「みんなもこれやってない?」柏原家ランニングメソッド日常編
思いのほか初級編が好評?だったので早くも第二弾の日常編です。今回はランニングに関することではなく、日常から見るワンポイントでございます。今回のテーマは〝階段〟です。
ちょっと質問です。階段を上がる時、足の接地はどこにありますか?私も〝ある瞬間〟まで、階段の時の足の接地については考えていませんでした。今日はそんなお話です。
私は昨年、横浜ランドマークタワー1~69階を上るイベントに出ました。「ランドマークタワーだから良い景色が見えつつ上がれるんだろうなー!」胸を弾ませ期待したのですが、そのイベントは窓はなく景色も見えない、見えるのは階層を表している数字だけの〝非常階段〟を上るイベントだったのです。
最初は「まぁ、69階なんてすぐにいくだろうなー。」と根拠のない自信(これを俗に過信と言います。)を引っ提げて階段を上り始めました。20階ぐらいは「意外と余裕だな。」と思って上っていましたが、30階辺りからその違和感を感じるようになりました。
「あれ?ふくらはぎ、パンパンじゃない?」
それは私以外の参加者も感じ始めていたらしく「ふくらはぎが吊りそう・・・」「もう足があがらない・・・」といった声が聞こえ始めてきたじゃありませんか。そこで、ほかの参加者の足の運びを観察してみると、思いがけない発見があったのです。それがこちら。
〝階段を上る時、踵が浮いている人が多い〟
階段の幅もあると思いますが、「きつい・・・」と言っている人はつま先から半分だけ接地して上がっていたのです。その接地をしてしまうと踵が浮いた状態になり、次の一歩を踏み出す際、踵が今ついている階段以上に沈み込み、ふくらはぎに大きな負荷がかかることがわかりました。そこで、こんなことを私は考えたのです。
「踵も全部ついた状態で上るとどうなるんだろうか?」
これがまったく慣れませんでした。階段はただでさえ狭いのに、全部ついてしまうと次の一歩を踏み出すのも窮屈だし、うまくいきませんでした。「他には何かいい方法はないものか?」と試行錯誤しながら上っていた時に気が付いたのです。
階段を〝押し込む〟ような動きで上ってみてはどうか?
足の裏を全部ついたまま、階段を押し込むような動きをすると太腿やお尻などの膝から上の大きな筋肉が使えるようになり、疲労がたまらなくなってきました。そして押し込むことによって身体がより持ち上がり、次の一歩も出やすくなりました。結果、69階の展望室まで上ることができたのです。そこからは、会社、家、街中でも階段を上る時は太腿やお尻で階段を押し込むことを意識しています。
普段、意識していないからこそ、おうち時間で改めて意識をし、日常でできるトレーニングを見つけ出すのもありだと思っています。
ここまで、読んで「これ、なんかに似ていないか?」と感じた方もいるかと思います。そう〝昇降運動〟と同じ原理です。
ジョギング中も「思ったようなリズムで走れないなー。」と感じたら階段を駆け上がることをおススメします。街中にある階段はだいたいは規則正しい幅である事が多いです。なので、一段飛ばし、二弾飛ばしをしなければ頂上に到着するまでは大体は同じ歩幅です。リズムがつかみやすいのです。ダッシュする必要はありません。ジョギングの延長で軽く駆け上がってみてはいかがでしょうか?
69階も駆け上がる必要性はありませんからね。
では、次回は何編になるのかな・・・
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