読んだ瞬間に英語が話せるようになる記事

こんにちは、井上です。

英語を教える仕事をすると、「どうやったら英語が話せるようになるんですか?」という質問を受けることがよくあります。当然答えはある程度人によって変わるわけですが、ただ相手が初心者であればあるほど僕がいう答えがあります。それが何かというと、

・自分で自分の実力を勝手に下に見るのをやめること

です。

もちろん、これだけで英語が「上達する」わけではありません。しかし、「英語が話せない」人が、「英語が話せるようになる」ためには、これを意識するのが一番手っ取り早いなと思っています。なぜか? それは、日本人で義務教育を修了していれば、英語が話せない人はいないからです。

なぜそう言えるのかというと、僕の場合スペイン語やフランス語も話せるからそういうシーンに出くわすことが多いのでわかるのですが、相手の母語が日本語でも英語でもなく、でもなんとかしてコミュニケーションを取らないといけない場合、みんな突如として英語を話し出すからです。もちろん、レベルは様々です。本当に少ししか話せない人もいれば、話せないと言っていた割には、案外話せる人もいます。

ですが、何はともあれ、相手の母語が日本語か英語以外で、かつ相手が英語が話せない場合、みんななんとかして英語を話そうとしますし、実際ある程度は話せます。少なくとも、例えば全然勉強していないフランス語やスペイン語よりは英語の方がだいたい流暢に話せますし、なんだったらある程度勉強してても、やっぱり英語のほうが話しやすいという人もいます。

ということは何かというと、みんな英語は話せるということです。


これがポイントで、上手か下手かは別として、みんな英語は話せるんですね。もちろん、その後上手くなるためには、学習しないといけませんが、英語が本当の意味で一言も話せない人はまずいないし、少なくとも習ってもいない英語以外の言語に比べたら、圧倒的に話せるわけです。

であるならば、「英語がどうやったら話せるかどうか」よりも、「なぜ”自分は英語が話せない”と自己規定するのか?」の方が問いとしては圧倒的に重要だということです。これがもし「英語はある程度話せるけど、上手くないんで、どうやったら上達しますか?」だったらわかるんですね。なぜなら、スタートポイントとして「ある程度話せる」というふうな形で、大多数の日本人の英語力を正しく把握しているから。

けれども、多くの人は「全く英語を話せないわけではなく、流暢ではあるが、ある程度の意思疎通はできる」という現実をすっ飛ばして、いきなり「自分は英語が話せない」と自己規定し、その上で「どうやって話せるんですか?」と聞いてくる。言い換えれば、最初のスタート時点での自分のレベル設定が間違っている。なので、次に何をすれば間違っているかも当然間違ってしまうので、上手くいかないと。


まあ、大多数は英語の勉強に特に興味なくて、話の種に聞いてくるんで、その場合はいいんですが。でも、英語をある程度真面目に勉強している人の中でも、そういうふうに最初の自己規定が間違っているせいで、上達しないケースは結構多いなと思います。

この傾向は特にスピーキングで顕著で、一応話しているのに、「全然話せない」と言ってくる人は多いんですよね。このあたりは、謙虚さを重視する姿勢とも関わっているのかもしれませんが、ただ何かをマスターする過程において、謙虚であればいいというわけでもないんですよね。

なぜかというと、大切なのは現状のレベルを正しく把握することであって、そこで今の自分のレベルを無駄に低く見てしまうと、頓珍漢な訓練をして上達しないことが多いから。もうちょい深いところまで行くと、そもそも自分の能力を過小評価しているせいで、弱点に向き合うことに拒否反応を示したりするケースも多いなと思います。

大体の人の場合、やれば短期で結果出るので、きちんと苦手に向き合う方が早いんですけどね。まあ、これはまたの機会に。


では!

井上大輔

追伸

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意識的な改革が勝手に為されたのかと。
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