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ガコ田レポートFINAL.PART02

【注意】この記事は、「最終皇帝モニカの野望:バレンヌ帝国編」全てのネタバレを含みます。

できることでしたら、PART00から見ていただいた方が理解しやすいと思いますが、PART.FINALの前後編とエピローグは最低限みておいていただけますと理解しやすいのではないかと思います。
できれば、ご覧になっていただけますと嬉しいです。

PART.FINAL~前編~    ⇒ https://youtu.be/eJkaYBC_MqM

PART.FINAL~後編~    ⇒ https://youtu.be/MYAK7ivA8a4

PART.FINAL~エピローグ~ ⇒ https://youtu.be/Y37ck6-UMPc

こんにちはこんばんはおはようございます。ガコ田です。
そんなわけでPART2始めますよ!
今回は登場人物について迫っていきましょうか。
レオン皇帝は前回やりましたので、今回はヴィクトールとジェラール、ヘクターに迫ってみましょう。

1.ヴィクトールは何者だったのか。

まずはヴィクトール兄さん。
皇帝レオンの長子で、武勇に優れた人物です。
レオンが留守の間は、アバロンを任されているので、信頼も厚いのでしょう。
彼の能力は解析情報によりますと、全ての能力値が最大の25。
完璧超人でした。
じゃあどういう人物だったのでしょうか?
出番が少なすぎる為にキャラクターを固めるのはかなり難しいと思います。
ただ、封印の地から帰ったあと、父レオンにジェラールには内政の才能があるからそっちでのびのびやらせてやれと進言します。
却下されちゃいますが。
その後、ジェラールに無理するなよと声をかけてますし、弟に対して気遣いができる優しい、いいお兄ちゃんだったのでしょう。
レオンは自身の能力のみならず2人の子供も才能に溢れていて、この家族は実はいい意味でかなりやばい家族だったのではないでしょうか。
また、ヘクターたち軍人に対しても評判がよいので、隙がないヒトであったとも思われます。
しかし、彼はクジンシーのアバロン急襲で命を落としてしまいます。
ネタにされていますが、流し斬りが完全に入ったのに…
は彼の技量で完全に入ったっていうことは、相当な威力だったと思います。
そして、ヴィクトールも自信を持って繰り出した一撃だったはずです。
にもかかわらず、クジンシーはなかなかやるな、の一言で終わらせてしまいます。
私は、実はこのセリフ。クジンシーのやせ我慢だったんじゃないかと思います。
何故そう思うのか。理由は2つあります。
まず、クジンシーが必殺技を繰り出していること。
ソウルスティールはクジンシーの必殺技です。必殺技って格闘ゲームでもない限り、奥の手的なモノだと思います。
いわば追い込まれた最終手段。
それを使わせた、つまりは流し斬りを喰らって余裕がなかったではないかと思ったわけでございます。
もう一つの理由は、
アバロンを攻め落とさずにソーモンへ帰っていることです。
普通、大将首を取ったら、占領してしまうものです。
しかし、それをしなかった。何故でしょう?
元々クジンシーはバレンヌ帝国とひと悶着起こすことが目的だったというのはもちろんあります。
しかしそれとは別に、大将は倒したが、占領するには至らなかったのではないかとも考えられます。
ヴィクトール自身も、倒すことよりも撤退させることを考えたと思います。
その為にどうしたのか。
街のど真ん中でクジンシーを挑発し、一騎打ちをして時間を稼ごうとしたのではないでしょうか。
クジンシーには配下のモンスターはいても自分で考えて指示を出したりすると思うので恐らく引っ張り出すことで指揮系統を乱そうとしたのではないかと推測します。
レオン一行が戻ってくるまで町のど真ん中で持ちこたえることができれば、外から戻ってきたレオン一行と挟撃ができます。
雑魚はクジンシーによる指示がなければただのモンスターだと思われます。
ヴィクトールが考えた対処法はそれだったのではないでしょうか。
唯一の計算外がソウルスティール。
たぶん、ですが七英雄の必殺技までは伝説に残ってなかったのではないでしょうか。
それか、追放された先で吸収したモンスターから学んだのかもしれません。
ヴィクトールはソウルスティールの存在を知らなかったのだと思います。
かくして、ソウルスティールを喰らってヴィクトールは絶命してしまいました。
しかし、ヴィクトールの立てたプランはソウルスティールという点以外は完璧だったのではないでしょうか。
流し斬りが完全に入ったのに(笑)とはもう言えませんね。
ヴィクトールの劇中での役割はたしかにクジンシーの強大な力を見せ、絶望と復讐心をあおる為の生贄になってしまったとは思います。
しかし、結果的に彼の作戦のお陰でアバロンは守れたわけであります。
もしも、アバロンをクジンシーに奪われていれば、バレンヌ帝国は滅亡していたでしょう。
彼が自らの命と引き換えに守ったこの都市。
そこから反撃が始まるわけです。
ですので、ヴィクトールという人物は能力、性格的に完璧超人であり、身を挺してアバロンを守ったことにより、バレンヌ帝国と七英雄の立ち位置を明確にさせた人物だったのではないでしょうか。

2.ジェラールは兄の死で選ばれた後継者だったのか?

