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【ガイブンキョウク】第99回 リチャード・ライト『ネイティヴ・サン』読書会(23/6/22)

海外文学に特化した読書会、ガイブンキョウク。

6月の課題本は、

リチャード・ライト『ネイティヴ・サン』

<課題本> リチャード・ライト『ネイティヴ・サン』(上岡伸雄訳、新潮文庫)

<開催日時> 2023年6月22日(木)19:30~21:00

<開催地> 本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3丁目6-8 天神ミツヤマビル1B) ※オンライン(Zoom)での参加も可能です

<参加条件> 『ネイティヴ・サン』を読了してくること

<参加費>  1000円

<参加申込み(会場参加/オンライン参加)>

『ネイティヴ・サン』(リチャード・ライト、新潮文庫)

1930年代、大恐慌下のシカゴ。アフリカ系の貧しい青年ビッガー・トマスは、資本家令嬢で共産主義に傾倒する白人女性を誤って殺害してしまう。発覚を恐れて首を斬り、遺体を暖房炉に押し込んだその時、彼の運命が激しく変転する逃走劇が始まった――。現在まで続く人種差別を世界に告発しつつ、アフリカ系による小説を世界文学の域へと高らしめた20世紀アメリカ文学最大の問題作が待望の新訳。

【リチャード・ライト】 1908年、アメリカ合衆国ミシシッピ州生れ。激しい人種差別のなかで育ったが、15歳の頃に文学に目覚め、19歳で小説家を志してシカゴに出る。さまざまな職業に就きながら文筆の道を模索しつつ、1932年に共産党に入党。代表作『ネイティヴ・サン』はアメリカ黒人文学を初めて世界文学の地位まで高めたとも言われる。他の作品に『アンクル・トムの子供たち』『ブラック・ボーイ』など。1960年没。