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機動戦士ガンダム水星の魔女 第16話「罪過の輪」雑感(次回予測追記)

今回も出し惜しみ無いなー。プロスペラさんの声色芸が最高でした。
罪過の輪、スレッタとミオリネもそうですが、グエルとヴィムのことでもあるし、地球と宇宙のことでもあるのでしょう。

今回判明したこと。
・エリィはパーメットに適合したものの、宇宙での環境に体が耐えられず死亡。生体データをエアリアルに移植。
・パーメットスコア8になれば、エリィは自分の意思で動けるようになるらしい。
・宇宙議会連合は、ベネリットグループへの強制介入を検討している。
・エアリアルの中にはエリィの意思はあるが、複数に分裂している様子。また、スレッタが心を許した人にしか動かせない?
・スレッタ、ミオリネの言葉でまたお母さん盲信モードに。
・プロスペラさんの口からついに「デリングへの復讐」の言葉が。ミオリネも血塗られた罪過の輪を認識。
・様々な思惑を胸に、ミオリネ、シャディク、グエルの総裁選が始まる……。

今回判明しなかったこと。
・つまり、スレッタって何者よ?

第2シーズン4話目にして、初めてMS戦が描かれない回でしたが、気になっていた情報が一気に明かされる回でもあり、また各キャラクターの思惑が描かれ、そして何よりミオリネとスレッタとの会合も描かれる回となり、かなり見応えのあるシーンが多い回になったのではないでしょうか。

しかしスレッタとミオリネの会話、序盤上げて途中から落とす流れがきつくて凄かったなあ。プロスペラさんもそこ自信あるから二人っきりにさせたんでしょうね……。この辺り、もう少しスレッタは揺れてると思ってましたが、そこは解釈違いでした。

ただ、スレッタがそうなるために、プロスペラさんは丁寧に伏線仕込んでいて。13話でミオリネさんに「仲直りしてね」って伝えてるんですよね。それでスレッタには「ミオリネはきっと分かってくれる」と伝えている。娘が抱いた違和感をさり気なく潰しつつ、ミオリネへの誘導も欠かさない。ちゃんとそこまで描いているからこそのスレッタの盲信っぷりなのですよ。決してスレッタが機械になっているのではなく、自分で考えて、お母さんを信じて進んだ結果、うまく言ったという結論にたどりつている。その信じられる土壌を用意しているから、プロスペラさんは魔法使いなんですよ。

ここでミオリネはプロスペラのスレッタへの洗脳に激怒するのですが、逆にプロスペラがミオリネに、お前も父親の所業を知らずに成長した同類と伝える流れが最悪で最高でしたね。自分はスレッタと違うと思っていたであろうミオリネへの強烈なカウンターパンチ。

もうここまでくると、謎の予想とかは意味が無いと思っています。近いうちにスレッタの正体も明らかになるでしょうが、それより彼女の母親からの解放がクライマックスまでの焦点として描かれるのでしょう。

次回第17話は「大切なもの」。グエルやシャディク、ミオリネの大切なものに続いて、スレッタは自分にとって大切なものを見つけることが出来るのか。母離れの時が近づいているのかもしれません。

ここでもう予想に意味はないと言った舌の根も乾かぬうちに次回予想!
ざっくりシャディク陣営、グエル陣営、ミオリネ陣営は総裁選に参戦すると思われ。更に16話でベルメリアと袂を分かったエラン(5号とオリジナル)もペイル社代表として参戦するのでは?
そうなると次回クライマックスでミオリネ発案で来るのではないでしょうか。
「総裁選は、決闘で決めさせていただきます!」

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