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ボタンや受話器は物理的に存在していたほうが楽

転職先の会社には電話機が無く、内線も外線もOffice365のTeamsの通話機能が使用されている。代表電話は担当者数人にしかかかってこないので、事務所に電話のコールが鳴り響くということがない。

前職では毎日問い合わせがあったり業者から連絡があったりして電話をよく取っていたし、1年目の頃はやることないからとにかく早く電話を取るということを意識したりしていたものだが、今は代表電話の担当になっていないので、電話を取る機会が無くなった。

なのでたまに電話がTeamsにかかってくるとてんぱってしまう。
・コールが鳴る(画面右下にポップアップが出る)
・PCにイヤホンをつなぐ。
・イヤホンがすぐ見つからず焦る。
・マウスでクリックして応答する。
まあ言うほど時間がかかることではないのだけれど、電話機を使っていたころに比べるとリアクションが遅くなった。物理的な電話機があれば、受話器を取るだけで済むのだから。

常時イヤホンをつないでおけばいいかもしれないけど、常時イヤホンを耳につけているのも嫌じゃないですか。
ほんで応答するためのボタンをクリックするのも、画面上の小さいボタンをクリックしないといけないので、それなりの操作が求められる。受話器なんて多少適当によそ見してても取れるけど、よそ見してボタンをクリックすることはできない(すぐ横に切るボタンがあるし)。

https://www.microsoft.com/ja-jp/microsoft-teams/microsoft-teams-phone

Teams電話を導入したことで、内線をかける際に電話帳から直接コールできるようになったし、チャットも電話も会議もTeams上でできるから、効率はいいのだと思う。

アナログなモノの良さ。それは特定の機能に特化していること。
デジタルは何でもできるし、デジタルじゃないとできないこともあるけど、場合によっては使いやすさでアナログが一点突破することもある。
ちゃんとした缶切りと十徳ナイフの缶切りのどちらが使いやすいかという話でもあろうか(十徳ナイフもアナログだけど)。
そりゃあそれしかできないんだからその機能に関しては便利であって当然かもしれないが、アナログな道具にこそUIの思想があるんだと思う。なにしろインターフェースの形から変えられるから。


先日、卓上のストップウォッチを買った。

仕事をするときになるべく時間を記録したり計るようにしているのだけど(今週何やったっけとならないように)、ただ時計を見ているだけだと差し込みの仕事も多いから気が付くとよくわからなくなってしまっている。ポモドロタイマーのアプリも試してみたことがあるけど、休憩時間になっているのに気づかなかったり。まあそんなに厳密に計っているわけじゃないのでいいのだけど、「やったことの時間を足しても5.7時間にしかなってない」ということが頻発しているので、一体本当は何に時間を使っているのかが気になっている。

そこで、物理的なボタンですよ。
何かを始める時にこのボタンを押し、誰かに話しかけられたらボタンを押して一時停止。
ボタンを押すのは1秒かからないし、慣れればそっちを見なくてもできると思う。
もしこれがスマホのストップウォッチだったら、まずロック画面を解除してアプリを開いてボタンをタッチするという緩慢な動作にならざるをえない(ロック画面にもストップウォッチのボタンは表示されるけど、手数は物理ボタンよりも多い)。

本当はこのボタンで測った時間が案件管理ソフトとかと連動していくといいんだけど。

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