蒲田健の収録後記:高橋名人

“ゲームは一日一時間” 

ゲームの達人・高橋名人の最新刊「高橋名人のゲーム35年史」

元々はゲーム会社の一介の社員であったのに、ひょんなことから”名人“を

襲名することになった高橋名人。いわばむちゃぶりからスタートした名人人生。

先行した形の肩書に追いつくために公開の場で実践を積み重ね、本物に

なっていった。代名詞となった”16連射“も実地訓練の賜物。

地位、肩書が人を作るという好例である。

とかく子供をスポイルする存在として、主に母親層の目の敵になりがちだった

ゲーム。どうしたら、親世代も含め、広く一般に受け入れられるような存在と

なれるのか。その戦略上に現れた名言「ゲームは一日一時間」。

ゲームを売る側としては、一見自らの首を絞めるかのようにも聞こえる言葉だが、

長い目で見たら、親の一定の理解も得られ、結果的には普及に寄与することと

なった。

様々な試行錯誤、紆余曲折を重ねた35年であったが、テクノロジーの進歩は

あまりに速くあっという間であったという。確かに‘69年のアポロ月面着陸から

10年経たない’78年にスペースインベーダーが登場し、5年後の‘83年には

ファミコンが発売、という加速感は尋常ならざるものだ。

当事者としてはなおさらであろう。

そのうえでこれからはどうなるのか。高橋名人の捉えるところでは、

視覚・聴覚のフィールドは技術的には極まりつつある。考えつくものはかなりの

ものが実現可能になっている。だからこそこれからはアイデア勝負の時代。

事実、例えば動画のジグソーパズルなど、リアルの世界では難しいものでも、

ゲームの世界では実現されているものもある。バーチャルワールドでのスキルを

競うeスポーツは世界の潮流となってきている。

この35年で爆発的な進化を遂げてきたゲームの世界は、次の進化段階の

フェイズに入ってきているようだ。

「デジタルの 進歩の度合い おそるべし

           あっという間の 35年」

P.S.ほどなく還暦を迎えるという高橋名人。世間的には老いてゆくことになるが

名人的には還暦過ぎたら今度は一年ごとに年齢が若くなる設定となっているとの

こと。ゲーム仕事半分、そして他の趣味に充てる時間半分で、人生をもっと

楽しみ尽くしたいという名人。ゲームの名人は、楽しむことの名人です。



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インタビュアー蒲田健の収録後記

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