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機動戦士ガンダム水星の魔女 第22話「紡がれる道」雑感

頑張れデミバーディング、君が地球寮の希望の星だ。

クライマックス前の溜め、回でしたね。オープニングも少し変わり、いよいよラストに向けて盛り上がってまいりました。
まずはクワイエット・ゼロの圧倒的な空間掌握力を見せつけ、その力の限界も伝えるパート。しかしてっきりプラント・クエタから出てきたと思いきや、今回に向かっている描写。それではどこから運んできたんでしょう?そういう描写あったっけ……?

そしてミオリネに想いを伝えるスレッタ。とその前のフェンシング決闘。初代ガンダムのオマージュで、不器用なグエルの激励が身に染みます。
お互い間違えてしまった二人。それでも前に進むしかない、一緒に進もうと言える間柄についになれましたね。対等のパートナー。まだまだ未熟ですが、頭脳のミオリネと操縦テクのスレッタがそろえば、現状を打開してくれそうな気がします。スレッタの説得により扉を開けて出てきた、髪の毛ボサボサでだらしないミオリネの姿、全てを失い地球寮の皆に救われたスレッタにも重なりますが、今まで服や威厳で背伸びを続けた彼女だからこそ、生身の姿を大切な人に晒す様子が尊かったです。
地球寮の皆も勢揃い。グエルとエランに加えて、シャディクまでもミオリネと手を組むようになった様子。色々あったけどクワイエット・ゼロを止めるために一つの方向に御三家筆頭が向くことに。正直まさか最終決戦にアスティカシア学園が一体となって立ち向かう展開になるとは思いませんでしたよ。じわじわくる熱さ。
そして目覚めるデリング。ありがとう父の日プレゼント。もっと早くそういう優しい目を娘に向けようよ、と思いつつ、この戦いが終わったら、親子水入らずの時間を作ってください(フラグじゃないよ)。

今話のナレーションを務めた割にはあまり大きな動きがなかったエラン5号。まだ説得に間に合う相手がいるスレッタに対して発した「羨ましいな……」な想いを胸に、君も生き残ってほしいものですが、まだ21話で話した行きたいところの話出てきてないんですよね。議会連合が戦闘に合流してから動き出しそう。

クライマックスは遂にその姿を見せたガンダム、キャリバーン。ロングビームライフルに付いている推進器が、魔法のほうきみたいでしたね。パーメットスコア5をクリアしたスレッタが、どこまで耐えて継戦できるか。初登場時の音楽がテーマ曲のアレンジバージョンで、物凄くテンションが上がりました。エアリアルとの対決、対話の行方とともに気になります。
時を同じくして襲い来るガンダム・シュバルゼッテ。久しぶりに専用のディランザに乗ったグエルと相対するラウダ。兄弟で殺し合う悲しい終わりにだけはしてくれんでくださいよ……、な気分ですが、さてどうなることやら。

次回「譲れない優しさ」。エリクトの優しさは、母へのものかスレッタへのものか。スレッタの優しさもまた、母、エリクト(エアリアル)、そしてミオリネや学園の皆へ向いているのでしょう。説得成功なるか?またジェターク家兄弟対決やエラン5号の目的はいかに?

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