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物販ブロガー必見!地雷系企業にメンタルをやられた現役ガジェットブロガーが経験談を暴露

こんにちは、ガジェットと家電のレビューブログ「ガジェルバ」の運営者イツキ(@saigalog)です。

本記事の主なターゲットはこれから物販ブログを始めようという方、または今現在すでに物販ブログを運営している方です。

物販ブログとはAmazonや楽天といった、物を販売するアフィリエイトの収益をメインとするブログのことです。

ブログを運営しているといろいろと悩みはつきませんが、企業案件に関するやりとりは人とのコミュニケーションがメインなので難しく、いまだに私も慣れません。

微妙な緊張感の中、あれやこれやとメールの文面をこねくり回し、企業担当者とやりとりをする毎日。

しかしこちらがどんなに丁寧に、どんなに気をつけて対応していてもかならず遭遇するのが通称“地雷系企業”。

彼らは孤独な我々ブロガーの事情など知る由もなく、失礼な言動を今日もくり返しています。

そんなくだらないことでいちいち悩んだり、ブログ運営のモチベーションが下がってしまうのは本当に馬鹿らしい話です。

私の場合ブロガー仲間がいないので、毎日悩みモヤモヤした気分が晴れないときも相談できるのは妻だけ。

本記事で私の経験談を共有することで、多くのブロガーのモチベーションの維持や地雷系企業と割り切って前向きにブログ運営が続けられる糧になれば幸いです。

ちなみに念のため述べておきますが、特定の企業を中傷したり告発する目的は一切ありません

この記事の音声配信版

この記事の内容はYouTubeを始めとした複数のサービスで音声配信しています。

前提のお話

自己紹介

まずはカンタンな自己紹介から。

  • サラリーマン歴15年以上

  • 現在は脱サラしてフリーランスとして活動

  • 2020年1月~ガジェットと家電のレビューブログ「ガジェルバ」開始

  • 平均月間PV数:6桁以上

  • 平均月間収益:6桁以上

  • 取引先企業総数:150以上

  • 製品レビュー(案件)総数:300以上

サラリーマン歴は15年以上で数回転職をくり返し、ベンチャー企業から上場企業までを経験しているので人並みのビジネスマナーはわかっているつもりです。

ガジェットブログを始めたのは2020年1月からと最近ですが、昔から物を書くこと自体が好きなので、以前からブログを含めたいろんな媒体で文章を書いてきました。

月間PV数と収益についてはブログ(テーマ)を公開した上で載せてしまうとメリットどころかデメリットになりうるので、このような曖昧な表現でぼかすことをお許しください。

