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【ガイブンキョウク】第104回 マイケル・オンダーチェ『イギリス人の患者』読書会(24/5/9)


<課題本> マイケル・オンダーチェ『イギリス人の患者』(土屋政雄訳、創元文芸文庫)

<開催日時> 2024年5月9日(木)19:30~21:00

<開催地> 本のあるところ ajiro(福岡市中央区天神3丁目6-8 天神ミツヤマビル1B) ※オンライン(Zoom)での参加も可能です

<参加条件> 『イギリス人の患者』を読了してくること

<参加費>  1000円

<参加申込み(会場参加/オンライン参加)>


『イギリス人の患者』(マイケル・オンダーチェ、創元文芸文庫)

砂漠に墜落し燃え上がる飛行機から生き延びた男は顔も名前も失い、廃墟のごとき屋敷に辿り着いた。世界からとり残されたような場所へ、ひとりまたひとりと訪れる、戦争の傷を抱えたひとびと。それぞれの哀しみが語られるとともに、男の秘密もまたゆるやかに、しかし抗いがたい必然性をもって解かれてゆく──英国最高の文学賞、ブッカー賞五十年の歴史の頂点に輝く至上の長編小説。

【マイケル・オンダーチェ】 1943年セイロン(現在のスリランカ)、コロンボ生まれ。トロント大学で学士号を、クイーンズ大学で修士号を取得。70年『ビリー・ザ・キッド全仕事』が高い評価を受け、カナダ総督文学賞を受賞。小説では、92年『イギリス人の患者』がカナダ総督文学賞とブッカー賞を、2000年『アニルの亡霊』がカナダ総督文学賞とギラー賞とメディシス賞を受賞。07年『ディビザデロ通り』で、三度目のカナダ総督文学賞受賞となる。16年にはカナダ勲章の最高位にあたるコンパニオンの称号が授与された。18年、ブッカー賞五十周年を記念して歴代受賞作から最高の作品を選ぶゴールデン・マン・ブッカー賞を『イギリス人の患者』が受賞。