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ダミアン・ハースト 桜

 久々に東京で展覧会を見たので久々の感想をメモ的に

 第一印象は、噂通り、あっさりしていて、すぐ見終わった

 見た瞬間は、単体で見るともうちょっと良く出来るのでは?と思ったが、もうちょっと良くする事に意味があるかどうかは分からない

 特に枝と葉の描き方はどうなのかという感じで意見が分かれるところかと思うが、どうか?と思う点がある事で絵が虚無をまぬがれてる気もする

 構成はスーパーシンプルでベテランの妙を感じた

 単純な感動は薄いが、手数の少なさには素直に感動。スマートだなという印象だし。こういうのやりたい(無理だけど)といった感じ

 あと、あんまり詳しくないので、ハーストって思ってたより絵が上手かったんだなとも思った。絵画作品があんまりピンときてなかったので知らなかった

 展示構成というか、インスタレーションとしては本当に素晴らしい。空気が良いので、すぐに見終わっても意外と立ち去り難く、結局、5周くらいした(それでも20分ぐらいだ)

 絵も展示室もデカいので人がいても見づらくないし。そんなに気にならない所も良い。今っぽい。

 写真も撮れなかったら、かなり見所が薄いと思うが、写真が撮れる事により絵を自然とみんな多面的に捉えられる気もする。そこも今っぽい

 というか、割と年齢の上の作家がこれだけオシャレ感ある色彩を作れるのは素直にすごい気もする

 全体的にはサクッとしてるし。長居しても良いし。よくできてるなと思ったが、心に残るかと言われると、どうだろう?あと、10年後ぐらいに思い出してみたい。という印象

 あと、図録が薄くて安くて軽いのもよかった。論考が短くて、ほとんど無いのもハーストっぽい気もする。ハーストそんなに知らないけど。自分で考えろ感。

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