DJにおける楽曲管理について

最近もろもろの事情からCDJ-350とDJM-350を購入して、晴れて二年半に及ぶPCDJ(TRAKTOR)生活から脱却を図ろうとしている僕なのですが、楽曲管理についてちょっと色々まとまったので、公開しようかと。

今回に関しては、今まで使ってきたNative InstrumentsのTRAKTORと、Pioneerのrekordboxを併用するという前提の話です。

基本CDを焼いてそれに一本化すれば解決する話なのですが、やはりPCDJの方が有利な環境(現場の話CDJが古すぎる型だったり、壊れていたり、CDJがなかったり、Pioneer製じゃなかったりetc...)というのがあるので、そこは置いておきましょう。(安東英治は全ての現場でCDで出来るのがプロと言っていますが…)

まずTRAKTORを使っている人の大半は、おそらくですがTRAKTOR内に内蔵されている楽曲管理用のライブラリを使っている場合が多いと思います。プレイリストも作れるし、評価も付けれるし、BPMは表示されるし、ハーモニクスまで表示されるという至れりつくせりな機能ばかり。けどTRAKTORのライブラリをそのままrekordboxへ移行するのは難しく(出来なくはないんだろうけど)、ソフト別に作るとしても非常に手間だし、なによりインタラクティブではない!という問題が起こるわけです。

そこで提唱するのが、皆さんご存知というか、多くのDJが使っているであろう「iTunes」への一本化です。

個人の問題なのですが、本当にiTunesが嫌いでして(UIやら仕様やら)これまで敬遠してきたのですが、iTunesには自動でプレイリストを作ってくれる「スマートプレイリスト」なるものがあるみたいでして、これを使えばよりスムーズに、ストレスレスにどのソフトウェアにも対応したプレイリストの制作が可能なわけですね。(めっちゃ便利)

スマートプレイリストについては、ググったら出てくると思うのですが、ようは条件を指定して、自動的にプレイリストを生成・更新・保守してくれるというすぐれた機能です。詳しくは↓の記事とか読むと!http://support.apple.com/kb/PH1739?viewlocale=ja_JP

なのでこれまでTRAKTORで運用してきた楽曲をまずそのままiTunesにぶち込み、あとは自分の好きな条件でスマートプレイリストを生成していけば勝手にジャンル・レート・BPMごとにプレイリストが作られ、後から楽曲を追加しても、そのメタデータを整理してあげれば一回の更新で複数のプレイリストに反映されていくわけですね。

あとはこのプレイリストをTRAKTOR及びrekordboxのiTunesからプレイリストを参照する方法でインポートしてあげれば、常にどちらのソフトも最新の楽曲が反映された状態で使用ができ、今日はUSBの現場だから〜とか、今日はTRAKTORの現場だから〜だとかで、どちらのソフトが更新されていない!みたいな事が起こらないわけですね。(便利!)またCDで楽曲を管理されているDJに関しても楽曲整理については同じように行えるので非常に便利かと…!

自分は基本的に「ジャンル」と「ジャンル+レート」「イベントごとのプレイリスト(これは手動)」の3つで管理してます。

ただある大量の楽曲を全てrekordbox経由でUSBにれると次はブラウジングが面倒くさいので、ここでレート4以上の楽曲は現場でしようするという自分ルールを作り、「ジャンル+レート」のプレイリストだけ現場に持ち込むようにします。そうすればサンクラで毎日何十曲と掘ってきても、現場でかけれるレベルの楽曲はレーティングで整理され、非常にスムーズに選曲が出来るのではないか!と思っているわけです。


てなわけで、もっと便利で画期的な楽曲管理の方法はたくさんあるかと思いますが、一応自分が思いついた範囲のものをまとめておきましたので、皆様ご活用くださいませ。