自分で作ったにもかかわらず、アリに全部責任押し付けて。
なかなかの狂いっぷりだと自分では思ってます。
でもね、古くからある習慣や伝統なんかをぶち壊すっていうのは並大抵のことではできません。
そこにはある種の狂気がないと無理なのではないかなと思います。
そして、それを行ったうえで全ての責任を背負う覚悟も必要になってきます。
ノエルは、その全てを背負ってタームを滅ぼしたうえで同化の法を破壊するつもりでしたが、七英雄は追放されてしまい、願いは叶わなくなりました。
それでも彼らは帰ってきました。
古代人の中でも同化の法を使って生き長らえているさらに古い人々を根絶しなければ真の平和はきません。
しかし、その古代人は既に別の次元へ旅立っていました。
追いかけるのはほぼ不可能に近いです。
同じ次元に飛べる保証もありませんし。
そこで彼らは同化の法を新しい人間たちに遺してはいけないと考えました。
新しいヒトに古代人たちと同じようなことをさせてはならないと。
しかし、新しいヒトは弱い生命でした。
この弱い生命をどう導けばよいか…彼らは考えました。
最初は彼ら自身が先導して、人を導こうとしましたが、ヒトはモンスターとなった姿をみて伝説の七英雄だと信じず、恐れました。
これまで自分たちがしてきたことは一体何だったのか。
英雄とはなんなのか。
彼らが辿り着いた答えは、自らヒトに対する試練となることでした。
その為に、もっともらしいストーリーを作る必要がありました。
そこで、同化の法の真実は伏せ、単純にモンスターを取り込み狂ったという筋書きにしました。
そこに至るまでの細部までの物語を作る必要もでてきます。
その結果、ノエルの両親殺しからの一通りの真実を織り交ぜた物語を作ったわけです。
ノエルの描いた物語。
表向きは、両親を殺された恨みと怒りでアリたちと戦う決心をした青年ノエルの復讐の物語です。
真実は、動画で描いた通り同化の法の根絶でした。
彼らは新しいヒトにその存在を恐れられた時点で世界から拒絶されたということです。
だから彼らは狂ったふりをして、モンスターを倒す側ではなく支配する側に徹し、分かりやすく人類の敵になった、というわけです。
リース・トーレスが連れてきた別次元の強い魂を持つモニカ様が現れるまでそれは何度も繰り返されました。
数百年、数千年…ようやく、ようやく待っていた時がそこにきたというわけですね。
彼は新しいヒトの可能性を信じ、後を託して逝きます。
悔いは…全くないといったらウソになりますが、伝説にすがることなく、自分たちの足で歩んでいくことを垣間見れて満足できたのではないでしょうか。
それでは、ノエルはこの辺りにしましょう。

