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Kindleインディーズマンガで6年前の漫画を出版してみました

6年前に同人誌で発表した『Rの天国』という短編漫画をKindleインディーズマンガで出版してみました。
現在ストアに並んでいます


きっかけとか

Amazonポイント2000ptプレゼントキャンペーンにつられました。
あと夏休みだったので。

こちらのキャンペーンは8月30日まで、先着2000名とのことです。
不純な動機で始めた人間にとっては思いのほか面倒で途中で投げ出しそうになりました。


KDPのアカウント登録

まずはKDP(Kindleダイレクト・パブリッシング)のアカウント登録を行います。
詳しい手順を解説しているページはいくらでもあるので割愛しますが、自分もご多分に漏れず
TIN?なにそれ?
というところで躓きました。

TIN = Taxpayer Identification Number:納税者番号
ということらしいので、「外国(米国以外)の納税者番号」としてマイナンバーを入力しました。
一抹の不安は残りますが無事にアカウントが登録できました。


シリーズとエピソード

Kindleインディーズマンガの電子書籍は、購入できる最小単位の「エピソード」と複数のエピソードを内包する「シリーズ」で構成されています。

Amazonポイントにつられて特に何も調べないまま突発的に始めたので、いざ画像をアップロードしようというタイミングでこの仕様に初めて気づきました。

道理でストアページに似たような表紙が並んでいるわけです。

連載という体裁で少ないページ数でも気軽に出版できるようにというAmazonの粋な計らいかとは思いますが、読者側としては同名タイトルがランキングを埋め尽くしているように見えて使い勝手や閲覧性という点では疑問が残ります。

今回は「やまなか短編漫画集」というシリーズの中のいちエピソードとして『Rの天国』を登録しました。
下記はKDPのアカウントページの「本棚」管理画面です。

短編集を名乗りつつ現在はひとつのエピソードしか存在していません。
今後増えるかどうかは未定です。


推奨解像度とファイルについて

本文の登録はEPUBファイルもしくは1ページごとにjpgファイルをアップロードして行います。
ページの推奨解像度は1600*2560(比率1:1.6)とのことです。

制作当時の各ページのリサイズ前のpsdファイルがちゃんとOneDriveに保存されていたので解像度と比率を調整してjpgで書き出します。
えらいぞ過去の自分。

jpgファイルをアップロードするだけで電子書籍の体裁が整う手軽さはKindleインディーズマンガの利点かと思いますが、現状はページごとにしかアップロードできないっぽいので長編を出版する際はおとなしくEPUBファイルに変換するのが良さそうです。
自分は大したページ数を描いていないので無用な心配です。


表紙について

出版に際してシリーズとエピソードそれぞれに表紙が必要になります。
前者は1600*1600(比率1:1)、後者は本文ページと同じく1600*2560が推奨解像度とのことです。

表紙を描き下ろす気力もなかったので既存の素材のコラージュでお茶を濁しました。

色彩センスの無さを誤魔化そうとした努力が垣間見えます。

デバイスのライブラリ上ではエピソードの表紙が表示されるようです。
上記の写真はFireHD 8ですが、進捗率とDL済みを示すアイコンがちょうど余白部分に表示されています。狙ったように見えますが完全に偶然の産物です。


実際のページ

FierHD 8で1ページ目を表示してみました。
アップロード後にブラウザで確認できるプレビュー通りで特に問題ありません。

こちらはKindle(2017)で同じく1ページ目を表示したものです。
ただでさえ6インチで画面が小さいうえ余白が広すぎてとても読めたものではありません。

Kindeの表示設定から「余白を狭める」をオンにすれば余白は狭くなります…と思ったら上下に黒い帯が出現しました。なんでやねん。

面倒になったので考えるのをやめました。
そもそも電子ペーパーのデバイスは漫画を読むのには全く向いてないですし(個人の感想です)。


その他

登録後はステータスがレビュー中となり、72時間以内にストアで公開されますとのアナウンスがありました。実際には48時間弱でステータスが販売中になりました。

ストアで確認したところシリーズの表紙が表示されていませんが、こちらも気にしないことにします。

正直なところ現時点ではKindleインディーズマンガが一次創作の発表の場として機能するイメージはつきませんが、とりあえず興味があって2000ポイント欲しい方は試しに出版してみるのも良いんじゃないでしょうか。

なぜ唐突にnoteを更新したかと言うと、Chromebook(C101PA)を購入したので簡単なテキスト入力や画像編集においてどの程度実用性があるか試したくなったからです。

それでは。

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