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ブルバスター 第2話「金がない!船もない!?起死回生の一手は「波止ブランド化計画」?」雑感

第1話では巨獣の登場と撃退まで詰め込んでやってくれたので、第2話は予想通り現状説明回。
・龍眼島では過去に巨獣による人的被害もあったらしい(住民数名死亡)。
・その後ガス漏れ?で島民は全員避難。巨獣被害は忘れられる。
・巨獣の存在は公にされていないため、自衛隊の災害出動もできない。

そういう経緯で、島を開発したい塩田化学などの思惑もあり、零細企業の波止工業が害獣駆除の名目で、巨獣退治を行っている、という感じなんですかね……?
公式サイトの相関図見ても、公務員系のキャラクターが居ないので、現状は民間の利益優先で現状が形作られているのかな、という印象です。

主人公沖野鉄郎は他所から出向してきたキャラクターなので、こういう現状の説明を受けるにはうってつけですね。
そしてそういう現状が鉄郎と視聴者に伝わったところで存在感を発揮したのが経理の片岡さん。
ブルバスターは動かすたびに赤字になる、と厳しく伝える片岡さんに、驚く鉄郎に言いたいことがありそうな武藤さんにアル美。まあ、第1話の激戦を見ると、そこまでスマートな対処は難しいと思いますが、もっと予算もらえないんですかねえ……?

と思っていたら続くシーンで、本土(多分若松区)から輸送していた船も使えなくなるという話が。公にできないとは言え、本当に世知辛いロボットアニメですね。

その世知辛い現状を打破する第一歩が、会社のロゴデザイン刷新や、webサイト立ち上げによる「ブランド化」になります。まあ確かにロゴもインパクトありますし、ブルバスター活躍している写真があれば、注目は集めそうですよね。最近だと登場できるロボット「アーカックス」のニュースは頻繁に取り上げられていますし。
因みにブルバスターの世界観では、二足歩行ロボットの普及はいかほどなんでしょうね。脚がキャタピラのブルローバーが零細企業で買えるくらいなので、現実の2023年よりは先のお話なのかも。
デザイン料10万円に驚く片岡さんは、お約束的展開ですが、ネット見ててもよく言ってる人いますので、あるあるですね。私もデザイン料の相場は知りませんが、ざっくり確認した感じでは、確かにかなり勉強していただいている印象。果たして費用に見合う効果は出るのでしょうか。

今回は夜のシーンが多かったですが、そのうちの一つ、社長の田島さんが自宅のアパート(若戸大橋が写ったので会社の近く?)に帰るシーンで、元気に迎える犬の花子と、落ちた写真立てを見て家族に思いをはせるシーンが印象的でした。花子、ちゃんと散歩させてねー。ストーリーの流れから、巨獣の犠牲に……とも考えましたが、公式サイトによると別居中なんですね。チェストに戻す時写真の面を底にしたのはそういう訳でしたか……。

また、鉄郎とアル美の衝突もベタながら良かったですね。どうしても外様でロボットオタクの鉄郎が、自分の力で波止工業を良くしようと思って(思い上がって)調子に乗りすぎてるな、と視聴者も感じているところで無愛想にノーを突きつけるアル美と、それでも自分の信念は曲げない鉄郎のやり取りは、結末含めていい感じでした。
片岡さんの扱い含め、本作は結構反感を買いやすい表現を、バランスに気をつけながら描いていると感じました。

次回予告を見る限りだと、鉄郎がいきなり退職届の準備をしている模様。どんなトラブルが起きるのか、ブルバスターの活躍はあるのか、北九州市の印象的なロケ地は映るのか?

次回も楽しみです。


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