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15.邪魔やったら AC/DC

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。

書店に入り担当者と顔を合わせるなりすぐに
「あれ? この間いらしたばかりなのに。一年に一回だと思ってた。」
「あんたやからまた来たんやで。イヤ、邪魔やったら一年に一回にするけど・・」
「そんな・・・」
という変な入りから今日は始まった。
まだ訪問回数は少ないのだが、こういう会話が出来るということは、だいぶ慣れてくれたようで一安心。

この店は建築技術専門書がよく売れる。ある本は7冊売れた。
「切らさずに補充したのがよかったと思います。」と彼女は得意気に言った。
「そうやね、売れるもんはとことん売る、諦めない。それがええと思うよ。」
熱心に本を売ろうとする彼女にはいろんな助言をしたくなる。しかし次に行った時「あれ?また来たの」と言われるのだろうな。

HIGHWAY TO HELL/AC/DC(1979)

「ええ!またそれ? 前と同じやん」と言われることの神髄がAC/DCの魅力である。
分かっちゃいるけど恰好ええもんはええ。金太郎飴などと揶揄されながらもロック界の金字塔的存在として活躍している彼らのパワーの源泉はライブを見れば分かる。思わず首を縦振りしている自分に気付くはずだ。
だから「あれ? また?」は決して負の要素ではないのである。

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建築・デザイン・まちづくりなどの分野で本をつくっている学芸出版社のnoteアカウントです。イベントレポート、ブックレビュー、連載コンテンツ、試し読み記事などをお届けします。 HP|http://www.gakugei-pub.jp/

ロッキン藤原の書店堂々

学芸出版社営業部の名物社員・藤原が、書店での何気ないやり取りを手がかりに、自らのロック遍歴にまつわる雑感をつづります。【毎週火曜・木曜更新】
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