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エフェソの信徒への手紙 3章/接続詞

エフェソ人への手紙3章1節は「こういうわけで」から始まり、13節まで続くAの部分と
再び「こういうわけで」から始まる14節から「アーメン」で区切られるBの部分に分けられる。

パウロは囚人である自身の状況を語る(1-5節)。
これが「すなわち」で話題が継承され異邦人が神の民の一員なる話に転換される(6-9節)。

更に「こうして」で受け継がれ神の計画について語られる(10-12節)。
そして最後に13節の「だから」から結論が述べられ、最初の話題、つまりは囚人となっているパウロの話に戻る。
つまりは環構造になっている。
これがAの構造ではないか。

Bも同じく「こういうわけで」から始まり18節から「また」で受け継がれ、最後に「アーメン」で話題が終わり、次に転換すると示される。
逆説の接続詞であるしかしなどは使用されていないため、Bは統一的な話題を扱っている。

神がキリスト者の内なる霊を強めるという話題であり、これが本章最後の「アーメン」まで続く。

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