少なくともブログだけで月に10万円以上は安定して稼げている状態です。

取引先企業総数が150以上、案件総数が300以上ということで数字が表しているとおり1つの企業から複数案件をいただくということが多いです。

感じ方は人それぞれ

本記事では「私」が失礼だと感じた企業の対応を挙げ、地雷系企業と認定しているわけですが、人によっては感じ方が違うと思います。

もちろん賛同してもらえるケースもあったり、場合によってはこれくらいで地雷扱いするのはどうなのか、と思うこともあるでしょう。

結局のところ何が良い対応だと感じるか、何が悪い対応だと感じるかは人それぞれ。

ですのでくり返しにはなりますが、本記事ではあくまで「私」の主観で書かれているものだということを予めご了承ください。

中国系企業とのやりとりが圧倒的に多い

これはガジェットブロガーあるあるだと思います。

だからなんだ、という話ではありますが全体的に日本語に不慣れな担当者とやり取りすることが多いです。

ときにはこちらが英語を使うこともあります。

やりとりのほぼすべてはメールで行っている

9割メール、1割TwitterのDMという感じです。

メールの場合はブログのお問い合わせフォームを通じて企業から連絡がくる流れです。

担当者のメールアドレスがフリーメールの場合は要注意

企業のマーケティング担当者がGmailなどのフリーメールで連絡してくるケースがかなり多いです。

もちろん問題ないこともありますが、怪しいところも多々あるので重要な情報はすぐに喋らず慎重に話をすすめることが大事です。

必ず執筆料を支払ってもらっているわけではない

基本的に対象の製品提供+執筆料の支払いがレビュー依頼を受ける条件ではありますが、すべての案件においてお金を払ってもらっているわけではありません

製品自体が高価な場合、私の好みと合致している場合、レビューすることでブログへの益が高いと見積もった場合は製品提供のみで依頼を受けることもよくあります。

専用フォーム設置とガイドライン作成の対策済み

地雷系企業が多さに気疲れした、病みかけたといって何もせずボケっとしていたわけではありません。

通常のお問い合わせフォームとは別に「製品レビュー依頼専用フォーム」なるものを設置しています。

ここでは専用の名のとおり、執筆料の予算請求書の要否を入力する項目を用意しています。

依頼の際にお金がかかりますよ、と明記しておくことで問い合わせに対応するコストを削減するための施策です。

またガイドラインを資料としておくことで、問い合わせに対して毎回同じ説明をする必要をなくしています。

基本ケース|地雷系企業エピソード

まずは基本ケースから。

特定の企業に限らず、これまでに何十件もあったパターンをここに記載しています。

とにかく遭遇率の高さはハンパではないためブロガーの方は多かれ少なかれ経験していると思いますし、これからブロガーになろうという方はかならずあるものだと覚悟しておくと少し気持ちが楽になるでしょう。

