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【前提】ガキビズの支援内容

岐阜県大垣市にある中小企業、起業家の売上アップの公的支援機関、大垣ビジネスサポートセンター、通称ガキビズの松浦です。今回から数回、すでに事業を始めている会社や個人事業主に対する支援内容について紹介していきたいと思います。

提案の前に大切にしていること

具体的な支援内容を紹介する前に、初回の相談で大切にしていることがあります。それはヒアリングです。相談者が目指したい方向性は何か、相談者が直近で抱えている課題は何か、相談者の強みは何かなど、いろんな角度で話を聞かせていただきます。

なぜなら「主体は相談者であり、相談者の意欲がなければ前に進まない。」と考えているからです。また軽はずみな提案は決してしてはいけないと考えています。相談者の人生や従業員にも悪影響を与えかねないからです。だらこそ相談者がどうして相談に来られたのか、本当に目指していることは何なのか、相談者自身が納得してアクションできることは何なのか、そういった提案の方向性を検討するためにも、ヒアリングを重視しています。

ある相談者からは、「こんなことを他の人に話すのは初めてです。」と言われたことがあります。もちろん無理やり話してもらうことはしませんが、相談者から「この人だったら話す価値がある」と信頼してもらうことも重要だと考えています。

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提案の方針で大切にしていること

ヒアリングをした上で、一つでも相談者のプラスにつながることや、一歩でも前に進むための提案をします。その提案の方針についても大切にしていることがあります。ここでは3つご紹介します。

「相談者が取り組める打ち手か。」

相談に来られる事業者の規模は様々で、持ちうるリソースもバラバラです。そのため、やるべきことをなんでも伝えるのではなく、相談者のリソースやスキルを踏まえて、提案するようにしています。売上アップに向けてやった方がいいことは色々ありますが、なんでもできるわけではありません。その方にとっての最適な一手は人それぞれなので、その提案の見極めに価値があるのだと考えています。

「相談者が取り組みたい打ち手か。」

提案した内容を実際に取り組むかどうかは、相談者自身です。相談者の方が「よし、取り組んでみよう!」と思わなければ前に進みません。だからこそ、相談者が「それなら自分でできそうだ!」「やったら効果がありそうだ!」と思ってもらうことが重要です。具体的な事例を紹介しながら、取り組んで成果につながるイメージを持ってもらいつつ、具体的なやり方までお伝えするようにしています。

「お金をかけない打ち手か。」

提案をする際、「自分だったらどうするだろうか、」と考え、相手にとってベストだと考えるものを提示します。しかし必ず結果がでるかどうかは、約束できるものではありません。

だから極力お金をかけずに試せる打ち手を検討します。そして可能性の芽を見出し、事業者さんが投資する価値があると判断されてから、お金を使えばよいと考えています。

そういった意味でも、事業者さんの一歩一歩を伴走するような支援を大切にしています。

今回は支援内容の前提について記載しました。次からは具体的な販路開拓や商品開発、情報発信のサポートなどについて紹介したいと思います。




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