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持ってない人と思われたくない

他人に言われたらイヤな言葉がいくつかある。
「ダサい」「ウザい」「面白くない」「頼りない」「気が利かない」「優しくない」「男らしくない」等々。

そしてもうひとつ。「持ってない」とは言われたくはないし、思われるのも嫌だ。ここで言う「持っている」は「所有している」ではなく「目に見えない特別な力や運を持っている」の意味。

最近私は、高校時代からの友人でゴルフ仲間の C君から「雨男」の謗(そし)りを受けている。今年彼とのゴルフは3回とも全て雨。1回目は間断なく降る小雨、2回目は予報よりも降り止むのが遅く、やっと止んだと思ったら濃い霧が出て来て難儀した。前回ラウンド時の雨が最も酷く、ずぶ濡れになってハーフでプレイを断念。今週水曜日もC君とのラウンドを予定していたが、予報では結構な降水量らしく、無念ながらキャンセルした。
※C君以外と行ったゴルフは曇りだったのでトータル1勝4敗となる。

C君曰く、「お前のいないゴルフや、山行は全て快晴だった!」 「お前が雨男だ!」と口さがない。まるで中学生のように私を責め立てる。我々は今年68歳、お互い孫もいるのだが。

「雨男」は「持ってない人」に分類される。
「持ってない人」は自分が不幸なだけでなく、周りも不幸にしてしまう。
"サウイフモノ二ワタシハナリタクナイ" のだ。  絶対イヤなのだ!

調べてみた。愛知県の年間の降水日数は約110日。降水日とは、一日の降水量が1mm以上あった日のことを言う。約30%が降水日率とすると、私のゴルフでの雨遭遇率80%は異常と言わざるを得ない。しかもそれらの日の降水量は1mmなんてもんじゃなかった。

C君が私の note を読むことはないので正直に言う。今年の私は雨に祟られている。⇩は4月の天気まとめ。3日は前述のハーフで上がったゴルフの日。そして8日は所要があり車で埼玉~翌9日は鎌倉観光を楽しみにしていた。しかし両日とも雨。特に9日は雨も風も酷く、初めに行った大仏ですっかり濡れそぼり、鶴岡八幡宮や補陀洛寺行きは諦めた。大雨の向こう江ノ島は遠くにぼんやり寝ていた。  ※タイトル画像は4月9日の天気図

2024年4月 名古屋の天気
3日は大雨のゴルフ 8日は所用で埼玉~9日は鎌倉観光

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どうやら今年の私は「雨男」のようだ。C君と言い争っても勝ち目は薄い。当分の間C君とは距離を置き、会っても天気の話題は極力避けよう。
そしてほとぼりが冷め、潮目が変わるのを静かに待つことにする。

< 了 >

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