返信が極端に遅い

遅い、の定義をどこにするかは難しい問題です。

私の感覚では100歩ゆずって3日経ったら遅いとみなしています。

本音ではよっぽどの事情がない限り翌日には返してもらいたいです。

1週間はもう音信不通と言っていいですね。

前提として私は営業時間内であれば、どんなに忙しくても数時間以内には必ず返信するようにしています。

重要なのは企業側から連絡をしてきた案件だということ。

にも関わらず何日も放置した挙げ句、何食わぬ顔で返信してくる企業担当者の多いこと多いこと。

次の【音信不通】との見分けがつきにくく、本当にヤキモキします。

音信不通

これ本当にあるあるだと言い切れるくらい多いです、多すぎます。

仮にも企業の窓口として立っている人間のやっていることとは到底思えません。

こんな社会人としてありえない対応が「あるある」になってしまっているというのは本当に悲しい現実です。

私の経験からすると音信不通はだいたい次の3パターンに分別できます。

  1. 執筆料など金銭周りの話をしたあと

  2. PV数などブログの数値周りの情報を聞かれて答えたあと

  3. 不明

やはり1が音信不通でもっとも多いパターンです。

予算がない中でPR担当されているのだろうとおおよその予想はできますが、それならそうと一言言ってくれたら少し考えるのに、といつも思っています。

そもそもこの不毛なやりとりを避けるために、製品レビュー依頼専用フォームには条件として「執筆料の支払い」が記載されているわけで。

本当に文字を読まない(読めない)人は世の中にたくさんいるんだと痛感します。

2に関してはこちらの力不足であることはそうなんですが。

聞くだけ聞いてノーリアクションという一番頭にくるパターンのやつです。

もちろんマーケティングする上でそのメディアがどれだけのパワーを持っているのか、担当者は確認する必要があることは重々承知しています。

ですので確認されることに怒っているわけではなく、なんでもいいから「条件に合わず見送り」の一言でもよこしてほしいということですね。

3についてはもうそのまんま。

問い合わせがきたので普通に返したら、それっきりなんの連絡も来なくなるというパターンが大半です。

上の2つはまだわかります、都合が悪くなったけどいちいちそれを伝えるのめんどくせーなってやつですよね。

しかしこちらで考える限り返信できなくなる要素がないものについては考慮の余地がなく、完全にお手上げ状態。

メールに返信するにも時間や労力といったコストがかかっているので、本当にやめてほしいしできれば時間を返して欲しいと思う毎日です。

あきらかにコピペの文章を送ってくる

よくあるのが名前間違いですね。

○○様、の部分が他人の名前だったり、XXX様のようにテンプレそのままのこともあります。

まぁ企業のPR担当者もいくつか見繕った同じようなブログに流れ作業が如く問い合わせしていると思うので事情はわからなくもないですが…普通に失礼ですよね。

最近増えてきたのは、私がYouTuberだという前提で動画制作を依頼してくるパターン。

話が前提から噛み合っていないので打ち合わせする気が消滅します。

過去に取り引きした実績があるのに新規で問い合わせてくる

私は一度取引した企業のことはちゃんと覚えていますし、依頼を受けたからには誠心誠意全霊を持って案件に取り組んでいるという自負があります。

そんな中、まったくのド新規と同じように会社説明から入る問い合わせメールを送ってくる顔見知りの企業。

今までしてきた信頼関係の構築はなんだったんだ、と膝から崩れ落ちる思いです。

私もサラリーマンなので社内で横の連携が難しいのはわかりますけど、それでもブロガーの連絡先情報や過去の実績くらいは共有しておいてもらいたいのが本音です。

製品レビュー依頼専用フォームを使わない

前提(共有事項)で述べましたが、不要な問い合わせややりとりを減らす施策として「製品レビュー依頼専用フォーム」なるものを設けています。

また通常のお問い合わせフォームには赤い太字で「ここから製品レビュー依頼されても返信しない」と記載しています。

にも関わらず、通常のお問い合わせフォームから連絡してくる企業の多いこと。

おそらく相手側の心情としては執筆料を払いたくないのだけれど、製品レビュー依頼専用フォームだとあきらかに「0円」と入力されてバツが悪い。

それを避けるために知らないフリしてお問い合わせフォームから連絡してくる、こんなところではないでしょうか。

あわよくば執筆料を払わなくてもいいことになるかも、なんて考えているのかもしれません。

あの手この手で施策を打っても、そもそも文章を読まない、または読んでも無視する人は世の中に数多くいるのでお気をつけください笑。

レアケース|地雷系企業エピソード

レアケースではこれまで1~2件しか遭遇していないものの、その内容のインパクトが強烈だったものを記載しています。

基本ケースの場合はちょっとムカつくな、程度で済むものも多いのですがレアケースではほとんどのパターンで私がブチギレています笑。

約束した執筆料が支払われない

これはヒドいですよねー。

あんまりこういうことは言いたくないのですが、詐欺と呼んでしまってもいいくらいに思っています。

最終的には支払われたので正しくは詐欺未遂なのですが。

ただし私からアクションを起こして支払いまで持っていくことができたので、あのとき動いていなかったらおそらく今でも支払われていないままでしょう。

かんたんに経緯を説明すると

  1. レビュー依頼がきたので製品提供と執筆料支払いを条件に承諾

  2. レビュー記事公開後、連絡するも返信なし

  3. 1週間待っても返信がなかったので音信不通とみなし、企業サイトから問い合わせ先を探す

  4. 関連するであろうすべてのメールアドレス宛にこれまでの経緯と執筆料の支払いを要求

  5. 企業側から連絡があり、その日のうちに執筆料が支払われる

  6. 担当者からなぜいまだに連絡がないか問い詰めるも、アカウントにログインできなくなったと意味不明な供述

という感じです。

そんなにタイミングよくメールアカウントが使えなくなるなんてそうあることではないので、まぁ始めからバックレるつもりだったと考えるのが妥当でしょうね。

ただそんなことをしても、こちらとしてはレビュー記事の公開を取りやめればいいだけなので本当に何がしたかったのかよくわかりません。

執筆料の支払い遅れ+お詫びの品のレビューの要求

これはヒドさのあわせ技で私がブチギレた案件の1つ。

いつもどおり依頼されたレビュー記事を執筆し、公開。

確認後執筆料が支払われるという約束だったので、公開した旨を担当者に連絡すると○月○日中にかならず支払われるように手続きするのでご安心くださいとのこと。

