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ビートメイクとの出会い

世の中がかわった

秋が完全に終わりを告げ、コートやマフラーが必要な時期のこと。
毎日会社に行く日々から突如、世界中で新型のウイルス感染症が猛威を振るい、映画やドラマのSF世界が現実になりました。子供から大人まで、外出の制限がかかり自宅で待機する日々を送ることになります。
そんな中、社会では「リモートワーク」「テレワーク」「在宅勤務」などの言葉が流行り、朝起きて着替えも髭剃りも髪の毛もセットもせずに、朝9時ごろ自宅の硬い椅子に座りパソコンを開いて仕事を始める生活が始まりました。もともと、映像制やSNSマーケティングの仕事をしており普段から撮影や打ち合わせなどで出張も多い仕事をしいましたので、外出できないストレスは慣れるまで時間がかかりました。またZoomやmeetなどのWEB会議にも戸惑いがありました。
仕事以外でも、友人とご飯に行ったり、旅行したりできないので、休みの日が苦痛に感じていました。そんな中、前向きに「せめてこんな状況だからこそ自分への投資をしよう」と考えました。もともと運動は苦手でしたので、通信で資格を取ろう心に決めて、行政書士の勉強を始めます。毎日2時間意気込んで勉強していましたが、2ヶ月と持ちませんでした。情けない話です。
次はInstagramを眺めていたら私でもできそうなアートの動画が流れてきました。これだと思い、観た次の日にAmazonでアクリル絵の具や筆などを買い込んで、見様見真似でアート制作を始めました。長続きさせるために、趣味のつもりで始めたのですが、夢は大きく「個展を開くぞと」口にしないものの心のなかでは、理想を描いておりました。ただある程度の作品ができたタイミングで、アイデアが思いつかず創作意欲がなくなり、これも10ヶ月ほどで制作しなくなりました。簡単に始めれるのですが、以外にも画材代が高く購入しづらくなったのも原因の一つです。芸大生はお金がかかるとは聞いていましたが、肌身に感じました。私の仕事でも新型ウイルスの影響で収入面でも厳しい状況に侵されておりました。早くいつも通りの生活に戻らないかと思う日々が続きます。退屈な時間はあるものの、自分が進化しておらず社会に取り残されるのではと不安に感じる毎日でした。それでも、なにかしなければと本を読むようになりました。最初はビジネス書や自己啓発書などを読んでおりましたが、息抜きの気持ちで占いの本や、小説などを読み始めました。ただそこでも、なにか心が熱くなるなにかに出会わなかったです。

アクリルアート

ちょっとした気づき

新型ウイルスの予防の為に、国が用意した2度目のワクチン接種したあたりの頃です。ようやく、マスクを付け外出が少し認められて来ました。ただ世の中は変わり果てていました。カフェや銀行などではアルコール消毒やアクリル板は当たり前、マスクを少しはずしただけで周りから嫌な顔をされる時代になっていたのです。リモートワーカー増え、東京を離れて田舎に住む人も増えました。私も少しずつ仕事が戻り始めていましたが、予定を組んでも感染した人がいるからとリスケになることも屡で、仕方ないとは思いながらもやるせない日々を送っていました。もちろんアート制作をしなくなってから、一向にやりたいことや趣味は見つからない状況はかわらずです。
それでも1冊の本に出会いました。その時の私は人にも合う回数がへりこんな事を考えていました。「本当にこんな人生でいいのか」「仕事も今のままでいいのか」「また世界を揺るがす災害があるかもしれない」など自暴自棄にいました。そんなとき「適職の地図」という一冊に出会いました。簡単に説明すると7日間で自分の強みを明確にし、やりたいことを明確にしてくれる本です。最初はこの1冊の本で見つかるはずがないと思っていましたが、私はやりたいことがフワッとですが2つも見つかりました。
一つは今までの経験をいかして、SNSマーケティングで副業をすること。
これに関しては、別の機会に何処かで発信しようと思います。
もう一つは小さい時に憧れていたけど出来なかった。または避けてきた事を今から始めようと決めました。それは「音楽」です。
音楽と言っても学生時代に友達にもらったエレキギターを部屋に飾る程度で、諦めというかチャレンジすらしていない状況でした。いまこの記事を書いて思うことは何も続かない、諦めがちな性格だということです。皆さんはもう気づいてますよね。なぜ音楽を始めようと思ったのかは次に章で

