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「行く」か「作る」か

 台風19号の被害が甚大な事に心を痛めつつ、近場でのボランティアに参加し、腰も痛めてしまい心身共にダメージを受けています。

生活の一部が著しく欠けてしまった場所(被災地)では、会社の肩書も名刺も通用しないし関係ないし、1人の人間に出来ることが急に小さく見えるなとつくづく実感しました。できる事を精一杯、やりたいと思います。

表題の件

 「電脳九龍城」として有名だった「川崎ウェアハウス」というゲーセン(正式にはアミューズメントパーク)が11/17に閉店する事が決まりました。
世界最大のスラム街とも呼ぶべき、香港の九龍城。私が生まれた頃に取り壊されているようですが、それでも私が知っている程、史上最悪最強のスラム街だったらしいです。(詳細は割愛)

 廃墟、スラム街、アンダーグラウンドなものと退廃美と電気、そんな組み合わせがとても好きなので、「安全な場所にある」九龍城はとても魅力的でした。某グループで近日訪れる予定ですが、それにしてもあの景色が無くなるのは寂しいです。

あの景色①

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あの景色②

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格好良いですよね...

 先日のボルタンスキー展でつくづく感じたのですが、空間それ自体のエモさに魅せられた場所で、音楽やアート、表現をするってとても贅沢かつ興奮する営みだなと思います。

 今までは「行く」場所だった電脳九龍城が無くなるならば、これを「作る」事でしかこの虚無感は埋まらない。

 好きなアーティストの個展が終わった後に、そのポストカードやグッズで部屋を埋め尽くして虚無感を埋めるかのように、新しい電脳九龍城を作りたいという欲求に駆られております。

退廃美。退廃美と共存する生。

アートで表現するか、物質的に場所を作ってしまうか、電子世界の中で表現するか... 何にせよ、「行く」場所は1つ減って、新しく「作る」ものが1つ増えたのは確実です。

 虚無感と創造意欲は両立しています。

#電脳九龍城 #ゲームセンター #クーロン城
#退廃美 #廃墟

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