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最近泣いたこと:キャリアコーチをやりながら年を取ると、感情の移入先が変わる

【正月にスラムダンクを観て号泣】

映画『THE FIRST SLAM DANK』、ご覧になりましたか?
僕の小学校の頃は、第二次週刊ジャンプ黄金期でして、ドラゴンボールや幽遊白書と共に少年少女達の月曜日を独占した漫画「スラムダンク」が、アニメでも描き切れなかった最終章のクライマックス「山王戦」を描くと聞いたら、これは観るしかないですよね。
1月2日についに鑑賞したのですが、年末頃には、観に行くのが楽しみ過ぎて、頭の中で「あーなただーけ見つめてる~」が鳴りっぱなしでした。

僕が館長をやっている我究館に通う大学生たちに、こういうスラムダンクの思い出話や例え話をしても、「あ、すみません、オレ読んだことないっす」と言われ、衝撃を受けることが増えました。
僕らおじさん世代の人間からすると、「オレ、カレー食べたことないっす」と同じくらいの衝撃なのです。
はぁ。青春のバイブルが変わりつつある。
呪術回戦、読もうかなぁ。

スラムダンクは、バスケットボールがテーマの高校生青春サクセスストーリーです。
バスケ人気を劇的に高めたことはもちろんのこと、スポーツに熱中する中高生にとっては、「勝ち方」のバイブルでした。
あとから『スラムダンク勝利学』という著書まで出て、ベストセラーになったほどです。
スポーツだけではなく、受験や就活なども含めて、「勝負事」にチャレンジする人には是非とも読んで欲しい本です。

スラムダンクを初めて読んだ時も、泣きました(けっこう皆、泣きましたよね)。
若く幼かった僕は、「神奈川県予選の海南戦で主人公の桜木花道が致命的なパスミスをして勝利を逃し、泣いていた時」、「インターハイ2回戦で、”最強”山王工業に大逆転の末、勝利した時」など、主人公の桜木やエースプレイヤーの流川が、活躍したり、挫折したりするところに感情移入したものでした。
(この二人のハイタッチの絵は家に飾りたいもののひとつ。笑)

ところが、20年以上の時を経て、映画『THE FIRST SLAM DANK』で 久しぶりにスラムダンクの世界に入ったら、僕の感情の移入先は変わっていたのです。
ネタバレしないように注意深く書くと、主人公がいる湘北高校のあるプレイヤーのお母さんが出てくるのですが、彼女と息子のすれ違いと葛藤の日々が描かれるたびに、嗚咽が出そうなくらい泣きました。
そして、赤木キャプテン。通称「ゴリ」というあだ名で知られる、湘北高校バスケ部のリーダーですが、彼が苦悩の末に素晴らしいチームメートを得て、夢だった全国制覇に挑戦している姿に心を打たれて、これまた泣いてしまいました。

大人になったのだなぁ、と思いました。
僕は、いつしか、若い子達を「応援する側」「率いて導く側」に感情移入するようになっていたのです。
もちろん、長年教育に携わっているし、我究館でキャリアコーチをしながら、館長として若手コーチの指導・育成に従事する日々を送っているから、そんな立場で描かれる登場人物に心が持っていかれたのだと思います。
でも、年を取ると、自由闊達に夢を追いかけている若者や助けてくれる同僚達への想いが積もりに積もって、自然とそちら側の視点で物語を観察してしまうものなのでしょう。

【なので、正月から気合いが入りました】

さぁ、就活・転職を志す皆さん、春がやってきますよ。
自己分析は済みましたか?
ほんとに、ほんとに、やりたい事を目指せていますか?
それをやるために、十分な努力をしていますか?

これから就活生になる若者達。
先輩方の背中を見て、「なんとなく就活始めよう」を「絶対内定で就活を始めよう」に変えていきませんか?
さらには、この春から「何か変わろう!環境を変えよう!」とそわそわしてる転職志望者の皆さん、セカンドキャリア、サードキャリアに向けた準備は整っていますか?

24卒の追い込みと、25卒の変化の始まり、社会人たちのキャリアの躍動が交差する季節が来ました。
最近の大寒波が過ぎ去った後、就活生や転職者の皆さんが充実した春を過ごせるよう全力サポートすべく、我究館も大忙しになっていきます。

僕自身、自分の「ありたい姿」を実現できるように、引き続き「応援する側」と「応援される側」両方であり続けます。
そして、僕と関わる全ての受講生が、「ありたい姿」を実現できるよう、今日も努力します。


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