それでは次にジェラール。
彼はレオンの死後、ヴィクトールも亡くなっているため、後を継ぐことになります。
しかし、彼はヴィクトールが亡くなった為に選ばれた後継者だったのでしょうか?
まず、ジェラールという人物は能力値的にも物理アタッカーよりは術士向きの能力になっています。
最初のイベントでエメラルドにファイアボールを教わってからは火のスキル上げも兼ねてファイアボール要員にしてる方がほとんどではないでしょうか。
それでも、腕力もヴィクトールやレオンに比べたら低いですが、そこそこの値ではありますので、就任時のメンバーの中では強い方に分類されると思います。
では、シナリオ内ではどうだったんでしょうか。
封印の地から帰ってきて、オアイーブとレオンが話をしている間、ジェラールを操作して城内や街の中を散策できます。
その時に話を聞いて回りますと、だいたいの人が気さくに話しかけてきています。
ヴィクトールのように生粋の軍人として育ってきたわけではないのもあるでしょうし、内政向きの性格というのは要は非情さがなかったという事なんだろうな、と思います。つまり優しいヒトだったと。
ただ、軍人たちからの評価はけっこう割れていたのではないでしょうか。
うろ覚えですが、フリーファイター女のアンドロマケーは訓練しますよー的な話をしてたし、帝国軽装歩兵のジェイムズは私にできることでしたら何でも言ってくださいと言ってます。
唯一ヘクターだけがジェラールは戦いに出ないで城にいろみたいなこと言ってたと思います。
では、レオンの評価はどうだったのでしょうか。
私は、レオンのジェラールに対する評価というのはけっこう高かったのではないかと思いました。
鍛える為という名目で、遠征に連れて行っていますが、それは裏を返せばそれだけの能力を持っているという評価になります。
ただ、まだ眠っている能力であり、開花させる為につれていっていたのではないかなと。
恐らくはその才能が開花すればヴィクトールをも凌ぐのではないかと思っていたのではないでしょうか。
そうなってくると、内政面でも既に才能を見せていたジェラールに隙がなくなりますね。
それは同時に兄弟2人による後継者争いへと続いたのかもしれません。
ですが、たぶんそうなったらジェラールは身を引くでしょう。
優しいですから。
と、言うわけで私はジェラールという人物は能力は高いモノをもっていながら開花することができていない人物であり、ヴィクトールが仮に生きていたとしても後継者を争う程の力は十分にあったと思っています。
ただ、その性格が邪魔をしているというか。
結果的に父と兄が死ぬまでその力が開花することはありませんでした。
レオンとヴィクトールはジェラールの力を開かせる為の犠牲になってしまったとも言えます。
伝承法でレオンの力を引き継ぎはしたものの、その後のゴブリン退治などを見る限りでは皇帝としてしっかり判断、決断できています。
そういう所は彼個人の心の変化が大きかったでしょう。
残念ながら、当動画で彼の活躍は全くありませんでしたが…。
早く最終皇帝を出す為とはいえ、謀殺しなければならなかったのは非常に残念でした。申し訳ございません。
それでは、次はヘクターについていきましょう。

