贈る言葉

明日(というか日付変わって本日11月1日)から札幌なので天気予報をチェックしていると、朝晩は当然冷え込むようなのだが週末は少し暖かくなるらしい。暖かくなる、といっても札幌のそれは東京の暖かさとはまた違ったものだろう。冷え対策のインナーを多めに持っていくべきだし、季節を先取りした上着が必要かもしれない。

それがどんな寒さだったか、もう忘れかけている。行けば「ああ、こんな感じだった」と思い出すのだが、それはもうそこに暮らす人達の実感とは違う。あくまでビジター感覚で、千歳から羽田に降り立った瞬間にきれいサッパリ忘れてしまう程度の「ああ、こんな感じだった」だ。

モノは捨てられないくせに、思い出は割とあっさり捨ててしまうような人間なのかもしれない。義理堅くない、失礼な野郎である。

でも逆に、誰かにあっさり忘れられてしまうというのは意外と気持ちいいかもしれない。その誰かのなかで僕はもうすでに死んでいるのだ。
昔の友だちに再会したときの驚いた表情、まるで死んだ奴が生き返ったような驚いた表情、それはあながち間違いではない。彼のなかで僕はもうすでに死んでいたのだから。そう考えると、関わり合う人の「心のなか」でしか僕は生きられない、ということかもしれない。

呉で過ごした誕生日のことはこのあとしっかり紙媒体で書く予定なので(僕に親交のある紙媒体……といえばもう)まずは会場に来ていただき、歌を聴いていただいた皆さんに御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。楽しんでもらえたかな。お土産は喜んでもらえたかな。
それから森田恭子さんをはじめ、呉在住のさまざまな方のお力をお借りして今回のようなある意味無茶な企画を実現することができました。本当に感謝しています。そう、そしてヨースケくんにも感謝の言葉を。

誕生日を遠く離れた街で過ごすのはなんだかとてもいいものでした。毎年、行ったことのないいろいろな街で誕生日を過ごしてみたい気持ちになった。ライブをしてもしなくても。
呉という街の雰囲気も手伝ってか、しみじみと歳を重ねられる喜びを噛みしめることができました。

まあ来年のことは来年考えるとして、ひとまず元気でいられることを感謝するようになったというのは41歳という年齢もあるのでしょうか。皆さんも元気で過ごせますように。

もう荷造りはあきらめて寝ることにします。


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菅原龍平

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