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機動戦士ガンダム水星の魔女 第23話「譲れない優しさ」雑感

譲れないと書くと願いまでがセットになるレイアース世代。
あっちも女性主人公のロボットアニメですしねー。

オープニングも最終決戦仕様に。キャリバーンに乗るスレッタ、やっぱり苦しそうだ……。

さて本編は、スレッタとエリクトの戦闘と対話、ミオリネとプロスペラ、グエルとラウダの兄弟喧嘩、そして宇宙議会連合を抑えるデリングと、様々な戦いを同時進行で見せてくれました。

特に今回の出色は、エンドカードからも分かるように、グエル対ラウダ。ラウダの兄への複雑な思い、特に父殺しとペトラが死にかけたことで溢れる感情を、ミオリネのせいにしつつもストレートにグエルにぶつける様が心を打ちました。それを受け止めるグエルも本当に、本当に強くなって……。でも犠牲になっちゃだめですよね。ちゃんと伏線張ってやってきてくれたフェルシーの「馬鹿ですか」は感涙ものでした。勿論その前の兄弟出会いのシーンも最高で。兄弟とジェターク寮の結びつき、最高でした。

クワイエット・ゼロもべルメリアさんも頑張って阻止。まさか最終回前に止まるとは。なんか丸く収まりそうなところで疑似コロニーレーザーの「長距離送電施設(改)」で終わらせに来ましたね。デウスエクスマキナだなあ。クワイエット・ゼロ以外にベネリットグループ本体にも被害が予想されるのに撃っちゃうのは、流石に宇宙議会連合と名のつく集団がやっちゃだめだと思うので、個人的に終わらせ方としてこれはなしですよ。もはやただの虐殺で、こんなことさせるのは創り手のストーリーの放棄ですよ。水星の魔女ここまで、憎むべき悪役にも良い面があったという描き方していただけに、もう少しスマートな終わらせ方提示してほしかったなあ、と残念な気持ちです。

まあそれはそれとして、迫力の戦闘シーンの連続にはゾクゾクしましたし、エアリアルとキャリバーンの戦闘も、特にスレッタはエアリアルを傷つけたくない想いが強い中、ガンドノートを間に挟んでうまくカタルシスを描いていたと思います。

次回、最終回。大破したエアリアル、上手いことキャリバーンの中に入っていたりしないかな?そしてタイトルは、「祝福を君に」と予想します。

【追記】現時点での未回収の伏線。シャディクとミオリネの取引内容、エラン5号の行きたいところ、エリクトを止めた(多分)エアリアルの存在、あと他に何かあったっけ……?あ、バオリパック装備したのに目立った活躍がないデミバーディングに日の目が当たる時間はあるのか!?

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