芥川賞受賞から実に7年ぶりの新刊。朝吹真理子、『TIMELESS』を語る。
2011年、『きことわ』で芥川賞を受賞。
それから7年の時を経て遂に刊行された
朝吹真理子の最新作『TIMELESS』。
恋愛感情のないまま結婚し、“交配”を試みるうみとアミ。
やがてうみは妊娠し、アミは姿を消す。
それから時は流れ2035年。
父を知らぬまま17歳になった息子のアオは、ひとりならへと旅に出る。
日常、六本木のススキの原、江戸時代、友人、家族、雨・・・
この時代の理不尽さと不穏さの中で時は流れ、永遠に続いている。
そして今この時も続いている。
人間とは何なのか?
理不尽さと不穏さは誰の仕業なのか?
「音楽のアルバムのように読んでほしい」
そして気になる次の作品についても!
キーワードは、“ハルキゲニア”。
※音源をダウンロードする場合は、パソコンで画面を開き、
再生ボタン下の「ダウンロード」ボタンより行ってください。
朝吹真理子
1984年東京生まれ。慶應義塾大学大学院国文学専攻修士課程修了。デビュー作『流跡』(「新潮」2009年10月号掲載)で堀江敏幸氏選考によるドゥマゴ文学賞を受賞。2011年『きことわ』が(「新潮」2010年9月号掲載)芥川賞を受賞。最新刊は新潮社『TIMELESS』。
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