結果的にご安心くださいという言葉は見事に裏切られ、指定日中の支払いがなかったので担当者の問い詰めると社長が~、手続きが~と訳のわからない供述。

企業側の都合は知ったことではないし、もし事情があるなら事前にその旨を連絡するのが常識でしょうに。

次は絶対大丈夫です!と再び支払日を指定され、ようやく支払いを確認。

この時点でもう関わりたくないな、と思っていましたが担当者からのお詫びの気持ちということで他の製品を提供してくれるとのこと。

本当に悪いと思っているならそこまで怒ることもないかな、と少し許す気になったのも束の間、今度はその製品もレビューしてくれとの要求が。

お詫びの品って意味わかってる!?と私がブチギレてゲームセット。

という流れです。

もちろんお詫びの品なるものは受け取っていません

いやー当時を思い出しながら話ましたが、改めて振り返ってもやっぱりヒドいですね笑。

お詫びの品をレビューしろ、ってどんなもの食べたらそんな発想ができる人間が育つんだろう。

許可なく個人情報を横流しされる

ある日届いた1通の問い合わせメール。

しかしそれはお問い合わせフォーム経由ではなく、直接メールアドレス宛に送られてきたものということで不穏な空気が。

開いてみると以前レビュー依頼を受けた企業の担当者からこちらのメールアドレス(未公開)を聞いたようで、当社の製品もぜひレビューして欲しいとのこと。

この時点でもうありえないのですが、いったん製品提供+執筆料の支払いが条件だと伝えると無料でやってくれと食い下がりまくる企業担当者。

いや無料ではできません、と断ると執筆料について社内で検討しますと言ったきり伝家の宝刀「音信不通」。

まず何がありえないって、取引相手の個人情報であるメールアドレスを無許可で別会社の人間に教えてしまうところ。

それがガジェットブロガーという属性の付加価値があるのでなおさらです。

コンプライアンスが~と叫ばれまくっているこの時代によくやるなといった感じですよね。

さらに無料で~という無様な食い下がりから音信不通という華麗なコンボ。

これぞ地雷系企業の代表格、といっても過言ではありません。

直接関わり合いにならずに済んだ、と考えられるのがせめてもの救いでしょうか。

記事公開日延期後、突然前日に公開指定

このケース、頻繁ではありませんがたまーにあって嫌な思いをします。

どういうことか詳しく説明すると、レビュー依頼を受ける際「○月○日○時に記事を公開してください!」と指定をいただくことがあります。

これは割と珍しくない例です。

もちろん無理のないスケジュールであれば可能な限りその要望を満たすように努力します。

ただその後、当初指定された日が延期になってしまうことも。

それ自体はまったく問題ありません、製品のPR戦略には様々な事情がつきものですからね。

よくないのはその後…。

数週間、場合によっては1ヶ月以上連絡が途絶えた後に届く1通のメール。

その中には多くのブロガーを戦慄させる悪魔の文言が。

「おまたせしました、明日の○時に記事の公開をお願いします」

いやいやいや…。

こちらは延期になったので作業をいったん止めて同時並行で進めている案件のスケジュールなど諸々調整して対応しているわけです。

今日の明日で公開してくれ、と突然言われても対応できるわけがありません。

…とは言うものの、なんとか無理やり頑張ってギリギリ間に合わせてしまうのが私の悲しい性質です。

こんなことばかりやってるからメンタルゴリゴリ削られてしまうんだろうなぁ…。

賢いブロガーの皆様は無理なものは無理ときちんと突っぱねて、正しい対応をしてください笑。

個人情報流出+Twitterブロック

のケースは私のブログ運営史に残る最悪の出来事です。

ある日、某企業から私宛にTwitterのDMが届きます。

よく見ると前に一度取引したことのある企業です。

そのことはあちらも把握しているようで、担当者は違うものの「その節はお世話になりました」とのこと。

以前はメールでやりとりしていたのですが、なぜ今回はTwitterのDM…?と少し不審に思いながらも対応することに。

聞けば普通のレビュー依頼で、対象の製品もそこそこ面白そうだったので受ける前提で話を進めます。

前にも一度お仕事をしているので当方の送付先はご存知ですよね?と尋ねたあとの返信で事件が起こります。

はい、承知しています。

○○△△様ですよね?

〒XXX-XXXX ○○県□□市~~~

電話番号:XXX-XXXX-XXXX

え…誰!?

なんとその企業担当者は私とは違うまったく別人の個人情報を出してきたのです。

おそらく同時並行で私と同じようなブロガー?の方と話を進めており、勘違いしたのでしょうか。

事情はなんとなく察しますが、だからといって許されるミスではありません

個人情報を流出させてしまう企業とは到底これ以上関わることはできないため、その旨を指摘しフェードアウト…しようとしたのですが。

平謝りで今後こういったミスはしません、お願いしますと食い下がる企業担当者。

面倒くさくなった私は「執筆料が必要ですがご予算を教えてください」と伝えると、数十分後見事にブロックされていました。

音信不通になると見込んだ上で執筆料の話をしたのですが、まさか一企業の担当者がブロックまでしてくるとは予想外でした笑。

この企業に限らず私が地雷系企業と呼んでいる全体に言えることなんですが、私はブロガーである前に一消費者であることを忘れ過ぎじゃないですかね。

当然ながら今後その企業の製品を買おうとは思いませんし、人によってはSNSでこういうヒドい対応をされたと名指しで言いふらす可能性もありえるわけです。

私はやりませんよ笑。

そういったリスクも考えて丁寧な対応を徹底できるのが企業の広報やマーケティングを担当する人物だと思っているのですが、そうではない企業が私が思っている以上に多いようです。

しかし怖い話です。

これ、逆に言えば私の個人情報が同じように漏れている可能性が非常に高いわけです。

どうかそのようなことが起きていないことを願うばかりです。

地雷系企業にメンタルをやられた現役ガジェットブロガーの経験談のまとめ

本記事では「物販ブロガー必見!地雷系企業にメンタルをやられた現役ガジェットブロガーが経験談を暴露」について書きました。

本記事では月平均10件の案件をこなすガジェットブロガーが、今までに遭遇した失礼な企業、通称“地雷系企業”のケースを挙げて紹介しました。

同じように嫌な思いをして悩んでいる方、またはこれからブログを始めてみようという方の気持ちが少しでも晴れてくれたら幸いです。

みなさんのブロガーライフが幸多きものになることを心より願っております。

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