ワグナス:神になりたかったがなれなかった男。

ついにやってまいりました、ワグナスさんです。
彼は完璧であり、隙のない人物です。
ほら、学校にもいませんか?
運動も勉強もできてイケメンなヒト。
そういう人ですよ、彼は。
ですが、完全な存在ではありませんでした。
まぁ、完全な存在なんてものはこの世にありませんけどね。
だからこそ、彼は完全な存在になることを求めたのではないかな、と思ったのです。
完全な存在、つまり神ですね。
ロマンシングサガというか、サガシリーズは基本的に神がいます。
いるんですが、ロマサガ2と3の世界には神がいません。
近しいモノはいても、ハッキリと神と呼べるものの姿がないのですよね。
その神になろうとした男。それがワグナスと言う人物ではないでしょうか。
その為に彼は、ノエルですら利用していたと思います。
ノエルもそれは理解したうえで話に乗ったのでしょう。
ワグナスにとって邪魔だったのは古代人のお偉いさんたちです。
彼らを排除して、自分が指導者へなること。
その機会をずっと狙っていました。
そこでノエル家の事件が起きます。彼はこれを利用することにしました。
まずはアリを退治して、英雄となること。
その功績をもって中枢に入り込み指導者へなっていくこと。
と、プランはできていました。
しかし、アリが強かったこと。
そして古代人たちはアリに対する抵抗する手段をもっていなかったこと。これが不運にもありませんでした。
その為に産みだしたのが吸収の法でした。
この力をもって、わずか7人でドレッドクイーンを倒したわけですが、彼らの姿もモンスターとなってしまいました。
当然、古代人たちは彼らを恐れ遠ざけ、逃げました。
望みが叶うどころか、次元転送装置の実験台にさせられ、別次元へ追放されてしまった彼でしたが、それでも戻ってこれたのはやはり強い意志があったからでしょう。
帰ってきた彼が最初にみた世界は環境が変わってしまい、小さき弱い命を持つヒトが世界を支配していました。
弱い命に世界を奪われ、支配したかった古代人たちには逃げられ、彼はもはや人生の目的すら失っていたのだろうと思います。
自分はいったい何のために生まれ、何のために戦ったのか。どうしてこうなった。
しかし、世界には七英雄の伝説が残っていました。
彼らは英雄になれたのです。
ならば、英雄が次になるのは何か。
答えは支配者でした。
まぁでもね、いかに本物のワグナスだ七英雄だって言ったところで、モンスターと化した姿を見て信じるわけがないんですよ。
実物を実際に見たヒトがいるわけでもありませんし。
だから、彼らは圧倒的な力を見せて支配するわけですよ。
ですが、小さなヒト達を支配することが簡単すぎてまるで面白くありませんでした。
これは私の勝手な考え方なのですが、完璧主義なヒトほどその過程を楽しむ傾向があるのではないかなと思います。
結果を出すのはもう分かっているというか。
RPGでも無駄にレベル99とかにしちゃってラスボスすら雑魚になってしまってクリアするのが面倒になることありませんかね。あんな感覚だと思います。
そうなってくると、世界を支配することに興味を失います。
その時に残っていた古代人(オアイーブ)を見つけてしまったのでしょう。
事情を聞き、逃げたやつらを追いかけるか考えたのではないでしょうか。
しかし、飛んだ先の次元がどこなのかも分からず、分かったとして正確に飛べるかが賭けになってしまうというのも同時に理解していたと思います。
そこで彼は気づきます。
飛んで行ったやつらがもしこの世界へ帰ろうと思って、正確に帰る手段を作ったとして、帰ってきたと仮定したとき、その後はこの小さいヒトたちを支配して自分たちの世界を築くのではないか、と考えたのだと思います。
ですので、次元移動装置を破壊すること、つまりは同化の法の装置を破壊することが七英雄にとって憎い古代人たちへの復讐になるのだと考えたわけです。
そこからはまずは同化の法の解析を始め、なんやらかんやらで時間がかかってしまいます。その解析の為に使い古されたあのエイルネップの塔をロックブーケが調べていたわけです。
結果、自分たちの手で壊すことができないことが発覚し、文化を築いている小さいヒトを導いて壊させることにします。
しかし、これも思惑通りにはいきせんでした。
何度も言っていますが、モンスターの姿ではヒトから信頼を得ることができません。
しかし、モンスターからは信頼を得てしまいます。
ならば、自分たちがヒトの敵になればいい。そうボクオーンに提案されたワグナスはこの作戦を決行することにします。
そして、後はここまでの項で述べた通りのストーリーです。
この作戦が成功した時は、自身が死ぬこともその時点で分かっていたと思いますが、それと同時に彼らのこの姿は世界から拒絶された存在であるということも理解したわけです。
世界から拒絶されたのならば、世界に愛される存在の為の礎となろう。
そして、彼らに自分たちの存在を忘れられないよう残してもらう。
そうすることで、本当の伝説になる、と。
ここで1つスクショを見ていただきたいのですが、

ミンサガをプレイしていてたまたま撮れたスクショなのですが、伝説とはこういうことなのだな、と。
だからこそ、ワグナスは最後に覚えていろ、と言ったわけです。
ラストバトルの最期のセリフもFF14patch5.0のラスボス、アシエン・エメトセルクのセリフをそのままもってきたのですが、人は古代人からみればたかだか100年足らずの命なわけなのです。
その人生の中で様々なことを経験し、また忘れていくわけです。
私はこの忘れる、ということこそがヒトなのではないかな、と思うのです。
忘れるからこそ何かに記して残すということを学び、それを後世へ伝えていく。
我々の知る歴史もそうでしょう。本当にその通りの事が起きたのかなんて当時の人間でないかぎり知るわけないですし、まして情報伝達技術などなかった時代の事など当事者しかわかるわけないです。
歴史と言うものは疑い出したらキリがありません。
しかし、勝った者、生き残った者がのこした都合の良い歴史が正史となってしまうことも多々あるわけです。
だからこそ、ワグナスはモニカ陛下たちに覚えていろと言ったわけです。
彼女なら正確な歴史を残してくれると。
そう信じて散っていったわけでございます。
モニカ陛下だけではありません。
その戦いを見てくださった皆様も共にこのワグナス達の戦いを覚えておくことこそが彼らへの供養となるのではないでしょうか。
いや、まぁ案外どっかで生きてたりするかもしれませんけどね。
そして、彼ら七英雄は死して神に等しい存在へとなった、というわけでございます。

やはり長くなってしまいました。そして投稿まで物凄くお待たせしてしまいました。申し訳ございません。
モニカ様の項はやはり最後にしようと思います。
自分のリアルの環境もちょっと変化があったりしますので、動画新シリーズと共に時間がかかってしまうかもしれませんが、やると決めた以上は最後までちゃんとやりきることしか取り柄のない人間ですので、そこは信じてお待ちいただければ幸いでございます。
それでは、次回最終回です。またお会いしましょう。


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