ロッキン藤原の書店堂々

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ノート

25.陽炎 サンタナ

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

電車を降り、駅前のロータリーを横切り、県道にでる。その道を登り切ると目的の書店は見えてくる。
夏ならば陽炎が立ち、スーツのしたで汗が流れていくのを確実に感じられる道のりだ。
なぜ暑いのにスーツを着ているいるか、というと、僕にとってスーツは、力士のちょんまけとふんどしと同じで、な

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24.切り込みのタイミング ドクター・フィールグッド

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

店に入ると担当者は接客中。
暫く待っていたがなんだか様子がおかしい。
こりゃ接客ではなくお客に捕まっているな?

書店ではよくある話だが、店員と長々とお喋りをする客がいる。
そのパターンらしく、それから15分から20分待ったが逃れられないらしい。これは救援にいくしかない!

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23.友よ、ありがとう グレイトフルデッド

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

「今日はぜひぜひ!お願いしたいことがあるんやけど」
「何やねん。言うてみ」
「4月にビジネス書を出すんやけど、お世話して欲しい」
とチラシを見せ、内容を説明すると
「よっしゃ、分かった。あそこに積んだるわ」
あそことはレジ前平台の「新刊、話題書コーナー」大手版元の新刊がズラリと

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22.根本的な改良 アンクル・テュペロ

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

書店に勤める彼女は元WEBデザイナーだとか。彼女が言うには
「仕事は元々あるプログラムを現状に合わせて改良していくというものだったんですが、既存のものにプログラムを足していくことになり窮屈なものになって根本的な改良にならないんです。この部分が苦労するんですよ。」
「そう、書店の

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21.釣り サンタナ

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

カウンターの上に仕入れたばかりの釣りエッセイが置いてあったので、「釣り、やります?」「好きです。」「海?川?」「川です。」という会話からスタート。
「僕は、釣りと言えば川で。ちなみにバス釣りですけど、○○さんは?」
「山奥の出身で、地元が鮎なんかでも投網が使える環境です。そんな

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20.時間 ジェイムス・テイラー

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

この店に来ると、本のある生活が人生を豊かにすることを約束してくれているような気がする。
「○○さんいますか?」
レジの女性が「休みです」。
そう言われてもガッカリすることがないのがこの店。
「ああそうですか。しばらく棚を見せてもらいます。」

「モクチン」「場のデザイン」「アル

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19.休息 ザ・バンド

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

営業という仕事はとにかく歩く。
書店から書店へテクテク。
ターミナル店ならいいのだが郊外の書店の場合、駅から2キロ以内だと歩く、2キロ以上だと行かない。往復4キロは結構きつい。平均して一日の歩行距離は10キロ~15キロといったところだろうか。当然のことながら休息が必要になる。

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18.BGM ニール・ヤング

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

BGMが流れている書店が少なくなったと思う。僕の耳に入っていないだけか?
僕が若い頃に勤めていた書店はBGMを流していた。今では分からない人が多いと思うが「8トラックのカセット」だった。「音が歪んでいる」と音感の鋭いお客さんに叱られたこともあった。曲はクラシックだった。

書店

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17.支配 バッドレリジョン

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

○○プロデュースという書店のスタイルがある。開店する時に選書、レイアウトを有能な書店プロデューサーに任せるというものだ。
先日そんな店にお邪魔した。

「開店した時はこんなんじゃなかったんです。時間が経つにつれて何がなんだか分からなくなり、こんな棚に・・・」

選書センスのよい

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16.昭和のおばちゃん フランク・ザッパ

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

当社の本を管理してくれているのはこの店で30年近く働いているベテランのおばちゃんです。棚整理をしている女性は若いし、あのおばちゃんではないなと思いながら近づいて、「こんちわ」と声を掛けて振り向いたのは、やはりおばちゃんだった。

「横から見たら20代の女性やし、もしかしたら違う

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