適職の地図

少しのワクワク

薄手のコートにマフラーが必要な桜の季節に、花見も出来ない外室制限が解除されない時のことです。
一冊の本に出会い、それから音楽を趣味にすると動き出した時、自分の中で少しずつワクワク感が出てきました。ただ音楽と言っても奥が深いし、楽器はエレキギター、アコースティックギター、ベース、ピアノなどいっぱいあります。楽器以外にも、作詞家、作曲家などもあります。
自分の中でぼんやりと思い描いていた、音楽は歌うのではな演奏したい。でもなにを演奏したいかは、まだ決まっていませんでした。ここにきて音楽とはいったものも、漠然としすぎててなかなか、これだと思うものは出て来ませんでした。とはいえ、いろいろと探求しだすうちに音楽にふれる回数が多くなり時間があればYouTubeやSNSで音楽の情報を発信しているコンテンツを片っ端から観たり聞いたりしました。
はじめに、気になったのがDTM(デスクトップミュージック)に興味を持ちました。これは、仰木日向先生の書籍「作曲少女」「作詞少女」を読んで影響をうけ、ゼロから曲を作れるのが魅了で楽器が弾けなくても曲が作れるんじゃないかと思ったけど調べれば調べるほど奥の深さと難易度の高さに、まだ手をつけれないなと思い諦めました。作曲少女シリーズは素人の私でも音楽と面白さと奥深さがわかりやすく、女子学生の日常と音楽に対する夢や希望がストーリーになっていて読みやすいし、音楽をやりたと思わせる一冊です。

作曲少女

それとエド・シーランのライブパフォーマンスを観た時に、衝撃を受けたルーパーでの演奏です。そもそも「ルーパー」の意味を当時はわかりませんでした。
ルーパーは音を録音し、繰り返し再生させる機械です。それを駆使して、ギター演奏のソロに、ギターを打楽器のように叩いてパーカッションを録音し、演奏を一人で完結させます。それがかっこよくて、ファンになりました。自分でもやりたいと思うようになりましたが、ギターの技術を身につけるまでに心が折れると思い一旦断念しました。

そもそも、音楽できるの?やる気あるの?って思っている皆さん。私もそう思ってました。でもここで、大きな出会いがありました。出会いと言うと大げさですが、ルーパーを調べていくと動画のおすすめ欄に全く見たこともない音楽機材がよく出てくるようになったんです。

壁の向こうにも壁

まだ肌寒い真夜中、デスクで灯りもつけずにパソコンの光だけで夢中である音楽機材について調べていた。その機材は16個から64個のパットがついている機材でした。それを使って、パフォーマンスをしている動画を時間も忘れて見ていました。ヒップホップ系の曲が多いのですが、ロックやポップス、チル系の曲まで扱う人によって音楽のジャンルはさまざまでした。名曲をアレンジしたり、オリジナルの曲を流したり、パットを押す場所によって、いろんな音や曲が流れたり、ドラムが演奏できたりと、パフォーマンスを見ているだけで楽しくて胸が高鳴っていました。またDJとは違うかっこよさを感じていました。音楽クリエイターで言うとところの作曲家とは思いますが、「トラックメイカー」「ビートメイカー」と言うそうです。恥ずかしい事に私は初めて聞く言葉でした。日本では「トラックメイカー」と言うそうです。歴史的に語ると話が長くなるので、ここではやめておきましょう。ただ、ギターのような弦楽器よりはまだまだ歴史浅いようです。
前置きはさておき、私はビートメイクに魅了されていくことになります。
音楽をやっている友達はいますが、ビートメイクできる人は近くにおらず、ある程度の情報をネットやYouTubeを見て調べきったのですが、ここでまたも壁にぶち当たります。