3.傭兵ヘクター。前2代の記憶を受け継ぎし3代目皇帝。

さて、ここからは動画内の設定したキャラクターでお話していきたいと思います。
何しろ、ゲーム内でキャラクター付けされたキャラではなくなってしまいますからね。
まぁ、ヘクターはまだ一応セリフ等ありますので、ある程度は公式の設定も混ぜながら、ということにはなるのでそこのところを理解した上で読んでいただけますと幸いです。
それでは、ヘクターについて。
彼は、レオンが雇った傭兵です。
ジェラールに対してはけっこう冷たい感じですね。
まぁ、ジェラールに冷たいというか、自分が認めた人間以外には冷たいのだと思います。
じゃあ、どういう人間を認めたのか。
レオンやヴィクトールに対しては従順な態度だったので、恐らくは軍人や戦闘の中で強い人に対して認める人なんでしょう。
そんな彼の経歴。
傭兵ですので、戦いから戦いを渡っていく、そういう人だったのではないでしょうか。戦場こそ我が生き場所。そんな彼がアバロンへやってきたのはどういう経緯だったのか。
まぁ、恐らくけっこう有名な傭兵だったのでしょう。
その名前を聞いて、レオンがスカウトして雇われたとか、そういう感じです。
いわば戦場の渡り鳥のような生活を続けていたヘクターがアバロンに住み着くことになったのも、レオンのカリスマ性に惹かれたからではないでしょうか。
では、なぜ私は彼をゲーム開始から3代目の皇帝にしたのでしょうか。
理由は1つ。ジェラールの気持ちを理解して欲しかった。ということです。
伝承法は使用者の技術、記憶などを受け継ぐものであると説明がありましたので、恐らくですが、レオンとジェラールの記憶がヘクターには受け継がれています。
ですので、ヘクターはあまり好意的ではなかったジェラールの記憶を辿ることで彼の思いを知ることができたのではないでしょうか。
伝承法の記憶まで継承される点は、古代人の村でオアイーブに話した時にも説明がありますので、恐らくは間違っていないと思います。
それでは、ヘクターが見たジェラールの記憶とは?
第2皇子としての苦悩や、父や兄への期待に必死に応えようともがいている様だったのではないでしょうか。
ジェラール自身、割とネガティブ思考だったのではないでしょうかね。
周囲の期待に応えられていないのではないか、優秀な兄と比べて自身はまだまだ頑張らないとダメだと。
まぁ、なんだ。私も次男ですのでジェラールの気持ち、分かるんですよ。
お前はお前だって言われてもね、自分の中でも勝手に比べちゃうんですよ。
それがどんどん自分を追い込むことになると気づくまで私は時間がかかりましたが。
戦争の命のやり取りの中で生きてきたヘクターにとってジェラールはぬくぬく温室育ちの坊ちゃんのように映ったことでしょう。
しかし、記憶を見ることで見えない所でしている苦悩を感じることができ、ジェラールへの評価を改めたのだとおもいます。
そして、準備に余念がなかったのは、実際に戦場で武器防具の手入れを怠っていたときに、破壊してしまい窮地をレオンに救ってもらったという裏設定ぶちこんでます。
ゲーム内のヘクターは20代後半くらいだと推定しています。
レオンに雇ってもらってすぐくらいの頃を20代前半くらいだと仮定して、若さの勢いと勝気な性格も相まってこの裏設定が出来上がりました。
それからは精神的にも落ち着くようになり、ただ突っ込むだけというのはやめるようになったそうです。
まぁ、レオンはヘクターにとって父親みたいな感覚だったのかもしれませんね。そのくらい尊敬していたと思います。
そんなヘクターが皇帝になり、クジンシーを倒し、運河要塞を取り戻した。
そこまで領土を広げた事で、バレンヌ帝国は過去最大範囲の領土に戻すことができたわけです。
そこで突然モニカ様に帝位を譲って退位するわけなのですが、それはなぜかといいますと、レオンの悲願がそこまでの領土を取り戻すことだったからです。
レオンは恐らく、その後はヴィクトールたちの世代に任せるつもりでした。しかし、それは叶わなかった。なので、自分の手で尊敬するレオンの意志を遂げたい。その先はモニカ様に任せたいと考えた結果、1003年に退位しました。
その後のヘクターはといいますと、動画内では照れてごまかしていたキャットを追いかけて各地をフラフラしています。
彼女はヘクターの元恋人、といったところでしょうか。昔傭兵団とかで一緒だったとかなんとか。ルパンと不二子ちゃんみたいな関係性といえばわかりやすいでしょうか。
結局キャットとはもう一度出会いましたが先立たれてしまい、その後はまた傭兵の仕事で古代人の村へ行くことになり、そこでPART13のおまけのようにオアイーブと語り合っていたというわけです。
その時が1030年。退位から27年経ってますので、彼はもう50代半ばくらいの年齢になっている設定です。
各地を転戦して、外からバレンヌ帝国を眺め、多くの事を経験してそれでも傭兵で居続ける。納得のいく人生を歩んでいたのではないでしょうか。
エピローグではゲーム中の死亡者と古代人以外では、唯一1064年の没年まで設定しました。
前に再登場させたときの編集後記で、彼は死ぬまで戦場に居続けることが本望だろう書きましたので、その通りに彼には死ぬまで戦って戦って戦い続けてもらいました。
それが私にできる彼への敬意の表し方です。
それでも80代はやりすぎたかなとも思いましたが、彼ならなんかやってそうな気がしたのでそうしました。

やはり、この3人に関してはちょっと長くなってしまいましたね。
それほど彼らに関してはちょっと見方を変えてもらいたいな、という思いがあります。
この編集後記を読んでもらい、少しでも何か皆さまの心に残ればいいな、という感じで書いていますので、ついつい熱くなって長くなって収拾がつかなくなっています。
申し訳ございません。
まぁ、それはこの3人に限らず、登場してきた全ての人物も同様です。
ですので、今後もこんな感じで何人かずつそれぞれ語っていきたいなと思います。
それでは次は、モニカ皇帝世代の第一パーティの4人かクジンシーボクオーンダンターグ辺りか。その辺りにしたいと思います。
長く拙い文章にお付き合いしていただき、ありがとうございました。
PART3でお会いしましょう。


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