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SYNDUALITY Noir 第23話「Over the limit 」雑感

宇宙(そら)はいいねえ……。やっぱりロボットアニメのクライマックスと言えば宇宙戦ですね!

前半はヴァイスハイトの襲撃を受け、残ったマリアのロケットで宇宙へ向かうカナタ、トキオ、マハトたちそれぞれの様子を描写。

特に印象的だったのはカナタとエリー。
まずはエリーを残してクールに去るアンジェ、何ワゴンですか……?
しかしそんなお膳立てまでされても、最後までいい雰囲気にならないこの二人。エリーもっと頑張れ!カナタここは察しろ!ギャルゲーの主人公か!って気持ちにもなったのですが、まあ彼らはこれからもゆっくり深める時間があるのかもしれませんね。
(いやでも帰れる保証無いってマリアから聞いてないのエリー……?)

トキオとマハトも吹っ切れた様子。ちゃんとマハトに謝れるトキオはホント主人公格。

沢山のお土産を貰って送り出されようとしているノワール。彼女が帰ってきて、ロックタウンの皆も嬉しかったし、旅立つのは寂しいのでしょうね。その感情はノワールにも宿っているようで、これが23話ラストの伏線にもなっていましたね。

イストワールではミステルを使ってメインコンピューター(?)にアクセスしているヴァイスハイトの姿が。彼の目的を達成するためあることを実行したようですが、それについては後ほど。

スペースシャトル型ロケットでイストワールへ向かう3人。よくコフィン3台も載せれたねえ、と感心していたら、ランディング装備をオミットするマリアさん。片道切符にも程がある。
そして冷静な二人に毒されて、ヤケクソで突っ込むカナタ。最後までこういうノリが残ってくれて本当に嬉しかったです。

たどり着いたイストワールは、地球のデータベース的な場所でした。
酸素も共有されてるので、昔は人も居た宇宙ステーションだったのでしょう。しかしイデアールに居た二人はともかく、宇宙の知識もそんなに豊富じゃないだろうカナタ、適応早いなあ。夢にまで見たイストワールの光景に本当に子どものように喜んでいるし。この作品の終着点として決着をつけなければいけない問題は残っているものの、こういうシーンにしっかり時間をとってくれるのは嬉しいですね(2回目)。

そして遂に、ヴァイスハイトとカナタたちの最終決戦へ。
22話で強烈な登場をしたノアゲームチェンジャーですが、無重力で狭所のせいか、はたまたラスボスデチューン補正なのか、そこまでの強さは発揮していない様子。それでもメイガス抜きで3人と互角以上に渡り合うヴァイスハイトは化け物なのですが……。なにかコフィンにも秘密がある?
しかも今回の戦闘は時間稼ぎの側面もあったようで、ついに発動するヴァイスハイトのオーダー。

それは世界中のメイガスを停止すること。彼が常々言っていた、人類にとって不要な存在として、彼らの存在を消去するに等しい行為。
しかしブルーシストとかエンダーズもどうにかできると言いながら、まずはメイガスに手を付ける辺り、ヴァイスハイトの拗らせ具合もすごいですね。絶対過去になにかあって、それは最終回で明かされると思いますが、どんな事があればここまで拗れるのか。
カナタとの一騎討ちで明かされることを期待しています。
……てか、ブルーシストとかエンダーズ、どうにかできるん?本当にそうなら、なぜ今までやらなかったのか、理由が知りたいところですね。

世界中のメイガスが機能停止する中、唯一健在なノワール。イストワールから送られたデータゆえ、イストワールのオーダーの影響を受けないのも、パスカルの回想で丁寧に描写されていたため、すんなり飲み込めました。少年漫画的な要素ではなく、ロジックで説得力持たせるの、とても良いです。
ここで見せるノワール初めての感情、怒り。友人としてそばに居たメイガスたちへの仕打ちにこみ上げる感情は本物。古賀葵さんの、朴訥だけど確かに怒りを感じさせる演技が最高でしたね。

次回最終回「My name is …Noir. Drifters agein.」。第1話「My name is…」に呼応するタイトルでかつ、後半は重戦機エルガイム最終回「ドリーマーズ・アゲイン」をもじっているのでしょう。
最後までサンライズロボットアニメのいいところを感じさせる作品にしてくれることが確信できる、いいタイトルだと思いました。
あーあと1週間で終わりかあ。



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