悩みに悩んだ

いつかの休日の朝、コーヒー片手に携帯で動画を見漁っている。もちろんビートメイクの動画だ。海外で有名なビートメイカーの「DJ Premier」「J.R Rotem」「Pete Rock」は毎日のように聞いていいた。国内アーティストでは「SUKISYA」「KREVA」「Seiho」「Qrion」など、好きで毎日聞いている。とにかくめちゃめちゃかっこいい!ビートメイカーと言っても色々あるみたいだ、曲を作って自分で歌っている人もいれば、パットを使って曲やドラム演奏をしてパフォーマンスしているアーティストもいる。「フィンガードラム」と言うそうだ。世界的に有名なのが「JEREMY ELLIS」凄すぎて訳がわからない。その他にも国内では「スペカン」「STUTS」「MPC GIRL USAGI」など有名な方々がいます。それぞれ個性があれど使っている機材は似たようなものばかりだ。私は新型ウイルス中に自己投資で始めた司法書士の勉強やアクリルアート制作など1年半も経たずに2度も挫折をしている。本当に勢いで音楽を始めていいのか、それも人口が少ないビートメイクというジャンルで、悩みに悩んでいた。次は挫折したくないと思うと、不安が大きかった。その他にも悩みはあった、「なにを目指すのか?」「機材はなにを買えばいい?」「どこに売ってるの?」「練習するためのお手本があるのか」など、始める前から自問自答していた。冷え切ったコーヒーを飲みながらも心のどこかで、ふつふつとやりたい気持ちと不安が交錯している。

性格的に

私はすぐ相談そるほうだ。人間関係、家族、恋愛、お金、仕事などなど気の知れた友達にはすぐに相談してしまう。

ランチ


雲ひとつない青空の休日、友人と昼食をとりながら近況報告したり他愛の無い話をしながら相談してみた。最近やりたいことがあって、「音楽を始めようと思う」と相談した、友人は一言「もう決まってるんでしょ?」と言葉を被せるように言った。あまりにも自分の性格を見透かされすぎて、どうせすぐに飽きるでしょと言われているかのうようだった。不満そうな顔をした私を見かねてなのか「初めてないのに楽しそうな顔してる」と笑いながら言ってきた。その時、考えている暇があったら行動しろよと言われた感じがした。そうだよね、やってダメならまた考えればいいし、向いてる向いてないに気づくのも一つの成長だと思い、音楽知識ゼロの素人がビートメイクの扉を開こうとしている。
もう一つ私は何でも形から入るタイプの人間だ。いい事ではないとは自覚しているが、モチベーションを保つためには形も重要だとも思っている。お金がかかる性格だ。音楽を始める時に、誰もが最初にワクワクする事は楽器選びだと思う。友達とのランチ中も、どの楽器を買おうかと話そっちのけで携帯で調べていた。ランチも終わり早々に自宅に帰りビートメイクを始めるための楽器選びを始めていた。

始まりの始まり

ようやく新しい趣味の「ビートメイク」「フィンガードラム」を本気で始めることにした私だだった。この時は趣味とは言えないレベルだが、心のなかでは趣味だと思っていた。これから、機材を含めてた音楽の基礎知識とビートメイクの事をここで、情報発信をしていきつつ、自分自身の振り返りの為に記事を書いていこうと思います。ただただ、情報発信をするのではつまらないので、私なりの1分小説風にストーリーぽくして、その時の喜びや苦悩などを記事にして行こうと思います。これに関しては、誰も興味がないと思いまので自己満足の記事になります。
まずはゆる~く続けることを考えていました。いつも中途半端な私がこんなにも長続きするとは正直思っていなかった。
ここまで、お読み頂いた方は相当な暇人です。お付き合いいただき、ありがとうございました。次回の記事からは、しっかりと為にな情報を発信できればと思っております。良ければ登録お願いします。

MPC

                             
                                                                                                    GAKU NAGASAWA


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